余暇政策論ノート
子供のための遊び空間
参考文献 「こどものためのあそび空間」 仙田満 1998 市ヶ谷出版社
日本のこどものあそび環境はこの半世紀で大きく変化した。あそび環境とは、あそび空間、あそび時間、あそび集団、あそび友達という4つの要素によって成り立っているが、それぞれが縮小し、相互に影響を及ぼしながら悪化している。
なぜこどもはあそばなくならないのだろうか。こどもたちはあそびを通じて創造力、社会性、感性を開発していく。こどものあそび環境が貧しくなればなるほど、創造性も社会性も、そして感性も乏しい日本の未来が見えてくる。
「こどもはあそびの天才」という言葉は、大人がこどものことに対して積極的に考えなくてもよいというきっかけをつくってしまった。
⇒しかし、実際は日本の未来のため、大人はこどものあそび空間に積極的に関わらずにはいられない。
実際、色々な意味で関わっているのが事実だ。
ではどのような関わり方をしているのか。
目次
T あそびの思い出
U こどものあそびの原空間
V こどものあそび環境の変化
W こどものあそびの現在
X こどものための公園
Y こどものための住まい
Z こどものための建築
[ こどものためのデザイン
\ こどもたちの将来へ
W こどものための公園・・・こどもの国―自然型児童遊園
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東京都町田市と横浜市緑区のにまたがる丘陵に「こどもの国」。
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1965年オープン、敷地約100ヘクタール。
・ かつては水田や田畑の多い都市近郊の田園地帯。
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「こどもの国」の趣旨―「こどもたちに野あそび、山あそびを返そう」
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今では厳しい都市化により「緑の孤島」