行政学概論演習
国債の在り方
最近新聞やテレビなどを通じて、国と地方の借金は合わせて660兆円にのぼることが明らかになった。
単純に額だけで見ると660兆円というのは莫大な借金のように思える。そこで政府が編成する予算案をみながら
借金は必要かどうかを考えてみたい。
1、
国債(government band)とは?
国債は政府の税収とは異なり、いわゆる借金である。現在日本の財源は税収と国債から成り立っている。
2、
国債の種類
本来、日本では予算の財源として借金をすることは法律で禁じられている。しかし国債には2種類の型があり、
ひとつは「建設国債」といわれるもの、もうひとつはいわゆる「赤字国債」と呼ばれるものである。
(1)建設国債とは・・・本来日本では予算の財源として借金をすることは法律で禁じられているが、例外的に主に公共事業推進のため
国会のコントロールを必要として認められている借金のことを指す。
(1)赤字国債とは・・・人件費や事務費などその時かぎりで消費され、次世代の国民の生活に直接関係のない費用にあてるための借金である。
3、予算の内訳
、 国債を含む予算はどのように割り振られて使われているのだろうか?財務省が示した予算額一覧を元に調べてみたい。
(1)支出の多い順に見ると、最も支出額が高いのは国債費で21兆9653億4100万円に上る。続いて厚生労働省が多く、
17兆円を超えている。3番目は地方交付税交付金等で約15兆円である。特に国債費はそれ自体で予算全体の25%を占めている。