2010年度余暇政策論

担当教員によるコメント 

 

 

(各タイトルをクリックすると各レポートが提示されます)

 

 

714日(水)No.1からNo.12まで。司会は板谷。

721(水)No.13からNo.24司会は中村佳代。

728(水):No.25からNo.36まで。司会は手塚。

 

 

諸注意!:自由討議は1030分から開始。受講生は当日までに事前に各レポートをじっくり読み、レポート内容の中心的部分に関する質問や意見を予めメモしておくこと(レポートを印刷する必要はなし)。報告者による補足説明1分の後、自由討議(司会者の意向で順番の変更は可。また、司会者は複数のレポートをグルーピングして自由討議の対象としても良い。レポート毎に等分の時間を確保する必要はなく、司会者の判断で好レポートには相対的に多くの時間を割いてほしい)。なお、終了は1150分を目途に。

 

 

 

 氏 名

テ ー マ

中村 佳代

「誤った健康志向と偏った食生活における改善策とは何か」

「糖質、脂質、たんぱく質といった三大栄養素」はぜひ覚えておこうと思った。「カロリーオフ」表示や「サプリメント」の無自覚な受容に警鐘を鳴らしている。「食品の組み合わせ方」への気遣いと実践こそが自らの健康を守る砦であると感じた。

黒川 佳美

「テーマパークの取り組み〜入場者増加への取り組み・地域との関係〜」

リピーターを飽きさせないハードとソフトの頻繁な更新と超一流の「接客・おもてなしの心、人材育成術」。これらに地域貢献が加わり、あたかもこの分野での両テーマパークによる寡占市場が形成されているかのようだ。恩恵を享受するという意味で浦安市や大阪市は特権都市なのだろう。

菅原 穏

「喫煙を考える」

タバコに関する一通りの基礎知識を読み手は習得できたと感じるかもしれないが、各項目間の関連性や問題意識、レポート本来の書き手の見解があれば。

中村 真也都

「オリコン上位の新たな常連‐その秘められた可能性とは‐」

「メディアミックス」理解の手助けとなる事例が丁寧に説明されている。「見る」「飾る」だけに収まらないCDジャケットの魅力、購買者によるネット上での発信など、「アニソン」が電子世界の申し子のような様相を呈しつつある状況を見据えた好レポート

野沢 一希

「動画配信サイト『ニコニコ動画』の普及による社会への影響と問題点」

「コメント機能」の持つ強力な波及力にたじろぐ思いがした。今後、若者の政治参加を促す重要なツールになり得るだろうし、市場における宣伝・購買活動、さらには社会機能の維持に欠かせない存在となるだろう。

細川 いずみ

「新たな国際交流の場を考える−ゲストハウスの可能性とは−」

経験にもとづく4つの魅力が読み手に浸透してくるかのようだ。住民も含めたゲストハウスの交流の在り方に定型はないという指摘はまさに慧眼。肩肘張らずに他者との人間的交流を実践する貴重な「空間」として、人間的豊かさの可能性を提示した好レポート

青木 健資

「子どもの遊ぶ権利の実現のために学生ができること」

「子どもに最も近い大人」である学生だからこそ、子どもに与える特有なインパクトがあるのだろう。実践を通じて学生は、権利条約とその存在を知らないであろう多くの子どもたちとの媒介役にもなり得る。

赤坂 優実

音を楽しみ音で学ぶ〜音楽での社会貢献〜」

実際の演奏経験に裏打ちされた知見には説得力がある。2つの枠組み設定と事例紹介、そして結論に至る一連の展開に読み手はうなずくはずである。演奏者には人の心や気持ちをポジティブな方向に動かす資質があることを明らかにした好レポート

但馬 桃子

「キャラクターショーの仕掛けと魅力〜子供の夢を守るには〜」

提供側の「奥深さと難しさ」、そして子どもたちの「至福の時間」。この二つがまさに結びついている。貴重な経験にもとづき、抑制を効かせつつ書き切った観察眼鋭い好レポート。読了して、はるか数十年前に目に焼きついた当時の人気キャラクターが今でもはっきりと脳裏に浮かんでくる理由が良く分かった。

10

飯田 美咲

「ただ書き残すこと」

一文一文真摯にテーマを追求する姿勢が出ている好レポート。感情のままに書きなぐるのでなければ、活字表現は自己を客観視する一つの最良の手段なのだろう。電子媒体に一方的に流されない姿勢こそが今の時代にはより一層求められるのだろう。

11

飯干 舞

「現代社会においての駄菓子屋の存在価値〜子供の居場所を守るためには〜」

駄菓子屋は子どもたちの「クリエイティブでユニークな発想」を見て取れる価値ある空間なのだろう。金銭感覚だけでなく、期せずして同世代間・異世代間の交流の場ともなっていることが分かる。

12

上野 真由美

「安くて手軽なおしゃれ」

生産者・消費者間の距離とスピードが縮まったという意味でも「民主的なファッション」という指摘は的確だと思う。売り手側には、対コスト関係での品質面向上のぎりぎりの努力と、薄利多売+αの価値を生み出すことが必須なのだろう。

13

菊池 華香

「日本を盛り上げ、活気づく居酒屋」

癒しの提供という面から見れば、居酒屋にとって不況は必ずしも逆風ではない。居酒屋甲子園にしても「てっぺん」にしても非日常空間の演出を堂々と担っている。記述の具体性をもう少し深められれば。

14

儀間 暁子

歌う文化と踊る文化」

確かに日本では「日常とダンスが密接」だとはいえない。気恥ずかしさと敷居の高さを感じてしまうこと自体に他国との文化的差異があるのだろうか。一方でカラオケと「踊り」の合流や、電子媒体を通じた発信など新たな傾向も見られる。

15

齋藤 勝夫

「みんなの人気者 アルパカさん」

思わず一度直に接してみたくなるほど、次々と繰り出されるアルパカの魅力と愛嬌。文章には「アルパカ研究」の第一人者の風格すら漂う。多面的にアルパカ像に迫ることを通じて、人間との「共生」のあり方まで突き詰めた好レポート

16

斯波 侑子

「3つの“間”を与える場」

丁寧に活動内容を説明している。子どもたちの成長を見る楽しみが原動力となっているのが分かる。「3つの間」は他の活動場面でも応用が効きそうなキーワードだ。

17

手塚 成司

「日本の応援〜青春の汗とストレス発散〜」

「スタンドとの一体感」は経験者にしか分からないのだろう。応援は確かに「文化」であり、選手やファンと「感動を分かち」合えるスポーツ活動なのだろう。

18

藤田 大輝

「なぜiPodがここまで日本で売れるのか」

色やデザイン、音質、使い勝手(操作性)、さらには安心感など、消費者をトータルで満足させる製品が、比較競争を通じて普及していく。使う側の試行錯誤の経験も不可欠なのだろう。

19

平田 龍司

奄美の方言と豊年祭」

「島離れ」が島唄の継承に影を落とす。指摘のとおり、方言や踊りの「一つ一つの意味を知ること」が切り札となり得る。誰もが自分のルーツは方言を通じてより良く理解できるはずだ。

20

目黒 茜

「水族館の魅力〜朝から夜まで〜」

水族館は明らかに進化している。催事や時間帯もフルに活用されている。民営が主流だとしても、公共財領域の価値が創出しつつあることを丁寧に描写した好レポート

21

渡邉 愛弓

「変わりゆく余暇〜“おうち”で過ごす余暇から見えたもの〜」

取り上げられているのは決して内向きの余暇の過ごし方ではない。純粋な楽しみに加えて、相互コミュニケーションの充実もある。受け身で終わらない点に魅力があるのだろう。

22

速水 絵里子

「アメリカの緑茶事情」

グリーンティーが市民権を得るのはまさにこれからといったところか。嗜好品は文化とも絡むだけに、お茶独特の味覚が受け入れられれば、人々の寛ぎの風景も一変するかもしれない。

23  

宮川 今日子

「香りの意外な消費効果」

「世界一の花と香水の街」に一度は身を置いてみたいと思った人も多いはずだ。個性と魅力を際立たせる香りであればあるほど、その受け止め方は人によって様々なのだろう。

24

秋元 明日香

「ハリウッドアカデミー賞からみる映画と余暇と私たち」

視聴者の側面から個々の映画毎に考察が提示されている。後半の記述から余暇の欲求が正義や公正にも向かうと読み取れる。余暇領域はその提供者と受け手側との変化する共同空間であると気づかせてくれる好レポート

25

阿部 有沙子

「生涯スポーツの出発地点、スポーツ少年団」

活動の幅広さが分かる。そのプロセスがきっかけとなり大学入学にまで至るところにスポーツの持つポジティブな影響力が表れている。ぜひ活動を継続してほしい。

26

板谷 洋介

「人も犬も笑う社会へ 〜現代ペット事情の今日と明日〜」

「フレンチのフルコース」「温泉設備」「ヨガ」そして「婚活」「認知症」「ペットロス」まであるとは。しかも徳川の○○時代の先祖返りとは逆ベクトルの現象だ。笑う犬もぜひ見てみたい。読み手に犬・人間・社会の関係学が成立するのではと思わせる好レポート

27

岩崎 芽依

「学食で世界とつながる〜余暇としての食事とTABLE FOR TWO〜」

「野沢菜しょうが昆布」のインパクトは相当なものだ。日常、誰もが食べる行為に従事するので、課題を一つ一つクリアしていけば「世界と繋がる」安定的原動力となり得るのでは。

28

江連 祐希

「余暇としてのまち歩きとその魅力」

「路地からまちへ」の発想は、まちづくりの根幹を考える上での重要な示唆だ。個性や独自性はコンビニやファーストフード店とは対照をなす。魅力をめぐる踏み込んだ具体的記述があれば。

29

加藤 ほのか

「スラムダンクはなぜ人気があるのか」

11400万部」はすごい読者数だ。「名言」や「濃いキャラ」の複数人登場が要因なのだろう。他国での浸透とその影響など、秀逸漫画の持つ強力なメッセージ性を感じる。

30

金原 翔麻

「ニュースから見る『マイケル・ジャクソン』」

死後に新たなファンを獲得するほど残した痕跡は大きかった。富や名声が順風満帆を歪めてしまう矛盾の影響力とそれゆえの人気の再沸騰。世界一流のアーティストは狂気と紙一重の世界を生きているのかもしれない。

31

高橋 奈津美

「自然と触れ合うこと―エコツアー・ボランティアの魅力―」

確かに身近なところでも「エコツアー」は可能であろうし、子ども時代の経験がその後の生き方や考え方にも影響する。言葉だけでなくエコと繋がっているという点で、実践者には日常の生活で心の平穏を保てるメリットがある。

32

高橋 恵

「新幹線を切り口に、終着駅近郊の人々はどのような影響をうけるのかを探る」

「はしっこ」や「終着駅」に着眼したのは興味深い。一方で「1年中栄えるための仕組みを探す」難題も待ち受ける。アクセスの向上は来訪者をめぐる争奪戦を否が応でも加速してしまう。

33

楢岡 由希子

「パンをとおして余暇を考える」

確かにパンは人々の生活の一コマに多かれ少なかれ浸透している。おいしそうかどうかが判断の基準にあるとしても、店毎の雰囲気も含め「パン屋めぐり」は楽しそうだし、パン選びもプロセスそのものを楽しむ豊かな行為だ。

34

三須 小紋

「世界と日本のディズニーリゾート」

日本のディズニーリゾートが最大限に自助努力を発揮できる環境にあったということだろうか。来訪者に夢を確実に提供するための基盤を維持するための組織的努力は並大抵ではない。

35

ハラ オサマ サウッド

「ミニ四駆」
誕生から30年以上経過しても脈絡とした人気を保つ独特の魅力があるのだろう。性能の向上やデザインの洗練がファンの間での結束をさらに固めているように思われる。

36

ノバック

「Peer to Peer」について

電子情報媒体の累進的な技術向上に法律は後追いするので精一杯といった感じだ。今後いったいどこまで行くのか、行き着く先はどこなのか、あるいは行き詰まりの状況は出現するのか。

37

中村祐司(担当教員)

「地域密着型プロスポーツは地域社会の救世主となり得るか―”栃木ブレックス”の優勝がもたらしたもの―」

 

 

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