余暇行政論 「プールに行こう!」

                                                         980121z       真田英子

@泳ぐこと

「水泳」と言ったら何を思い浮かべるだろう。会社帰りにスイミングプールに寄って健康作りをする人々、ダイエットに励む人々を思い出すかもしれない。日本選手権やシドニー五輪選手の最近の報道から、競泳を思う人もいるだろう。街にもスイミングプールが多くできた。中ではインストラクターの指導で泳ぐ練習をするマスターズの人々、コーチのもとで一生懸命泳いでいる生徒たち、水中ウォークを楽しむ人々が見られ、それぞれ自分流に水と接している。水泳は、小さい子供から年配の方々まで気軽に参加できるスポーツである。また、よく「水泳はカラダに良い」といわれる。

 

〜水泳の5大効果〜

  1. 水平運動
    血行促進効果
  2. 三次元のバランス運動
    脳と筋肉の間で行われる伝達刺激でバランス感覚向上
  3. 浮遊運動
    1/fゆらぎによるリラックス効果
  4. 有酸素運動
    脂肪燃焼効果
  5. 全身運動
    筋力アップ

「あるある大辞典」(http://www.ktv.co.jp/ARUARU/index.html

 

水中では重力がなく、体重も10分の1に減少せるため運動しやすい。酸素を多く摂取し、全身に血液を循環させることで脂肪の燃焼を促すのが有酸素運動であるが、水中ではこれが効果的にできるため、ダイエットにも適しているといえる。

「ゆっくり泳いでダイエット」(http://home.interlink.or.jp/~psy/netswimmer/slow.html

泳ぐことは楽しい。水と遊ぶことから始めたら良いと思う。

 

A水泳部の練習

自分は現在大学の水泳部に所属しているので、「競泳」を中心に話していきたい。

部活という限り、大会、対抗試合があり、練習はそれに向けて行われる。

練習メニューをこなすのはなかなか難しい。

net swimmer」(http://home.interlink.or.jp/~psy/netswimmer/main.html

  ←真剣なレース。

  運動生理学に基づくメニュー、栄養学、科学的なトレーニング等、必要な知識は幅広い。そして、今研究され続けている。 スイマーは、エネルギー供給能力と運動能力を高めるために、スイムスピード、心拍数、レストタイムを守って練習する。色々な強度の練習をし、必要な全ての身体機能を刺激し、強化し、効果的なトレーニングを行うのである。

「トレーニングシステム」(http://ace.mech.utsunomiya-u.ac.jp/~kana/swim/swtra_1.html

私は、水泳を始めたばかりの頃、いろいろな事でガチガチになっていた。そんな時、先輩方が優しく励まし、そして指導してくださった。

「みんなの泳いでいるのを見てごらん。人の泳ぎを見ることも大事な勉強だよ。水と友達になって楽しく遊ぶんだよ。水泳を始めたばかりの子供達は、とても楽しそうに泳ぐよ。」と。

初心を忘れずに練習に取り組みたいと思う。

 

Bチームスピリット・メンタル面

水泳は1人のスポーツだと言われる。サッカーやバスケットボールなどの、数人で行うチームプレイと異なり、1人で泳ぎ、ゴールまでは自分との戦いであるからだ。実際、記録は個人のものであり、それぞれベストなタイムをめざす。

しかし、私は水泳を始めてまだほんの3年だが、敢えて、水泳はチームスポーツであると思う。これは、ある大会の後で後輩が言っていたことである。「1人じゃないんだと思った。チームの競技であると感じた」と。

競技本番では、みんなかなり緊張する。気分がガチガチになったり、落ち込んだりする。それを和らげてくれるのは、“頑張って”というチームメイトの一言であったり、みんなの応援だったりするのだ。誰かのベストにみんなが喜び、みんなの応援と選手の集中力が一体となりいいレースを生むのだ。

練習の時も、みんなで励ましあったり競ったりしながら、互いに向上をする。私は最近、そのような仲間の存在をとても大切に思う。

  ←応援風景

そして、水泳にとって、メンタル面は非常に大切である。練習の時などは、やはり目標や練習を行う意思が大切だし、レースはもちろん、自分自身に勝たなければならないのだ。そこで、メンタルトレーニングが必要になてくる。競泳の田中雅美選手は、練習にメンタルトレーニングを取り入れて、本番の気持ちの持ちようをコントロールしている。心の中に白いスクリーンを思い描き、入場、スタート台に立つところからイメージするのだ。泳ぎは、タイムをはかりながらストローク数にも気をつけてイメージする。このようにイメージすることで、大会本番で周りの雰囲気にのまれ自分のペースをみだすことを防ぎ、落ち着いて自分のレースができる。

  私も大会本番に、かなり緊張してがちがちになった。気分もどんどん落ち込んでいったが、これではだめだと集中し、気分を切り換え、前向きな姿勢になることに成功した。レースにも集中でき、自分に勝ったと思える瞬間であった。

C今年のシドニー五輪

 4月、日本選手権が行われ、シドニー五輪の選考会も兼ねた。オリンピックをめざす選手にとっては、非常に重要な大会である。TVで放映されていたので、見た方も多いと思う。この大会では新記録が続出し、各選手が力泳をみせた。代表となった各選手のオリンピックでの活躍が期待される。

 オリンピックのメダルと言えば、岩崎恭子選手が記憶に新しい。バルセロナ五輪の200m平泳ぎ決勝で、自己ベストを5秒も縮め筋メダリストとなった。私も同じ中学生だったが、すごいと感じたのを覚えている。しかし、彼女の苦しみ、悩みはそこから始まったのだ。心の葛藤が続く。金メダルを獲得したという周りのプレッシャー、伸び悩む記録、あらゆることにもまれていたのではないかと思う。そこから這い上がり、戦い、自分に勝ち得たアトランタ五輪の方が、彼女にとって大きな意義のあるものだったと後に語っている。

 

『オリンピック大会で重要なことは、勝つことではなく参加することである。同様に、人生において重要なことは、勝利ではなく        健闘することである。』

            第10回ロサンゼルス大会聖火台の下の掲示板より〜 スイミングマガジン5月号抜粋

 個人競技であると思われがちな競泳には様々なドラマがあると思う。各選手はそれぞれ、今までの練習、意志、熱意、葛藤、様々な思いを背負ってスタート台に立つ。見る者は、彼らの泳ぎに勇気を与えられるのだ。私達の練習も同様である。お互いに切磋琢磨しながら練習を行い、目標に向かう仲間がいる。陸上ではなく、水中で繰り広げられる私達のドラマである。皆さんも、泳ぎに、そして泳ぐのを見にプールに行きませんか?

 今年、いろいろな水泳の大会で、TVや会場で競技を見て、その熱気、勢いに圧倒され、また自分の中にも勇気が湧いてくるのを感じたい。

   

 私は、たまたま水泳部に所属しており、水泳について書きたかったためこのテーマを選びました。しかし、範囲が広く、全体として主観的でまとまらない内容構成になってしまったことは反省しています。少しでも、水泳、水泳部に興味を持っていただければ幸いです。

 

[参考サイト]

「あるある大辞典」(http://www.ktv.co.jp/ARUARU/index.html) TVで人気のあるある大辞典のホームページ。今までの放送分をまとめて見ることができる。役立つ知識が多い。

net swimmer」(http://home.interlink.or.jp/~psy/netswimmer/main.html 水泳について、かなり詳しく解説してあるサイト。様々な知識を学べ  

                            る。

「宇都宮大学水泳部公式ホームページ」(http://www.geocities.co.jp/Athlete/1569) 宇都宮大学水泳部の公式ホームページ。かな  

                                        り充実している。今回のレポートに載せた写  

                                        真もここから取り込んだ。