・宇都宮大学 まちづくり隊

笠原花華

6 月末から進めていたまちづくり提案を終え、今は達成感に満ちています。留学生を含む 3 人グループで話し合いや調査活動、市との事前の打ち合わせ、市長の前での発表など初めての経験が多く、そんな活動をやり切ったことに自信に持ちたいと思います。

一方で反省点としては、8 枚の提案書の内容を 8 分の ppt 発表にまとめることに苦戦し、自分たちの提案内容を 100%伝え切ることができなかったことです。また、話し方や表現の仕方などの練習不足が本番では露呈しました。そんな中でも、他の班の発表から調査方法や分析方法、着眼点、 発想など多くのことを学ぶことができました。提案準備から発表当日までで得たことを今後の研究に活かしていきたいと思います。

最後に、ともにやり切った班のメンバーとご指導してくださった中村先生や研究室の皆さん、発表の機会を提供していただいた宇都宮市役所、レベルの高い提案発表をしていた参加団体などまちづくり提案に関わった全ての人に御礼申し上げます。

 

時佳鋭

とても貴重な経験として、自分では思いつかないような案が、他のグループの発表を聞いて沢山あった。 最初は意見 がバラバラでどういう方向で進めていいかも分からない位だったが、自分たちなり に、意見をまとめて発表することが出来たと思う。

 

渡部葵

 約半年かけてまちづくり提案に取り組んできて、まずは発表を無事終えることができて良かったという気持ちでいっぱいです。最終的な提案をどのようにするか、そしてどのような調査を行うべきか考えたり、提案書やプレゼン資料など、取り組んだりしなければならないことがたくさんあり、大変だと感じたこともありました。しかし、自分たちが考えた提案を、ポスター発表の際に「良かったよ」と評価いただけたときは嬉しく思い、大変な思いはしたが頑張ってきて良かったと思えました。また、今回の活動を通じて、現状として存在する地域課題からどのような取り組みが必要なのか考える、課題発見力が身に付いたように

感じます。また、他の学生の発表を聞いて、独創性に富んだ案であったり、既に提案を実行していたりする班もあり、自分たちにはなかった視点から地域活性化について考える機会となり、刺激を受けることができました。

 

・宇都宮大学ムギベリー

向彩華

 約半年という長い期間をかけて準備してきたことが無事終わり一安心しました。時間をかけたことで内容を十分掘り下げることができたと思います。

今回のまちづくり提案では、自分たちの考えを分かりやすく伝えることの難しさを感じました。自分の頭の中ではつじつまが合っていることでも、短い発表時間の中で伝えるためには削らなければいけない情報もあり、聞き手に伝えられないことも多かったです。また、すっきりとしていて分かりやすい話の流れを作るためには何を残して、何を捨てるべきか悩みました。自分たちだけで資料作成などの準備をしていたときには間延びした、冗長な印象を与える発表になっていましたが、ゼミ活動のなかで他の方から意見を頂いたことで、発表が洗練されたように思います。また、発表会当日には審査員や一般の方からも意見を頂きました。自分では思いつかなかったような意見もあり、新しい視点を得ることができました。意見を広く意見を求めることの重要性を再認識する機会にもなりました。

 

彭之彦

市役所14階に来てまず目に飛び込んできたのは、会議室ロビーの窓からの眺めの素晴らしさ。 宇都宮に来て数ヶ月、こんなに高い所に立つのは初めてです。 下の通りを見ると、人や車が忙しく、明るい太陽の下で街全体が活気に満ちています。 ふと、もっと本気で提案できたらいいのにと思いました. 私も同じグループの仲間たちも数ヶ月間頑張ってきました、この発表に後悔はありませんこんなに美しい街を見て、彼女にもっと深い愛情を持ちたくない人はいますか? このような会を企画してくださった市役所の方々、参加してくださった学生の皆さん、このような有意義な会に参加できて、心から感謝しています。

 

邵樺

大学時代で、私も「大学生によるまちづくり提案」を参加したが、その時先生が全部仕切ってくれていたので、発表当日は原稿を読むだけだった。 今回は、提案書やパワーポイントの作成も含めて、チームメンバーと共同作業でやった。自分に対して良い経験を与えた。そして、まちづくり提案の模擬発表で、先生や他のゼミ生から、コンメンや助言をもらって、発表直前に改めて考えなかった提案の内容や説明方式に役に立った。

提案当日、他のチームの発表を聞いて、全く違い分野の発想なので、新たな知識を学んだ。

この経験を踏まえて、論文の書きも役に立つではないかと考えている。

 

・宇都宮大学行政学研究室観光協力チーム 

山本夢羽

6か月間かけて何とか提案をかたちにすることができてよかった。留学生のお二人との混成チームということだったが、留学生ならではの視点を取り入れたり、彼らのネットワークを活かして情報収集を行ったりして、その内容を提案に盛り込むことができた。このまちづくり提案に参加するにあたって、自分自身も外国人観光客が抱える困難さや、チームのメンバーとのコミュニケーションの方法に関して学ぶことが多かった。発表会では、他大学の団体の発表などから大いに刺激を受けることとなった。やはり、実際に動いてみて感じた課題を解決するような提案には説得力があり、実現可能性も高いように感じた。プレゼンテーションの方法についても、聴衆の注意を集めたり、一番伝えたい内容を強調したりするなどしていた団体が印象に残っている。今回学んだことを今後の活動に活かしていきたい。

 

ZHAIZHENYU

政府主導の提案活動に参加するのは初めてで、政府機関で発表するも初めてで、とても不思議だと思う。今回の発表のテーマは、最初の構想から最後の発表まで、チーム全員が一緒に努力した結果。一番印象深かったのは、初めて現地調査を経験し、初めて現場に行って調査結果を収集した。インターネットアンケートから現場インタビューまで、行政学という学科の実践性を深く感じた。

優勝の成績を収めなかったが、発表から質問と回答まで、市長、政府役員、一般市民、様々な人たちが自分の提案を見せてくれて、これは最も貴重な思い出と思う。

 

・行政学研究室指導教員 中村祐司

 指導教員の贔屓目は多少あったとしても、三つのグループに共通していた点について、確信を持って以下のように指摘したい。

 一つ目は論文作成の労に全力で向き合い、最後まで決して手を抜かなかったことである。当日はどうしてもプレゼン(パワポファイル)に注目が集まるが、活字、データ、イメージ図などを組み合わせて作成する論文(しかも8ページも!)は、大袈裟にいえば作成者がいなくても、後世にいつまでも伝えることのできる知恵の財産である。読み手が真剣に各論文に向き合おうとすれば、論文1本に1時間近くは掛かるはずだ。

また、あきらめないで書き上げた経験は直近の卒業研究にも間違いなく直結する。一番地味かもしれないが、一番執筆者の血肉として還ってくるのが論文の性格なのである。

 二つ目は工夫を凝らしたポスターとパワポファイルの作成である。見るのと作るのとでは大違いで、パワポ画面を貼り付けるだけではだめで、A0版巨大用紙に、視角効果も意識しつつ、埋めていくのは論文とは別の意味で至難の業であることが見て取れた。見方によっては究極の「アナログ版PR成果物」ともいえる。どのグループもその前に立つと体を包み込まれるような力作となった。

 三つ目は、「デジタル版PR成果物」であるパワポである。色鮮やかな組み合わせや、魅力的なイベントイメージの提示、さらには、動画領域にも踏み込んだ(このレベルになると教員は付いていけず、ひたすら驚くばかりであった)。若者のスキル吸収力は早くかつ正確である。そうでありながら、口頭説明は落ち着いていて、スライド移行には巧みな「間」を設けるなど、準備の徹底が伝わってきた。

 結局、今回取り組んだことは、全部自分たちに跳ね返ってくるし、これから生きていくいろいろな場面で応用が効く、さらには力を与えてくれるはずだ。

 こうした複数の価値を獲得できた機会に身を置くことができたのは、6カ月に及ぶ市運営スタッフによる多方面でのご尽力のおかげであり、深く感謝申し上げたい。