参 照


授業科目名 行政学演習B 科目コード K160226
科目区分 専門教育科目 開講時期 後期
学部・学科等 国際学部 国際社会学科 曜 日 月曜日
必修・選択区分 選択 時 限 7 〜 8 時限
標準対象年次 授業形態 演習
単位数 2 単位 教室名 未定
担当教員名
中村 祐司
e-mailアドレス(代表者) yujin@cc.utsunomiya-u.ac.jp
オフィスアワー 特に設けないが、e-mailか電話による事前連絡を受け、面会の日時調整を行う。
対象年度 2003 年度
授業の概要
<授業の目標>                                                   
 他大学行政学ゼミとの共通テーマをめぐるジョイント合宿(11月下旬か12月初旬の2泊3日程
度)と全国のゼミが政策立案を競い合うISFJ政策フォーラム(12月第1週の土日)に向
けた研究がこの演習における中心的な活動になる。また、卒論提出を間近に控えた4年生との付
き合い、さらには、就職や進路、ゼミ以外の学生生活、卒業生からのアドバイス、他のゼミとの
交流等、同期・学年間の「縦横の連携」を構築していきたい。

<授業内容>
 ジョイント合宿と政策フォーラムに向けた論文の準備が中心になる。前期の行政学演習Aでの
統一テーマを両方の発表に生かすようにしたい。ジョイント合宿や政策フォーラムでは、このゼ
ミの成果が学内だけでなく外部から評価されることになる。いわば学問的な「他流試合」を経験
することで、大学内だけでは味わうことのできない緊張感と達成感を得ようとするものである。
 2002年度を例にすると、10月の後期開始から集中的に論文の準備に取り掛かることになる。
具体的には、ジョイント合宿の場合、共通テーマが「民間委託」であり、このゼミでは「学校給
食」をテーマに研究した。また、分科会のテーマは「地方分権」「福祉・環境」「交通」「まち
づくり」「教育」であり、「RDFによるゴミ処理の評価分析」(福祉・環境)、「公教育の分
権化」(教育)についての発表を行った。
 政策フォーラムの場合、「金融」「財政」「企業・産業」「社会保障」「都市・交通」「外
交・安全保障」「環境」といった分科会があり、ジョイントでの発表を生かす形で「RDF(ゴ
ミ固形化燃料)を利用したゴミ処理施設の評価分析」(環境)についての発表を行った。
 今年度もテーマは異なるものの、ゼミ生自ら選んだテーマについて深く追求していくこととな
る。論文の作成と同時に説得力あるプレゼンテーション、質疑に対する的確な応答の仕方も学
ぶ。ゼミ生が互いに切磋琢磨することで、行政学研究室そのものの力量を高めていきたい。

<前提とする知識・経験>
 学問や進路等について他大学の学生と交流し刺激し合うことに前向きな考えを持っているこ
と。ゼミ活動の成果を積極的に電子媒体上(研究室HP)に掲載する労を惜しまない者であるこ
と。                                                                      
 
<成績評価法>
 毎回の出席は大前提。ゼミ運営やHP作成、新規アイディアなどをめぐる意欲的な意見提示と
実務面での貢献(40%)、論文作成に対する貢献度(40%)、とくに行政学研究室の卒論生や
院生との積極的なコミュニケーションの達成(20%)。

<教員からのメッセージ>                                                         
 行政学はそのイメージとは全く逆に、ある意味では最も「柔軟で生きた」学問ではないだろう
か。研究対象が人間諸活動のあらゆる領域に及んでいるからである。ジョイント合宿、ISFJ
政策フォーラム、その他研究室の活動内容については、
 http://gyosei.mine.utsunomiya-u.ac.jp/
(Yahoo Japan!等の画面で「中村祐司」で検索するとアクセス可)を参照して欲しい。
               
                                                              
      
 
                                                                               
 
                                                                             
 
                              

授業の方法
<授業計画>
                           予習文献は各回毎に適宜提示する。
  第1週 共通テーマの設定                                                       
 第2週 分科会テーマの設定
 第3週 資料収集・インタビュ活動の開始
 第4週 収集資料・文献の検証作業                                            
 第5週 レジメ作成作業1                                                       
 第6週 レジメ作成作業2                                                       
 第7週 模擬発表1                                                        
 第8週 模擬発表2 
 第9週 論文草稿の完成
 第10週 論文の完成
 第11週 発表レジメの完成とプレゼンテーションの練習
 第12週 ジョイント、政策フォーラムをめぐる反省会
 第13週 論文、レジメ等の研究室HP掲載作業                               
 第14週 研究室卒論発表会の運営準備
 第15週 次年度以降の発表予定をめぐる日程調整
                                  
<教科書・参考書・教材と入手方法>
 教科書:特になし。

 参考書:寄本勝美『ごみとリサイクル』(岩波新書、1990年)。
     レナーテ・マインツ、片岡寛光監修、縣公一郎訳『行政の機能と構造』
     (成文堂、1986年)。
     田中一昭、岡田彰編著『中央省庁改革』(日本評論社、2000年)。
     大森弥他、『地方分権改革』(法律文化社、2000年)。
 
 教 材:各テーマに関連する文献・資料を毎回の演習において提示。

<その他>
 このゼミをステップに、4年次の卒論作成と進路決定に向けて大きく飛躍してほしい。