公園

国際学部国際社会学科

990153b 2

山川 崇子

私がこのレポートの題材に公園を選んだ理由は、私自身が植物が大好きだからという理由からだ。自宅で植物を飼う事も好きだし、天気のいい日には公園へ出かけることも好きだ。オーストラリアのメルボルンに行った時、1日中街を歩きまわり、街中の公園に行ってみた。それ程大きくはない都市だったが、とても一日では見切れなかった。それも日本団地にあるようなプレーグランド的な公園ではなく大人が楽しめる公園でもあり、子供の遊具もあるとても広い公園が街中に沢山あるのだ。そのような公園の歴史や、日本、または国外の物について調べるのがこのレポートの目的である。

 

 

1.公園の源

日本に公園はいつ、何処からやってきたのか、そして私達はどのように公園と接していったのか。

「公園」という言葉が出てきたのは明治に入ってからで、それ以前は゛公園"という概念自体、日本にはありませんでした。

その代わりに人々は神社、寺の境内や、見晴らしの良い景勝地などに訪れ、くつろぎ、遊び興じていました。自分たちで都市の中や郊外にレクリエーションの空間を発掘していったのです。

江戸時代に入ると、桜、梅などの花を愛でる習慣が大衆化し、各地に花の名所が生まれました。

八代将軍徳川吉宗の時代(享保年間)には、数々の「公共遊園地」が幕府の手によって設置されました。これが、日本における最初の゛上からの゛公園づくりの起源と言うことが出来るでしょう。

 

2. 制度として定められた公園

明治維新を迎え、1873年の1月、太政官の布告により、「人々が群がる場所、古くからの景勝地、歴史上の重要人物ゆかりの地など、多くの人が訪れて楽しむ場所、それを国で『公園』として定めることが制度として定められました。

このようにして、ここにはじめて「公園」という概念が誕生したわけですが、この時点では、昔からある寺社の境内などをはじめとする住民の憩いの場に制度的に「公園」という名前をわざわざ当てはめ、意味を狭めてしまっただけに過ぎず、新たに公園がつくられていったわけではありませんでした。

公園制度が施行されてから日本では、まだ都市環境の悪化も進んでいないのにもかかわらず、公園は都市の衛生施設として内務省の衛生局が管理することになりました。日本では、公園は西洋諸国からのそのままの輸入品であり、社会的、文化的背景は無視されて導入されたと言えます。

 

3. 公園の定義

一般に「公園」とは、「住民の屋外における休息、鑑賞、遊戯、運動その他のレクリエーション利用に供するとともに、あわせて都市環境の整備及び改善、災害時の非難等に資するために設けられる公共用地」を言います。

 

http://www3.plala.or.jp/ikkey/index.htm

 

 

 

日比谷公園・東京都

幕末までは松平肥前守などの屋敷地で、明治時代には陸軍練兵所となっていたところでした。当初から「都市の公園」として計画、設計、造成された本格的な公園であると同時に、日本初の「洋式庭園」です。文化の先駆者としての公園設計者の意気込みは、大小の野外音楽堂や公会堂を設けさせ、それは今日に伝えられ、広く利用されています。 花壇には一年中、色鮮やかな四季の花が咲き、ビジネス街に勤める人達のいこいの場になっています。

 

噴水と音楽堂 かもめの広場

 

 

四季折々の花が楽しめ憩いの場にはよい公園といえるのではないだろうか。

ttp://www.tokyo-park. or.jp/park/58/58-park.htm

 

 

 

栃木県総合運動公園・栃木県・宇都宮市

栃木県総合運動公園は,宇都宮市の中心部から南へ約9qに位置しています。公園の歴史は古く,昭和23年,明るく健康な県民を育成するための施策の一環として整備に着手し,昭和27年度末32haの規模でオープンしましたが,その後,昭和55年の「栃の葉国体」の主会場を目指して44haに拡張し,旧施設も新たな整備を行ない,スポーツの殿堂として年間100万人以上もの県民に利用されております。特にトレーニングセンターでは,スポーツ医学を取り入れ,競技力向上や健康増進に役立っているほか,160名収容の合宿所も運動施設の利用と一体となり機能しています。

また,季節感にあふれた多様な植栽を豊富に取り入れており,春の桜・ツツジ,初夏の花菖蒲,秋の紅葉と,とちぎの四季を存分に味わうことができます。

さらに,この公園の一画には,子供たちに夢を与える遊園地「とちのきファミリーランド」があり,運動施設などとともに広く県民に親しまれています。

 

 

全体 とちのきファミリーランド

―できるスポーツの種類はとても充実している。また、この公園にはスポーツ公園としてだけの要素ではなく古墳があり、小さな植物公園があり、そして小さいながら子供が楽しめる遊園地もある。晴れた日に探索したりするのも楽しいかもしれない。

 

 

栃木県中央公園

栃木県中央公園は,宇都宮市の中心駅から西に約1.5kmの市街地に位置し,本県の主要文化施設である博物館と併せて公園整備を行ったもので,「水と緑と文化」をテーマに,4つの池を中心とした和洋折衷の廻遊式庭園風に構成されており,入口正面に洋風の沈床園,左奥に日本庭園を配し,その間を大池で結び,博物館との調和を図っています。

特色としては,緑の相談所を設け,花と緑の展示会を開催するなど県民に広く利用されているほか,防災公園としての機能も併せ持っています。

 

 

全体 噴水

 

―市の中心部からそれほど遠くないところにある。私のお勧めは、全体図で言うと左奥にある日本庭園です。小川が流れていて、太鼓橋があり風情があります。行った時はちょうど梅が咲いていてきれいでした。冬に行くと噴水は出ていないので是非、春以降にお弁当を持って出かけて見て下さい。

http://www.pto.co.jp/koen/1.htm

 

日本で最初にできた公園と身近で私が気に入っている公園を取り上げてみました。このレポート作成中に見つけたオススメサイトを最後に紹介したいと思います。

http://www.geocities.com/Tokyo/Temple/1969/natu.html 栃木県で行われる花火大会の情報満載のホームぺージです。