2000年12月の中村祐司研究日誌

 

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 2000/12/21

政策過程研究について、大嶽秀夫、Paul A. Sabatier, Talib Younisらの理論を再整理。

「大嶽、サバティーア、ユニス、ドロアの主張に共通するのは従来の政策過程研究の研究手法、研究成果に対する学問的な危惧の念であり、モデル構築への指向性である。次項以下では3つの問題関心群、すなわち、政策過程における官僚組織の役割と諸アクター間の摩擦に注目する研究、新しい政策過程モデルの模索に関する研究、そして、こうした2つの問題関心群を包括すると考えられる政策ネットワーク研究について整理・検討していきたい。」 

2000/12/7―12/8

横浜市のスポーツ行政・W杯開催について現地で調査研究活動(横浜市スポーツ振興事業団や関連担当部局をまわり資料収集とインタビュ)。

2000/12/4

新都心で開催された総務庁関東管区行政管理研究会に出席。前総務庁行政監察局長による講演「行政監察から政策評価へ –制度設計の経緯と論点-」をきく。その後質疑応答。現場を知りぬいた人の発言だけに説得力があった。ラフな形ではあるが、研究会でのメモは以下のとおり。

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