余暇政策論

Peer to Peer」について

 

 インターネットを通じて色々なものを楽しめる。中には、ダウンロードするものが多い。ダウンロードできるものの種類も昔より増えてきた。音楽、映画、ドラマ、ゲーム、デジタル本などをダウンロードして楽しむことが出来る。

 

1)ダウンロードに関するいいこと

店で並んで買うよりもダウンロードした方が便利だとよく言われる。在庫などは関係ないので、注文しなくても、すぐ手に入る。さらに、店で買い物する時と違ってインターネットは36524時間使える。また、本物の商品と違って、普段自分が住んでいる国で手に入れられないものも簡単に購入できる。たとえば、日本にいても、普段見れないフランスのドラマやアメリカのドラマのフランス語版なども簡単に手に入る。

 

2)ダウンロード方法

まずダイレクト・ダウンロードとPeer to Peerの二つのダウンロード方法を区別しないといけない。ダイレクト・ダウンロード(DDL)とは一つのサーバーから直接ダウンロードすることである。その一方、Peer to Peer (P2P)ではサーバーからではなく、ファイルを持っている客が他の客とファイルをシェアする。ファイル全体を一つの元からダウンロードするでなく、色々なところから同時にダウンロードできるので、ダウンロードが早い。

又は、お金を払って合法的にダウンロードすることも出来れば、パイレーツ・ダウンロードも出来る。

一般的に言えば、お金を払って合法的なダウンロードはDDLで、パイレーツ・ダウンロードはP2Pが多い。

 

3)有名なダウンロードウェブサイトとソフト

Peer to Peerにおけるファイルシェアでは、前説明したように色々な元から同じファイルの小さな部分を同時ダウンロードするため、複雑なプロセスになる。そのため、DDLと違って、特別なソフトが必要である。有名なPeer  to  Peerソフトはいくつかあるが、その中でももっとも有名なのはこれらのソフトである:BitTorrenteDonkey2000FastTrackMP2P等…

更に、このソフトのどれかをインストールした上、ダウンロードしたいファイルを検索しなければならない。ソフトによって、ソフトの中の検索バーから直接検索するソフトもあれば、インターネットエクスプロらーのファイルシェアのウェブサイトからファイルのリンクをソフトにコピーしなければならないソフトもある。最近よく話題になった「Pirate  Bay」もそういうサイトの一つである。

 

4)パイレーツ・ダウンロードに関する曖昧

パイレーツ・ダウンロード(P2Pにおけるファイルのシェア)は曖昧なところをうまく利用している。合法的に買ったメディア(音楽、ゲーム、映画等)に傷付けて使えなくならないように、保存のためコピーをとることが出来る。そのコピーをインターネットで他の人とシェアすることも出来る。ただ、ダウンロードする方もそのメディアを買ってなければ、違法的になる。その曖昧を利用して、Websiteのホームページにそのような説明を載せていたら、裁判になりにくいそうだ。

たとえばPirate  Bayのウェブサイトに次のように書いてある:

「(…)Only torrent files are saved at the server. That means no copyrighted and/or illegal material are stored by us. It is therefore not possible to hold the people behind The Pirate Bay responsible for the material that is being spread using the tracker. Any complaints from copyright and/or lobby organizations will be ridiculed and published at the site. (…)」

 

5)知的財産権

言うまでもなく、多くの人が保存のためではなく、色々な映画や音楽などを無料で手に入れるためにそういうソフトやサイトを利用している。それは知的財産権により、違法的な行動である。近年ではそういう裁判が多く行われるようになった。色々な国で、知的財産権よりもっと専門的なダウンロードに関する法律も作られた。たとえば、フランスでは「Hadopi」という法律が作られた。その法律によって、ダウンロードしている人が注意のメールを送られ、それでもやめなければ、インタネットプロバイダーから接続を着られ、裁判になり、罰金や刑務所などの罰をあたえられることもある。

 

6)そこで実験…

どんなものを手に入れられるかを確かめたかったので、私の友達のXさんを尋ねた。Xさんがパソコンの好きな人で、ダウンロードの経験もあるので、ダウンロードするところを見学させてもらった。XさんがBitTorrent(ソフト)を利用し、ダウンロードリンクをPirate  Bayからコピーしている。色々な種類のファイルをダウンロードしてもらった:Lady Gagaの「The Fame  Monster」というアルバム(音楽)とアメリカドラマの「Lie  to  Me」のシーズン@(画像)とBioshock1&2(ゲーム)とスタジオジブリのコレクション(18本のアニメ)とShadowrunというテーブルRPG(デジタル化された本)を全部ダウンロードしてみてもらった。それらのものはすべて僅かの一晩で手に入った。

DVDCDなどをAmazonなどのウェbサイトから注文したら、早くても2日ぐらいでとどく。HMVVirgin Megastoreなどからダウンロードしても手に入るものと入らないものがある。例えば、スタジオジブリのアニメをHMVからダウンロードしたら、音声はおそらく日本語と英語の二つしかないはずなのに、Pirate  Bayでダウンロードしたものはフランス語、スペイン語なども入っていた。それはヨーロッパのバージョンだったからだ。こうやって、普段手に入らないものが高速に手に入れることができるから、Peer  to  Peerを使う人の数がどんどん増えて来たのではないかと考えられる。

 

 

参考文献:

 

  200939日のフランスの新聞「Le Monde」におけるHadopiについての記事

http://www.lemonde.fr/technologies/article/2009/03/09/la-lutte-contre-le-telechargement-illegal-ailleurs-dans-le-monde_1162567_651865.html

2010624日)

  Aujourd hui le Japon (日本事情のサイト)

http://www.aujourdhuilejapon.com/actualites-japon-la-justice-japonaise-s-attaque-au-telechargement-illegal-5894.asp?1=1

2010624日)

  eDonkey2000のホームページ

http://www.edonkey2000-france.com/index.php?pagetype=presentation&flash=

2010629日)

  The Pirate Bayのホームページ

http://thepiratebay.org/about

2010629日)