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余暇政策論ノート

 

英会話スクール

 「国際化」と日本で騒がれるようになってから十数年、あのバブル期ににわかに起きた英会話ブームは、不景気を経て、今なお勢いを増して日本の社会に定着している。それはもはやブームとは呼べない。今や「英会話」は日本の未来のためにはなくてはならないものになり、また「英会話ビジネス」は日本の主要な産業になっていると言える。

 今や英会話を必要としている人は、ひとつののジャンルに絞ることはできない。さまざまな年齢層、職業の人々が「英会話」を必要としており、また当然のことながら「英会話スクール」のほうもこのニーズに対応している。

 

英会話スクールの失敗しない選び方七か条

1、通える範囲内にあること

2、目的にあったスクールを選ぶこと

例)ビジネスコース、資格コースがあるか、等。

3、数はなるべく多く買うこと

訪問販売法の改正で、英会話スクールは必ず中途解約に応じなければならなくなったため。

回数を多く買ったほうが一回当たりの単価が安くなる。(しかしNOVAは消費レッスンの計算方法が生徒に不利なので例外)

4、自分に合ったシステムを選ぶこと

固定レッスンか、自由予約か、等。それぞれにメリットがあるので自分の性格、スケジュールに合わせて選ぶべし。

5、体験談はあてにならない

     しかし読んでみるのも面白い。

6、 自分の目で確かめること

7、解約制度などを上手に使うこと

体験レッスンで一回だけ特別なレッスンを受けるよりも、実際に生徒としてレッスンを受けてみたほうがどんなスクールかわかるはず。クーリングオフ中途解約の制度を利用して、「入ってから決める」こともできる。

 

スクール比較

スクール比較表

 

 

イーオン

NOVA

ベルリッツ

ECC

ジオス

CtheD

リンガフォン

LADO

NCB

シェーン

レッスン単価

2,600

2,400

1,800

2,200

2,400

3,950

2,000

試算

3,172

2,350

レッスン時間

50

40

40

40

45

50

40分(×2

100

50分(×2

55

スケジュール

固定

自由予約

固定

自由予約

固定

自由予約

自由予約

自由予約

自由予約

固定

日曜・祝日

-

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-

英検対応

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-

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TEOIC対応

マンツーマン

フリートークラウンジ

-

有料

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週2回

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先生の選択

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-

-

自宅用教材

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-

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-

カウンセリング

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-

バイリンガル講師

-

-

-

学校数

250

290

50

106

420

3

8

4

10

120

留学

-

-

-

-

企業派遣

-

-

-

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-

全国外国語
教育振興協会

-

-

-

-

-

-

 

大手5社のセールスポイント比較

1、NOVA             

 セールスポイント

レッスンあたりの単価が安い
どこにでもあるので、通いやすい
VOICEでフリーカンバーセイションができる
予約制で自分のペースで通える

                                                             

2、イーオン

 セールスポイント

担任制と振替制をミックス
オリジナルテキスト
ペア・ティーチング
生徒に合わせたジョイントレッスン
個人カウンセリング

 

3、ベルリッツ

 セールスポイント

元祖ベルリッツメソッド
セミプライベートレッスン、セミグループレッスン毎回先生が違う固定制
固定制で通えない人にはプライベートレッスン(予約制)もあり
マルチメディア教材

 

4、ECC

 セールスポイント

グループレッスンはその週であれば振替可能
資格講座が充実している
マイレッスンプランで自分に合ったコース設定をしてくれる
転校手続きなしで他校受講可能

 

5、ジオス

 セールスポイント

ジオスコミュニカティブメソッド
語学研修、ホームステイなど支援
ジオスの語学教育研修室が作るオリジナルテキスト使用
下のレベルは日本人の先生が担当。
担任制で生徒を徹底指導

 

英語の資格

英語の資格24

 

 

 

工業英語能力検定

日本から海外に輸出されるマニュアルや技術文書を英訳する。文部省認定。

実用英語技能検定

いわゆる「英検」2級は必要

ビジネス英検

国際ビジネスマンとして、英語で何ができるかという観点から、A〜Eの5段階に

旅行業英語検定

旅行業に必要な各種業務が可能な高度なレベルの英語力を測定

国際秘書検定(CBS

国際化時代に対応する秘書資格総合的なコミュニケーション能力も問われる

通訳士

2級の2次試験は単なるヒアリング試験ではなく、実際的な実技試験もあり。

観光英語検定

文部省をはじめとする諸団体が後援し、(財)専修学校教育振興会が主催する試験。

国際連合公用語英語検定

国際人として世界を舞台に活躍できる人材の育成を目的。6段階

商業英語検定

国際貿易に携わるビジネスマンに必須

10

TOEFL

アメリカやカナダに留学するとき英語力を証明する。

11

TOEIC

世界的な規模で実施。英語のコミュニケーション能力を客観的に評価する試験

12

BETA

海外に派遣される社員に必要な英語力を測定する目的で開発されたテスト。

13

外務公務員T

将来外務省の局長、次官、大使となる外務公務員を採用する試験

14

外務省専門職員

中堅外交官として活躍できる花形的な専門職です

15

国際機関研修員

国際公務員を志望者に、国際業務の経験を積ませるために外務省が設けた制度

16

通関士

貿易商社などの依頼に応じて輸出入の通関手続きを代行する事が主な業務

17

通訳案内業

外国人観光客のガイドになるには、試験合格と、都道府県知事の免許が必要。

18

ボランティア通訳検定試験

1996年度より、通訳士認定試験の3級・4級がボランティア通訳検定

19

秘書英語検定

語学ビジネス系の学校の生徒のために作られたチャレンジ目標的な試験。

20

英文会計検定

アメリカの公認会計士試験のプレ試験とも位置づけられている

21

英語ビジネス文書作成技能検定

貿易会社や外国商社に就職したい人に人気の検定試験

22

英文タイプ実務検定

商業高校の生徒が主体ですが社会人も受験可能。

23

翻訳技能審査

労働省が認定する資格
産業翻訳の専門家となるための資格

24

輸入ビジネス・アドバイザー

輸入を始める意志のある企業や個人を対象に輸入取引についてアドバイス

 

革命か?7アクト

 昨年英会話業界に革命を起こしたのが「7アクト」である。驚くべき低価格を実現!その理由として、講師宅でのプライベートレッスンによる教室代の削減。第二に、広告をインターネット以外一切やらないという広告代の削減によるものである。現在、口コミの評判で生徒、講師を増やしている模様。

 

 

労働省教育訓練給付金制度

 

どんな制度か
雇用保険の被保険者だった期間が通算5年以上の人が対象となる。指定されている講座を受講すれば、修了した時点で受講料と入学金の一部が払い戻されるというもの。払い戻される金額は8割限度額は20万円とかなり大きな金額です。


条件
詳しいことは労働省のページを見てください。というのはあまりに不親切なので分かりやすく項目を挙げてみましょう。
@
雇用保険の被保険者だった期間が通算5年以上
A
指定講座を受講すること
B
8割以上の出席
C
今までの5年間に給付金をうけていないこと


オンライン診断
自分は果たして対象に入っているのか?それが一番気になるところでしょう。
質問に答えていくだけで自分が対象かわかる「オンライン診断」を作りましたのでどうぞ。マッシュ君が案内します。
給付金制度オンライン診断



気をつけるポイント
消費者には嬉しい給付金の制度ですが、条件でいくつか気をつけなくてはいけないポイントがあります。
@
一度制度を利用すると次は5年後
何度でも使えますが、一度使ってしまうと次の権利が発生するまで、さらに5年がかかります。
A
指定講座(コース)でないとだめ
どの講座でもいいというわけにはいかないのが厳しいところです。指定講座を探しましょう。
B
最後まで受講して初めて給付される
この制度は英会話スクールが料金を安くしてくれるのではありません。
国が修了者に払うものです。8割以上の出席が条件。
C
6年目から対象になる
「雇用保険の被保険者だった期間が通算5年以上」というのは丸5年以上働いているということです。つまり6年目から対象になるわけです。
D
離職期間が1年以上はだめ
働いていない期間が1年以内ならば、複数の会社での期間が合計できますが、1年以上働いていなければ、以前の勤務年数はカウントされません。


問題点
8割が給付されるこの制度はとても助かります。ところが、大きな問題点があります。
問題点 @出席が8割で支給される
これは税金の一部をもらうのですから、当然といえば当然です。入学した時点では給付金はもらえません。受講が修了したら自分でハローワークに行って手続きをする必要があります。
これは特に問題点とはいえないでしょう。

問題点 A指定講座が固定制である
これが問題です。入学時に英会話スクールがレッスン料を安くしてくれるのではなく、終了時に国からもらう形になります。
指定講座が固定制のスケジュールでレッスンが組まれています。つまり、毎週同じ曜日の同じ時間のレッスンに出席することが求められます。固定制のスケジュールのためにレッスンに通いきれずに、給付金がもらえなかったということが実際に起きています。
この給付金制度は働く人の能力アップのために作られたはずなのに、実際には社会人には条件を満たすことが難しいのです。固定制のスケジュールで休まずに通える人がどれくらいいるのでしょうか。現在の英会話スクールのほとんどが自由予約制です。これは忙しい社会人でも通えるようにというニーズに応えたからです。「固定制のスケジュールでちゃんと出席しろ」とは社会人には無理な注文です。


まとめ
国が生涯教育の援助に乗り出したことは歓迎すべきことですが、もっと現状を汲み取った制度にして欲しいものです。
とにかく、自由予約制のコースも指定講座にしてくれることを期待します。
(けいいち)