グローバリゼーションは20世紀後半特有の現象なのだろうか?


私の仮説
実はもっと前からグローバリゼーションという現象は存在したのではないだいだろうか。



原始の世界では、世界各地でブロックを作る行為があちこちで行われた。(エジプト文明、インダス文明など。)
これを最初単位のブロックと呼ぶことにする。

 


 この最小単位のブロックは衝突を繰り返し、次第に拡大していく。(ローマ帝国、秦 ペルシア帝国)15世紀ぐらいまでは、このブロックはそれぞれの行動できる範囲(軍隊や商人が無理せず移動できる範囲)で衝突を繰り返す。 その結果、15世紀あたりには、主なブロックとして西ヨーロッパ圏、イスラム圏、東アジア圏、アフリカ圏、アメリカ圏が成立する。(ただし、アフリカ圏とアメリカ圏はブロックと呼べる規範があったのかという検証は必要)
この最小単位のブロック形成から、主なブロック圏の成立過程を一体化現象の準備期間と捉えたい。



グローバル化(経済、文化、宗教)の背景には必ずナショナリズムが存在する。

グローバル化の反動、戦争(紛争)

 その戦争(紛争)は各ブロックの文化、宗教、経済的な覇権を争うために起こる。
このような戦争には必ず、そのような必然性が存在している。

戦争の後は、各ブロックの影響力が変化すると同時に、ブロック内部の力関係にも変化が現れる。

戦争の反動として、各ブロックが強調するという現象も現れる。

 ブロックの再編成は経済、文化、宗教の交流をもたらす。
この交流はとくに経済の分野で活発になる。
経済、つまり市場が持つ自己組織、自己拡張機能は交流をますます活発にする。
市場がもつ自己組織、自己拡張機能はその機能から各ブロックをさらに一体化させていく。

 この動きは世界中のあらゆるブロックで行われ、拡大したブロックはやがて他の拡大したブロックと衝突する。

ここで再び、戦争が行われる。

これを繰り返すことによって人類は拡大している。

 人類の歴史はこの繰り返しであり、拡張行動を繰り返すことによって一体化しようとしている。
このとき、人間は自己のブロックを最適化するために最も合理的な方法、つまり制度を考える。
それが、政治、文化、宗教、経済構造ではないだろうか。


 各ブロックは制度を構築しながら、内部の最適化を行う。と同時に、この制度を市場の拡張機能と同時に拡大しようと考える。

 これが衝突のメカニズムではないだろうか?

 このため、戦争や紛争はなくならないのではないだろうか。
戦争や紛争は私たちの行動の反動や裏の側面として、必ず、私たちの行動とともに存在しているからである。

 また、この裏の側面で敗北したものに待っているのは過酷な現実であること。
敗者は勝者のブロックに統合され、勝者の規範にしたっが手行動することを余儀なくされる。
(国家を解体されたり、他国の支配されることで、自分たちにとって最も合理的な行動ができなくなる)
敗者は自らを規定するものを構築したり、それによって行動することを勝者によって否定される。

 私たちが自分らしく生きたいのなら、自分たちのブロックを守るため、他のブロックに勝つための行動が必要ではないだろうか。

レポートでは、生き残るためのナショナリズム構築、勝つための最適化行動の必要性を述べたい。

 

 

 

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