2011年度「地方自治論」レポート
担当教員によるコメント
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氏 名 |
テ ー マ |
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1 |
畠山晃穂 |
「地域活性化における観光施設の役割―八戸ポータルミュージアム『はっち』を例に―」 地元色を出しつつ、アイデア満載の管理運営を実践しているのがわかる。貸館事業とのバランスもいいようだ。既に運営の一部を住民・団体が担っているのかもしれない。さらなる架拡充に向けた提案があれば。 |
2 |
小池利早子 |
「那須烏山市のかやぶき古民家における地域活性化の現状と課題」 デジタル社会とは対照的な古民家が、関係者の連携・協力で「回復」していく。その過程でヒト・モノ・カネの相乗効果が出ている。一方で新たな価値観の創出・定着・浸透はこれからだ。無駄のない簡潔な文章表現が脚注の不備を帳消しにした好レポート。 |
3 |
下枝笙子 |
「地域活性化と音楽活動―宇都宮におけるジャズのまちづくり―」 「手作りの音楽祭」が「積極参加型事業」として継続している。当該地域の複数の文化資源をうまく組み合わせて、連関させながら事業を打ち出していく視点は大切で、これからのまちづくりのヒントになると思わせる指摘である。 |
4 |
宮田真貴子 |
100人にアンケート調査した労は多としたい。ごみ集積場をめぐる当事者意識の希薄さなどを浮き彫りにした。それだけに尻切れとんぼで終わったのが惜しい。 |
5 |
金井田和親 |
政令市の行政機能の全県における波及というねらいを指摘。州構想の骨格も見えてくる。テーマに正面から向き合った形跡は行間から伝わってくる。しかし、入手情報資料の取扱いがやや禁欲的過ぎたかも。大胆に論を説き広げる手もあったのでは。 |
6 |
萩谷竜樹 |
震災は北海動の経済・雇用・開発をも直撃する。中央依存から自立・自律への転換が鍵と指摘。後半の展開で、削減予算各項目の中身や各事業課題などへの言及があれば。 |
7 |
川口優 |
柏崎は今後の原発の行く末の試金石となるかもしれない。愛憎相半ばの「おやすみなさい」という標記が印象的だ。「地域の会」等の活動は今後どう展開していくのだろうか。揺れる地域社会を捉えた好レポート。 |
8 |
木田綾香 |
増税した場合のシミュレーションを大枠で捉えた上で、地方財源との関係に関心を移したのは興味深いが、市の自転車政策との財源面でどう連結するかの説明があれば。 |
9 |
南勇文 |
「中国中小乳業の養殖場における品質安全コントロール―J社の生産状況の考察―」 取得情報の日本語訳という意味での資料的価値はある。テーマをめぐる問題意識の提示があれば。 |
10 |
白宝花 |
「知識時代」の到来は大学にとって追い風となるのか、それとも試練となるのだろうか。両国の具体的な運営事例があれば。 |
11 |
中村祐司(担当教員) |