感想


 

宇都宮大学国際学部国際社会学科4年 青木 美緒

―個性を感じた提案発表―

 

今年は観客側の立場で提案発表会に参加しました。

今年のテーマは「私たちらしい これからの『みやぐらし』」でした。そのため、比較的どの団体も、「これからの『みやぐらし』」を情報化や電子化を生かした暮らし方と掛け併せておりました。しかしながら、「私たちらしい」という点において個々がでており、どの団体の発表も興味深い内容でした。例えば、私たち研究室の発表は、「大学生らしさ」ということで「就職」に着目したり、留学生チームは、海外の視点をいかした「配車アプリの導入」を提案したりしていました。

他大学の発表も農業に着目していたり、大谷に着目していたりと昨年以上に幅の広い内容であったように感じられます。

発表を聞きながら、様々な視点から宇都宮市を見つめることができ、非常に良い機会となりました。今後も市の発展のため、このまちづくり提案が続いていってほしいと感じました。

 


 

宇都宮大学国際学部国際社会学科4年 昆布谷 健介

 

 今回は、発表者としてではなく、サポート役としてのまちづくり提案でした。自分が発表するわけではなかったため、去年より気楽に発表を見ることができました。各グループの発表は多様でとても参考になりました。

 中村ゼミの2チームの発表も素晴らしかったです。今後も中村祐司ゼミとしてまちづくり提案に出てほしいと思っています。

 


 

宇都宮大学国際学部国際社会学科4年 田中 大地

 

本年のまちづくり提案は、発表者としてではなく一般参加者として参加した。昨年は自分の発表ばかりに集中してしまい、他グループの提案発表をあまり見ることができなかったが、今回は様々なグループの多種多様な提案を見ることができてよかった。

また、行政学研究室から参加した2グループは、メンバーが一人であったり留学生だけであったりと、厳しい状況の中でもハイクオリティな提案をしており、感心すると同時に、同じ研究室のメンバーとして見習わなければと感じた。

 


 

宇都宮大学国際学部国際社会学科4年 神林 泰暢

 

 今年のまちづくり提案を振り返ると、次の3つのポイントで自分を成長させてくれたように思う。1つ目が、調査がうまくいかないときに柔軟にやりかたを変えていくこと。2つ目が1人ですべてをやりきること。3つ目が、その中で周りに頼ること。である。1つ目に関しては、いくつかの団体や担当の係に話を聞きに行ったが、そこで思ったような話が聞けない多かった。しかし、そこで聞いた話の使えそうなエッセンスだけを取り入れて、他のデータと組み合わせながら使うことでエビデンスとして使うことができたので、その状況に応じて柔軟にやりかたを変えていくという姿勢は今後も大事にしていきたい。2つ目の、1人ですべてをやりきるということに関しては、ジョイントも含めほとんど一人で論文、プレゼンテーション、ポスターを作ることになった。「この方向性でよいのか」「ここに説得力はあるか」といったことで意見をぶつけ合いながら高めてゆく相手がいない孤独との戦いだった。しかしそれでも最後までやりきったことは大きな財産となると思う。3つ目に関して、そんな孤独な中でも、ゼミ生や先生に意見を求めたり内容を指摘してもらったりすることができたと思う。一人ですべてをやらなければならないわけではないと気づき、他の人の協力を得られた。これは今後社会に出て仕事を進めていくうえでも活かせると感じた。

 結果として入賞はできず、悔しさが残る。一方でこの後期のほとんどの時間をかけてきた2つのビッグイベントが終わったので、区切りも付いた。ここからは一休みして就職活動、卒業論文に注力していきたい。

 


宇都宮大学地域デザイン科学部研究生 穆 ト

 

今回は初めて応援という立場からまちづくり提案を参加しまして、みんなの素晴らしい提案を聞かせてもらって、すごく勉強になりました。大学生の宇都宮就職映画と宇都宮市における中国配車アプリの導入という二つの提案が、ゼミで先輩たちと一緒に内容を考え、みんな努力な様子を見て、自分も感動しました。

まちづくり提案の会場で、うちのゼミだけでなく、他の学校の大学生たちの提案内容もいいと思って、特にLRTに関する提案内容が一番印象を残っています。今年のまちづくり提案が無事に終わりしまして、来年自分も参加したいと思います。

 


 

宇都宮大学大学院国際学研究科国際社会専攻1  曹 倩倩

 

「大学生によるまちづくり提案」は私が二回目に参加するが、去年には先輩を応援のために、市役所の14階の会場で皆の発表会に参加した。

 今年は「私たちらしい これからの『みや暮らし』」をテーマに、私達は留学生らしい「宇都宮市における中国配車アプリの導入―清原地区をモデルとして」のテーマを提案した。宇都宮市の交通問題についての提案です。

 提案発想の考案から、提案の調査により、提案を論文になるまで、二ヶ月間の大変さをよく感じた。提案をパワーポイントの形で皆の前で発表するのは一番難しいと思うが、皆勇気を出して、落ち着いて最後まで発表を終わらせた。ポスターの前で参加者と一緒に自分たちの提案を論議するのはすごく楽しかったです。

 


 

宇都宮大学大学院国際学研究科国際社会専攻1年 王 衛澤

 

1220日、グリープでまちづくり提案に参加した。実はそれは初めで宇都宮市の建設のために発表することである。三人は長時間を掛かり、資料を調査し、インテビューを行い、文章を作成し、発表を練習していた。精一杯にやっている。結果は少し残念けど、もう頑張ったから、嬉しいである。この発表は私の人生の中に忘れないことになり、大切な経験である。これからも、この気持ちを持って頑張ります。

 


 

宇都宮大学大学院国際学研究科国際社会専攻1年 鄭 斯g

 

今回は初めて代表者として、まちづくり提案を参加した。初めてだから、完璧に完成しなくても、ただ完成すると、満足であると思う。そして、最初から少し不安であった。やり方、考え方や何の目標を目指するか、などちょっと迷っていた。文書の書き方、書式なども留学生にとっては難しかったと思う。

 でも、だんだんわかるようになった。結局、限界を乗り越えた、無事に完成した。本当に貴重な経験をいただき、勉強した。それは一番大切であると思う。

 


 

宇都宮大学行政学研究室指導教授 中村 祐司

―「個」と「素手」で立ち向かった!―

  

今年もまちづくり提案を無事終えることができた。

 教員が原稿、プレゼンファイル、ポスターの作成や発表に携わるわけではないのに、発表前には毎回、非常に緊張する。発表者によるこれまでの施行錯誤と頑張りのプロセスを目の当たりにしており、「とにかく力を発揮してくれ」と祈るような気持ちが緊張感を招くのである。

 気が付けば、今回が14回目の参加である。これまでと大きく異なった点は、形式・体裁上は「チーム」制を敷いたものの、実質的には二つのチームとも「個」、すなわち個人の力によって四つの手強い課題(@原稿、Aプレゼンファイル、Bポスターの作成、C発表準備)に立ち向かったことである。

 その意味では、発表までのプロセスで、二人とも強烈な孤独感に襲われる機会が多々あったはずである。しかし、逆にそれが強みとなって、「個」の言いたいことを最後まで貫き通す結果となった。

確かに、チーム内での仲間とのぶつかり合いや協力によって作り上げるプロセスは、とても尊いものである。学部3年生の毎年のゼミの方針は、前期が「個人プレー(ゼミ論)」、後期が「チームプレー(ジョイントとまちづくり提案)」である。しかし、今回、個人プレーがチームプレーを凌駕することもあり得るのではないか、と思った。

別の言い方もできる。チームあるいは組織が道具立ての揃った「装備」だとすれば、個はまさに「素手」である。今回は二人が各々、たった一人で、「素手」でもって、「装備」を向こうに回して勇敢・果敢に立ち向かったのである。

この経験は、とてつもなく大きくかつ貴重な財産となったに違いない。同時に、これから直面する別の課題(論文や就活など)を克服する強力な原動力となるであろう。それもこれもまちづくり提案という貴重な機会があればこそで、あらためて市と他の参加チームに感謝申し上げたい。