担当教員紹介
中村祐司(なかむらゆうじ)宇都宮大学地域デザイン科学部・大学院国際学研究科指導教授
〈プロフィール〉
1961年生まれ(神奈川県出身)
早稲田大学大学院政治学研究科博士課程、同人間科学部助手を経て、1993年4月宇都宮大学教育学部専任講師、94年10月同国際学部専任講師、96年10月同助教授、2003年4月同教授。博士(政治学、早稲田大学)。2016年4月から地域デザイン科学部教授。専門は地方自治・行政学。担当科目は行政学、地方自治論、余暇政策論(学部)、比較政策研究(大学院)など。単著に『スポーツの行政学』(成文堂、2006年)、『”とちぎ発” 地域社会を見るポイント100』(下野新聞新書2、2007年)、『スポーツと震災復興』(成文堂、2016年)、『政策を見抜く10のポイント』(成文堂、2016年)。
e-mail yujin@cc.utsunomiya-u.ac.jp
♪March of Courage♪「勇気こそが歩み出す一歩一歩の源泉となる。」
〈ホームページ立ち上げにあたって一言〉
いよいよ、行政学研究室でもホームページを立ち上げることとなった。
昨年あたりから講義などでインターネット上の政府情報や、ファイル添
付での電子メールを利用するようになり、その便利さと紙節減効果に驚
く日々である。
同時に、情報収集として利用するだけでは物足りず、以前、立花隆氏
が同様なことを言っていたように思えるが、自分から情報を発信してみ
たいという思いが日に日に強くなってきていたのも事実である。そんな
折、ゼミの学生から「行政学研究室のホームページをぜひ作りましょう」
という提案があり、まさに「渡りに船」の心境で、大賛成の意を表明し
た。
学生の若い頭脳の日進月歩には目を見張るものがあり、ホームページ
作成に踏み切れずにもたもたしている間に、あっという間に写真を撮り
にくる、枠やレイアウトを作成するで、とうとう自分のほうが遅れてし
まった。
いずれにせよ、この研究室としては試行錯誤しながらも、中身の充実に
努めていきたい。万人受けするホームページを作成するつもりはないし、
できないであろう。ゼミの卒業生との情報交換、そして他大学の行政学関
係、政治学関係、ひいては他国における大学の社会科学関係のゼミ等との
有効なネットワークをたとえ少しずつでも築いていけたらと思う。
書籍など紙媒体の有用性がなくなるとは思われないが、今後は行政学の
研究論文等もインターネット上で公開されていくようになるのではないか。
自分の研究の価値が少しでも意味のあるものだとすれば、原稿をすべて公
開するぐらいの姿勢が必要なのではないだろうか。自分としては今後、こ
の点の見極めをしなければならないと考えている。
(1999年10月)