2008年度「地方自治論」
担当教員によるコメント(斜体部分がコメント内容)
(各タイトルをクリックすると各レポートが提示されます)
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氏 名 |
テ ー マ |
1 |
高橋 苗七子 |
自然資源と小規模自治体の強みを生かした地域内資源循環や「内発的発展」につながる実践例を提示。行政や町民との対話の中身を知りたかった。 |
2 |
野本 拓也 |
投票率の低さを「政治不信」の一言で片付けない問題意識が提示されている。「参政への意欲」というのは良い言葉だ。大学生の参政意欲を引き出す具体策・切り札は何だろうか。 |
3 |
中山 利之 |
「岩舟町における住民投票による1市5町合併案の否決に関する一考察」 合併に関する住民への情報の質と量は妥当なものだったのか、住民投票の精度(行政側の準備)が足りなかったのではないか、といった疑問が呈される。合併をめぐる岩舟町の将来予測があれば。 |
4 |
村岡 大輔 |
景観行政の中身についてそれなりに理解できた。栃木市の一番の特徴は何だろうか。他の自治体にも応用の効く協働の実践モデルの提示があれば。 |
5 |
阿部 優子 |
「道の駅」 道の駅の全体像や二つの事例をめぐる設置背景や駅内構成・販売物の特徴、さらには行政のねらいなどを丁寧に追っている。設置後の運営には財源を中心に課題が山積している点を指摘。 |
6 |
小林 侑介 |
「国からやらされている」合併ではないかという指摘は鋭い。新市名について住民の考えを問わなかった点、いわゆる目的の手段への転化にも批判の目を向ける。住民側の力量も試されるのだろう。 |
7 |
桜木 祐輔 |
「富山県の成功事例とLRTの今後」(PDFファイル277KB) 導入の経緯を追っている。「地域づくりの足がかり」の中身をもっと追求したり住民の声を拾えたりできれば。写真を掲載した気持ちは分かるが、活字のみで臨んでほしかった。 |
8 |
前田 かおり |
住民目線で新設の公共施設の意義と効果、決定までのプロセスを批判的に見ている。その視線は旧市民病院取り壊しの時期にも及ぶ。住民の合意と愛着を得る公共施設が「市民権」を得られるのだろう。 |
9 |
玉城 貴子 |
「四者択一」の住民投票のしくみが興味深い。まさに「住民の答えが問題の答えとはならない」複雑さと難しさ。「住民と米軍が友好的関係」にある地元を直視する姿勢がいい。生活者と地域社会そして国家との関係を考えさせられる好レポート。 |
10 |
ガルディズ・ミゲル |
投票行動は強制(義務)にすべきか否か。棄権の自由はあるのか否か。「ロバの投票」とそうでない投票との区別は実際につくのだろうか。事例をもとにした考察の提示があれば。 |
11 |
中村祐司(担当教員) |