COFFEE
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国際文化学科 3年 980526M 渋谷美沙
1.はじめに
コーヒーは世界中で水の次に飲まれているという。私自身、いつの頃からかコーヒーが大好きになっていた。テスト前に夜遅くまで勉強するとき、食事の後、ほっと一息つきたいとき。どんなときでも私は真っ先にコーヒーを選ぶ。なぜそんなにコーヒーが好きなのか自分でもわからない。でもなぜかコーヒーが飲みたくなる。そもそもコーヒーとはどんな飲み物なのか。飲みすぎると胃に悪いとよく言われるが本当なのか。コーヒーを飲むのは好きだが、まだまだコーヒーについて知らない事が多い。そこでインターネットを通じて、コーヒーについてその魅力に迫ってみたい。
2.コーヒーとは?
コーヒーとは、『コーヒーの木〔=南方産のアカネ科の常緑小高木〕の種を煎って粉にしたもの。熱湯を通すなどし、砂糖・牛乳などを加えたりして飲む。特有の香気と苦味がある。』と、三省堂の国語辞典に載っている。コーヒーの起源にはいろいろな説があるが、鳥やヤギがコーヒーの赤い実を食べているのを見て試しに食べたら、気分爽快になったとか、病気が治ったなどの説がある。初めのうち、コーヒーは薬として扱われていた。その後は庶民の飲み物として普及していき、コーヒーに関するさまざまな器具が発明された。20世紀初めのインスタントコーヒーの発明によりその人気は一気に広まり、今日では多くの人に愛飲されている。
3.コーヒーの秘めたパワーとコーヒーに対する誤解
コーヒーは世界中で多くに人に飲まれているにもかかわらず、たくさんの誤解を受けている。コーヒーというと飲みすぎると胃に悪いとか、心臓病になりやすくなるとか思われがちだが、そんなことは全くないのである。それどころか、100%植物生まれ、完全無添加のコーヒーは、いい事ずくめなのである。コーヒーに含まれているカフェインの働きにより、中枢神経などをソフトに刺激して集中力を増進させたり、動作を活発にさせたりする。コーヒーはノンカロリーの自然食品であり、エネルギー消費と脂肪分解を促進する働きがあるので、医薬的にダイエット補助剤としても利用されている。すっきりとした目覚めを誘ったり、血流促進や、利尿作用などの働きがあることもわかっている。コーヒー1杯には、2時間ほど血流を良くする作用があり、心臓の拍動を高めて、朝の弱い低血圧の人には活動的にする効果がある。1988年、日本動脈硬化学会で「コーヒーは動脈硬化を予防する善玉コレステロールを増加させる作用がある。」と従来の通説をくつがえす報告が発表された。そして何といってもストレスの多い現代人にとってはコーヒーの持っている苦味と酸味、そして良い香りで精神的ストレスを手軽に解消することができるのである。では次に、コーヒーに対する主な誤解を例に挙げて解いていきたい。
@コーヒーは胃に悪い?
コーヒーは胃に悪いと思っている人がたくさんいるが、それは大きな誤解である。コーヒーに含まれるカフェインの、胃酸の分泌を促す働きからそう思われやすい。一般にコーヒー好きの人にはヘビースモーカーの人が多く、酒好きの人も多い。たばこや酒のとり過ぎが胃に悪いことはもはや常識である。そういった胃の不調をコーヒーのせいだと勘違いする人が多いのである。それどころか、おいしい食事の後のコーヒーは、カフェインが胃液の分泌を促し、胃腸に調子を整え、なおかつ脳を刺激して気分をすっきりさせてくれるのである。
Aコーヒーは心臓に悪い?
コーヒーの飲用と心臓病との間に何らかの因果関係が存在すると疑われていたが、多くの研究結果からその関係が否定された。これも前例と同じく、心臓病を起こしやすくする要素に喫煙が含まれており、コーヒーの愛飲者に喫煙をする人が多いことから誤解されたのである。
Bコーヒーは子供に悪影響?
なんとなくコーヒーは子供や妊婦に悪影響を及ぼすと思っている人が多い。国際ガン研究機関(IARC)によると、「妊婦女性コーヒーの飲用と胎児の発育との相関関係を示す証拠は全くない。」と報告している。コーヒー好きの母親の子供に流産、早産、未熟児などが多かったという報告は出されていない。確かに、コーヒー好きの母親の母乳にはカフェインが含まれているが、それが乳児の発育に悪影響を及ぼすということはない。また、子供の知能に影響を与えるのではないかと心配されているが、研究の結果、全く異常は見られなかった。
4.コーヒーのおいしい入れ方
ネル・ドリップ式 |
18世紀頃のフランスで始められ、コクのあるおいしさが味わえます。ネルのこし袋に粉を入れ、上からお湯を注いで抽出します。 1.
新品のネルの袋を使うときは、煮沸して布に付いているのりを完全にとります。 2.
ネルをポットにセットし、杯数分のコーヒーの粉を入れます。お湯をしみこみやすくするために、真ん中にくぼみをつくります。
3.
沸騰したお湯を弱火で保温(95℃)し、最初はほんの少しずつ、次に細い線くらいにお湯の量を抑えながら円を描くように注ぎます。この間に全体にお湯が染み渡ります。
4.
お湯が染みとおってしまわないうちに、少しずつお湯を注いでいきます。 5.
2〜3分間位でろ過が終わります。 6. ネルの袋は、使った後洗剤を使わずによく水洗いし、完全に乾燥させないよう水につけ、そのまま冷蔵庫に保管します。 |
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ペーパードリップ式 |
はじめての人にも手軽にいれられます。 1.
ペーパーをドリッパーにセットします。 2.
あらかじめ温めたポットの上にドリッパーをのせ、杯数分のコーヒーの粉を入れます。 3.
沸騰した湯を少し落ちつかせてから、粉全体にゆきわたるように少しずつゆっくりと注ぎ、約20秒蒸らします。 4.
粉が膨張したら、泡の消えないうちに1回または数回に分けてお湯を注ぎます。 5.
5.2〜3分間でこし終わります。 |
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サイフォン式 |
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1スコットランドの研究室で誕生した、空気圧を利用した入れ方で、コーヒーが出来上がっていくプロセスも楽しめます。 1.
フラスコに人数分のお湯を入れ、ポコポコいうまで沸騰させます。 2.
ロートにフィルターを固定させ、杯数分のコーヒーの粉を入れてフラスコに差し込みます。 3.
フラスコからお湯がロートに上がってきたら、竹ベラかスプーンで1分前後軽くかきまぜます。 4. 火を消してから約30秒で、フィルターでこされたコーヒーがフラスコにおりてきて出来上がりです。 |
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エスプレッソ式 |
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ヨーロッパ諸国で広く飲まれている濃いコーヒーです。 ▼モカエキスプレス器の場合 1.
抽出器の下のポットに人数分のお湯を入れ、中央のフィルターにコーヒーを入れます。 2.
上のポットにしっかりと取り付け、火にかけて沸騰させます。 3.
蒸気の圧力で熱湯が上がり、コーヒーの入ったフィルターを素早く通過すると、濃いコーヒーが上のポットに噴出されてできあがりです。
4. 他にも様々なエスプレッソ用の機具が販売されています。それぞれの使用方法に従ってください。 |
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インスタントコーヒーのおいしい入れ方 |
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熱いお湯さえあれば、いつでも、どこでも、手軽においしいコーヒーが味わえます。 1.
カップはあらかじめ温めておきます。 2.
一杯分は、140〜150ccのお湯に対して、インスタントコーヒーをティースプーン山盛り1杯(約2g)が標準ですが、お好みで味を加減して下さい。
3.
沸騰したお湯を火からおろし、おちつかせてからカップに注ぎます。砂糖とミルクはお好みで。 |
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6.終わりに
コーヒーは思ったより奥が深く、ますますコーヒーの魅力にはまってしまった。今まで知らなかったコーヒーの意外な作用に驚いた。コーヒーの煎れ方も、自分が知らないものがあったのでぜひ試してみたい。コーヒーの世界は、こだわればとことんこだわることができるので、自分の余暇を生かしてぜひやってみたい。
出典
http://www.imaginet.ne.jp/~tambe/
コーヒーのいろいろな淹れ方や豆の種類、水の種類など、コーヒーについて詳しく説明してあるサイト。
http://www.osk.3web.ne.jp/~tsuru/
コーヒーのおいしい淹れ方やブレンドの配合の仕方についてていねいに説明してあるサイト。
全日本コーヒー協会のホームページ。コーヒーの文化や、コーヒーと美容・健康との関係について書かれているサイト。
http://www2.famille.ne.jp/~syutsuji/
コーヒーの淹れ方や歴史に加えてコーヒーの産地について知ることができるサイト。