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-はじめに-
大学を取り巻く環境の激変が確実な中で、自分が置かれている位置を明確にし、くそまじめに自分の現
在の能力の範囲でベストを尽くすために、ここにホームページを立ち上げたい。
副題にある「日々是宇大」(ひびこれうだい)とは、勤務先である宇都宮大学(栃木県にある国立大学)を
拠点に研究と教育に従事しているということと、たとえ、調査活動等で大学を数日間あるいはそれ以上離れ
る場合でも、自分のコミュニケーションの発信や受信はこの大学の研究室にあると常に認識していたいとい
う気持ちを表したものである。
大学に勤務する者として、大変ありがたいと思うのはインターネット情報に日々接することができると
いうことである。御世辞にも使いこなしているとはいえないものの、インターネットによって研究面でも教
育面でもそのスタイルがここ1,2年間で急激に変わってきた。そして、情報を受信しているだけでなく、た
とえ未熟ではあってもこちらから手作りの発信をしてみたいと思う気持ちが強くなってきた。
引き付ける画面を構成する技術は持っていないが手作りのホームページを作ってみたい、そのような気
持ちで、このホームページを立ち上げたい。
試行錯誤で進めざるを得ないが、時々の雑感をなるべくコンパクトに書いていきたいと考えている。
-中村祐司-
行政学なるもの担当しており、国であれ地方自治体であれ、政府の政策領域に関わるものは全て関心の対象 であり、積極的に学んでいきたいと心掛けている。そうは言っても研究を多少とも深めなければならない領 域は何かと問われれば、「スポーツ行政」と答えている。理由は単純、スポーツが好きであり、スポーツの 魅力に最大限引き付けられ、それがこの領域を学ぶことに生きがいを感じているからである。スポーツ世界 を行政学の視点から体系化してみたいという気持ちを常に持っている。しかし、このことはスポーツ政策以 外のことには何の関心も示さない、あるいは研究に従事しないということを意味してはいない。そもそもそ のような姿勢では大学で6年半前に「行政学」を担当することなどあり得なかったであろう。最近、様々な 政策領域に首を突っ込んでこそスポーツ世界を理解できると確信するようになった。言葉は乱暴だがスポー ツ世界は「何でもあり」の社会の縮図そのものだからである。そうは言うものの、世の中を今だに理解して いないのと同じように、スポーツ世界も分からないというのが本当のところである。教育の概要:
1999年10月1日現在で後期がスタートしたが、担当は私の属する国際学部の専門科目や演習として「地方行政 論」、「行政学演習B」、「卒論指導」である。また、今年4月に発足した大学院(国際学研究科修士課程) として「比較行政論」を担当している。さらに共通教育科目(主として1年生を対象)として全学部(教育 学部、農学部、工学部)の学生が履修できる「現代政治の理論と実際」を持っている。この共通教育の科目 と学部の専門科目、演習、卒論指導を一気に月曜日に詰め込む形で入れて、大学院を火曜としている。なぜ かといえば、行政の研究に従事している関係で、授業期間中でも調査活動として日帰り程度で出張できる日 をどうしても確保しておきたいからである。月、火と授業でつぶれるにしても水、木、金と3日間も授業を 担当しないのならば、充分な時間が取れるのではないかと叱られるかもしれない。しかし、この3日のうち、 2日ないしは最低でも1日は委員会等の会議が入ることがほとんどなので、自分としてはベストの選択だと 考えている。ちなみに前期(4月から9月まで)は月曜に「行政学概論」、「行政学演習」、「卒論指導」、 水曜に全学の1年生を対象とした初期セミナー「インターネットと政府情報」、学部3年生以上を対象とし た「余暇行政論」を教えている。月曜と水曜に詰め込んでいる理由は先述した通りである。
研究室所在場所:
C棟5階
〒321-8505 栃木県宇都宮市峰町350 宇都宮大学国際学部
TEL/FAX 028-649-5181(研究室直通)E-mail yujin@cc.utsunomiya-u.ac.jp
最近印象に残った言葉:
「社会で自分が解決したい問題は何なのか。世の中に自分が与えたい価値は何か」
この言葉から全てが出発するような気がして力づけられ、何となく安心した。
(でも最後は自分が納得するかどうかが大切なのでは)
レイアウトの真似:
<若干の言訳と自分の性格>
ホームページ作りは全くの初心者であり、Windows98のメモ帳で四苦八苦しながら作成しているが、面白
い。
東京秋葉原の「Laox」で買ったカラフルでバインダー方式のマニュアル書『私が作る一夜づけの自分の
ホームページ/HTMLの基本の基本』(石澤義裕/狩野祐子、明日香出版社)の24ページの形式をそっく
り真似ている。あとは「習うより慣れろ」で手を動かしている。この本のまえがきに「HTMLこそがホー
ムページの大基本なのです。これさえわかれば、あとはどんな方法でホームページを作っても大丈夫」「専
用ソフトに頼っていては、そのソフトがバージョンアップするのを待たなくてはなりませんし、その都度費
用もかかります。」という箇所に納得して、思わず購入してしまった。
過去 現在 未来 ---------------------------------------------------------------------- せっかち そうだった そうである なおしたい ---------------------------------------------------------------------- 怒りっぽい そうだった そうである なおしたい ---------------------------------------------------------------------- 体力 あった 下降線 維持できれば ----------------------------------------------------------------------
作者紹介:
中村祐司 (NAKAMURA YUJI)
1961年8月、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院(博士課程)修了、同人間科学部助手を経て、1993年4
月に宇都宮大学に赴任、現在、同国際学部助教授として行政学等を担当。