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http://www.mhlw.go.jp/search/mhlwj/mhlw/topics/0101/bukyoku/koyou/tp0119-1c.html#1                             全国厚生労働関係部局長会議(厚生分科会)資料・・・厚生省公式ホームページより

3 児童虐待防止施策について

(1)「児童虐待」の定義                                                            身体的虐待、性的虐待、保護の怠慢(ネグレクト)、心理的虐待                                                (6)児童虐待を受けた児童の適切な保護
速やかな安全確認及び一時保護、立入調査、警察官の援助
・虐待を行った保護者に係るカウンセリングを受ける義務、
面会・通信の制限

(2)児童相談体制の充実について                                                   *児童虐待防止市町村ネットワーク事業                                                    平成12年度より保健、医療、福祉、教育、警察、司法等の関係機関・団体等のネットワーク整備を目的に実施。                             平成13年度予算案においては、200か所(100か所増)を実施することとしている。                                    *児童家庭支援センター                                                                      児童相談所等の関係機関と連携しつつ、虐待や非行など複雑な問題を抱える児童及びその家庭に対し、地域に密着したきめ細かい相談支援を行う施設。             平成13年度予算案では、12年度の実績及び各県の計画等を勘案して10か所(計50か所)の増を図ることとしている。                         *児童相談所の体制整備                                                            保護者へのカウンセリングの充実                                                        児童虐待を引き起こす保護者は、心に問題(保護者自身の被虐待体験等)を抱えていることが多い。心理療法担当職員等のほか、精神科医の助言・指導を得て、効果的なカウンセリングを実施。                                                       *一時保護所への心理職(非常勤職)の配置                                                     被虐待児童は、夜驚、夜尿、べたつき、挑発行為などの問題行動の発現が多い。                                    生活場面において行動観察及び心のケアを実施。                                                 *一時保護所の施設整備                                                                   乳幼児が自由に過ごせる遊戯室や児童生徒が勉強する学習室、来訪する保護者のための面談室等を補助基準面積に追加。                          補助基準面積9.9平方メートル → 18.4平方メートル(1人当たり)                                        児童虐待への適切な対応の徹底                                                        相次ぐ保護者からの虐待による児童死亡等の事件の発生を受けて                                                   >迅速な対応・・・虐待の発見や通告がなされたときは他の業務に先んじて対応を行う                                     >子どもの安全確保の優先・・・子どもにとっては安全確保こそが最優先課題                                                  >組織的な対応・・・発見や通告があれば、即刻受理会議を開いて調査やアプローチの方法、あるいは一定の評価を機関として行う。以降も情報の収集や機関連携、援助の方向などを組織的協議に則って進めていく。特に困難な保護者への対応、ポイントとなる調査や機関協議などは複数の職員で対応。                                              >機関連携による援助・・・日常的なネットワークの構築や多職種研究会の取り組み等にも積極的に努力。                                  >家族の構造的問題としての把握・・・積極的介入型の援助の展開。家族全体としての問題やメカニズムの把握の視点と、トータルな家族に対する援助が必要不可欠。                                                                   >専門性の向上、体制の整備・・・児童相談所に必要な人員、体制の整備。児童虐待防止対策に係る体制の強化。                          

(4)児童養護施設等の職員配置について                                                   *被虐待児個別対応職員の配置                          被虐待児について、集団の中ではできない個人的な受け止めの場を用意し、職員と児童との1対1の関係の中で安全感と安心感を確保し、その児童と職員との信頼感を形成していくことが重要。                                 *心理療法担当職員の配置                            虐待により心的外傷を受けた児童に対しては、遊戯療法や箱庭療法等の心理療法により心の傷を癒すことが必要。親子関係の再構築を図るためには、保護者へのカウンセリングや家族療法等の方法が重要

(5)児童養護施設等の整備について                                                     〔平成12年度補正予算〕                                                          >児童養護施設の改築等や新たに情緒障害児短期治療施設、児童家庭支援センターを整備するための経費を計上するとともに、施設整備を行う社会福祉法人等の負担軽減のための特例措置を行うこととした。                                                     >上記した施設等の新設するための施設整備又は設備整備に係る費用を社会福祉・医療事業団から借り入れた場合について、借入金の無利子及び一定の条件に適合する場合の元本の一部を償還免除。(老朽民間社会福祉施設整備並び)                                         上記に係る児童養護施設及び児童家庭支援センターについて、社会福祉・医療事業団の融資率を80%に引き上げる。                           〔平成13年度予算(案)〕                                                             心理療法室の整備・・・                                                                    児童養護施設の不登校児童等治療室、情緒障害児短期治療施設の不登校児等治療室を心理療法室に名称変更して整備。                           親子訓練室の整備・・・                                                                      家庭復帰後の良好な親子関係を構築するための「親子生活訓練室」を平成13年度から整備。  

 

→厚生労働省がだした、この児童虐待防止施策の中で繰り返し述べられているのは、被虐待児の安全確保の最優先虐待者である保護者と被虐待児への心のケアである。前者については、虐待による死亡事件が相次いでいる中で絶対必要である。保護者の積もり積もったストレスがほんの些細なことで爆発してしまい、意図せずして子どもを死なせてしまうという、「殺すつもりはなかった。」のに悲劇を招いてしまう結果となってしまった、というのでは当事者親子にとってあまりにも報われない。また後者については、当事者の家庭には物理的、または精神的に何らかの問題があるために本来ならば起こりえないような悲劇が起きるわけであるから、その悲劇を招かないためにも虐待の根と言える親子間の、家庭内の問題に第三者が適切なフォローをより早い段階で行うことが絶対的に必要であると思う。

 

児童虐待とは

■子どもの虐待ホットライン:児童虐待防止協会の運営する相談電話の紹介。
■子どもの虐待防止センター:子どもの虐待についての相談電話紹介、情報提供。
■京都こどもの虐待防止研究会:京都府の児童虐待防止に関わるネットワーク。

虐待に悩む親の掲示板

■王様の耳はロバの耳:児童虐待、育児ノイローゼで悩む母親のための本音のHP

児童相談所

■全国児童相談所一覧:全国の児童相談所の住所・電話番号の一覧表。
■児童福祉スクエアー:京都府宇治児童相談所心理判定課長柴田長生さんのHP。

http://www.meix-net.or.jp/~kyotoben/kikitai/nitiji.html#kodomo110           

子どもの権利110番            京都弁護士会館の法律相談のページより

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