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2007年度「地方自治論」レポート

 

 

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氏 名

テ ー マ

1

田島慎也

長野オリンピック開催までの真実

開催をめぐる光と影の両面とも真実なのだろう。情報源をインターネット情報から発掘するのは無理であったのだろうか。

2

馬巍峰

中国経済における社会問題について

「世界の10%の土地で世界の22%の人口を養えるか」といった表現は興味深いものの、参考文献にある記述との区別が不明確な面も。中国に限らず統計データの根拠がどこにあるのか常に念頭に置く必要があろう。

3

木下歩美

宇都宮市にLRTを導入すべきか

さりげなく触れられていた「デザイン」がLRT導入の決め手になるのではないかと思った。自分の目線から気負いなしに、現時点では賛成できないとした好レポート

4

桐花瞳 

那珂川町の最終処分場設置問題について

不法投棄への対応と処分場設置をめぐり揺れる地域の実情が浮かび上がってくる。那珂川町以外の県内市町の住民や町内他地区の住民の無関心が痛い。行政の都合に振り回される状況を毅然と見据えた好レポート

5

倉井宏章

医療崩壊の現状―日本の医療に未来はあるのか―

私たちは従来の医療サービスの有り難さに気づいていなかったのかもしれない。地方の医師不足を招いた原因は厚生労働省の典型的な政策の失敗なのだろうか。パラグラフごとの記述について情報源の明示があれば。

6

郡司寿次

水戸市と茨城町の合併について

合併は当該地域固有の問題と密接不可分に絡み合っているゆえに、合併協議が破綻した理由を探ることは貴重な検証作業だ。単独を選択した町の今後はどうなるのだろうか。

7

朱偉幸

環境問題を臨む北京オリンピック及び改善対策について

良くも悪くも今年は北京に世界の注目が集まる。環境問題に限らず、また、どの情報源であろうとも、「○○を推進していく」と「○○を達成した」との違いを峻別して判断材料とする必要があるのだろう。

8

砂川将弘

オタク文化で町おこし

町の商工会がオタク研究をしっかりすべきだという提言は興味深い。町起こしの切り札になり得るアニメのパワーもあなどれない。テーマ設定と個々の問題提起に優れた好レポート

9

高荒あかり

市町村合併の与える影響 ―福島市と飯野町を例に―

最後の指摘にあるように「地域特性」をいかに維持・発展させるかは合併後の重要な課題だ。時には行政に対峙する地元住民の眼力が求められる。自分なりの問題視覚をもとにした的確な記述が目立つ好レポート

10

高野悠

Making the most of the “450

故郷の誇る伝統行事をより深く把握したいという意欲が伝わってくる。英語タイトルは授業初ではないか。ただし、肝心の意味の説明がほしかった。

11

高橋香里

地方行政による温暖化対策と今後の課題〜宇都宮市と小山市を事例に〜

自分の理解を軸に得た情報として吸収している。複数の地方自治体の温暖化対策を調べたことで、個々の取り組みの特徴が浮かび上がる比較調査の強みを発揮した好レポート

12

高橋瑞希

三岐鉄道北勢線 〜廃止表明から存続、再生まで〜

絞り込んだテーマ設定から情報を整理・把握した点で資料的価値はあるものの、今後の運営の方向性をめぐる私見の提示がほしかった。

13

古川智美

中心市街地の活性化の必要性―地元・八戸市を事例に―

最後に指摘されているようにまさに「市民」と「市政」との結合が問われているのだろう。聞こえ心地の良いスローガンよりも、人々の間で再興を目指す地元発の熱さや良い意味での意地のようなものが原動力となるのだろう。

14

米田恭子

バイオマスタウン構想−青森県青森市における実状−

ホタテ貝殻とリンゴ剪定枝の相互利用や堆肥化の試みなど興味深い事例が紹介されている好レポート。「構想」とコスト高など「現実」とのギャップを埋めるべく、まさに地域総合力の発揮が問われている。

15

横澤光祐

住田“い”町のまちづくり〜住田町の合併と将来について〜

「町の面積の約90%が森林」とFSCとがうまく融合すれば、木質ペレットを軸とした「町独自の発展」の可能性があるのではと思わせる好レポート。故郷に対する強い思い入れは、優れた発想の原点かもしれない。

16

吉川浩文

合併、そして未来へ―下妻市の合併を通して―

「勢いに任せて」という指摘はその通りだろう。自分なりの視点を最初から最後まで貫く思考スタンスは大切だ。特例債など合併後に国から急かされる構造も問題なのだろう。

17

和栗佳代

餃子の街宇都宮から学ぶ地方PR作戦

宇都宮餃子が有名になった仕掛けとその後の経緯がよく分かる内容となっている。同時にジャズ、カクテル、大谷石などなかなか「餃子レベル」に達しないのが現実だ。二番煎じを超越する妙案はないものだろうか。

18

和田薫

釜ヶ崎のホームレス問題から見る地方自治

最初の出だしにせよ、「社会の最底辺の暗く陰鬱な雰囲気」にせよ、読み手を引きつける表現が続くが、後半以降は思いが活字表現の先を行ってしまった。政府に対する好き嫌いどうこうより、今後、例えば生活保護申請に付き添った際の状況などをぜひ描写してほしい。

19

荻津夏実

さとやま暮らしでまちおこし〜大子町を事例として〜

自治体との交流や農園付き住宅地の無償貸与など、独自の取り組みを丁寧に紹介し、「持続的な地域発展」のあり方を見据えた好レポート。「逆境」をまさに逆手に取った地域の知恵の実践に力付けられる。

20

簗瀬理恵

介護保険制度への疑問 〜介護者ケアに地域が果たす役割〜

「誰が介護するのか」は重い課題だ。一方で「社会関係の維持を支援する」のが地域の役割だとすれば、この政策領域にも光明がないわけではない。一般論を越えた独自の指摘があれば。

21

松波寿実江

1つの事件から見えたブラジル社会の現状

最後の指摘にあるように政府万能論では解決にはほど遠いのだろう。理不尽な社会的悲劇に対する書き手の怒りが読み手にも伝わってくる。ただし、貧困対策をめぐる地方政府の無策を明確化するには、ポルトガル語とはいわないまでも英語のインターネット情報を当たる必要があったのでは。

22

中村祐司(担当教員)

北京オリンピックをめぐる『ポジティブ』課題の拡充は可能か―新聞報道を素材にして―

 

 

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