行政学研究室発表用2回目
フリーペーパーの実態とこれから
国際社会学科4年 磯谷萌
前回調べたこと
@フリーペーパーの定義
フリーパーパーとは「特定の読者を狙い、無料で配布するか到達させる定期発行の地域生活情報紙誌で、イベント、タウン、ショップ、求人求職、住宅・不動産、グルメ・飲食店、ショッピング、演劇、エステ・美容、レジャー・旅行、各種教室など多岐にわたる生活情報を記事と広告で伝える」ものだ。これはフリーペーパー有力会社が組織した日本生活情報紙協会が平成12年3月24日に制定した定義である。
A部数は2億部
B歴史
団地から始まった。→人が多いところに地域密着の情報を絞って届ける。
C種類
大きさ、形、配布サイクルもさまざま
今回までにやったこと
新聞の発行部数を調べた。
合計52,568,032部 約5千万部
これは朝・夕刊セットで1部の計算で2005年10月現在。
1世帯あたり1.4部という結果だった。
社会法人 日本新聞協会http://www.pressnet.or.jp/ より
フリーペーパーの発行部数は約4倍、上回っていることがわかる。
一世帯あたりの部数も、フリーペーパーは4.7部だったので約4倍である。
タウン情報誌として「もんみや」を買ってみた。
「もんみや」は…TOCHIGIを食べる・見る・遊ぶ情報マガジン。月刊、毎月25日発行
今月号は142ページ 310円 栃木県内の書店、コンビ二で発売中
内訳を分析するために今月号の場合を数えてみた。
もんみや
全部で142ページ中、
広告類
1ページまるまる…15ページ
小さい枠の広告…35件
1ページまるまるクーポンのページ…2ページ
記事
レギュラーコーナ−のような読み物(プレゼント、読者投稿、星占いなど)…45ページ
そのうち口コミで広告になりうる情報(おススメの店など)…5ページ
暮らしの情報(ショッピング、映画、行政、本やテレビ、CDなど)…30ページ
イベント・プレイガイド(チケット情報、公園、競輪、ツインリンクなど)…10ページ
特集記事(記事体広告?)
今月号の特集「並んでも買いたいあの一品」17ページ 35店
お店紹介…19ページ 51店舗
今回、私が数えるに当たっては、お店が広告料を払って載せているであろう情報を「広告」また、「記事体広告」と数えた。
小さな枠組みの広告は大きさから、3つで1ページとして計算してみた結果、
もんみやのなかで広告が占める割合は45.77%だった。
さらに、星占い、編集後記など、宣伝にならなそうなページは全体の31.69%だった。
7割が広告や、宣伝になりうる情報なのではないかと推測できる。
マロニエリビング
リビングマロニエ 6月17日号 全12ページ
小さい枠の広告類…10件
記事体広告…22件
カルチャー教室…47件 1.5ページ ツアー案内…1ページ
読者投稿、星占いなど…5件 約1.5ページ
読者投稿以外のページを広告とするとその広告率は87.5%だった。
紙・トチナビ
栃木県内の口コミタウン情報、生活情報のサイトが毎月15日発行しているフリーペーパー
パソコン、ケータイと連動した情報を載せている。
全32ページ中
店の情報、広告…23ページ
レシピ・相談など…2ページ
広告率は71.88%
疑問点
暮らしの情報とはいえ、CDや本、DVDの発売情報は広告になるのかならないのか、ちょっと疑問に思った。口コミのおすすめ情報も広告になりうるだろう。
カルチャー教室、ツアーは栃木リビング新聞社主催なので、広告に入れるべきなのであろうか。
今後
今回は就職活動などが忙しく結局、鞄ネ木リビング新聞社にも、もんみやの発行会社、株式会社 新潮プレスにも、栃ナビの運営会社、ヤマゼンコミュニケイションズ株式会社にも行けなかった。夏休みを利用してぜひ取材に行きたい。やはり、広告の概念は本場の人に聞かないと、判断できないと思う。
参考資料:日本新聞協会http://www.pressnet.or.jp/
Web版「もんみや」http://www.monmiya.co.jp/