☆ヤビクの就職活動記録☆
○活動スケジュール
2003年12月 旅行・航空業界 合同セミナーに参加。
(JTB、JAL、センチュリーハイアットホテル社員も参加。)
リクナビ・日経ナビに登録。
宇大で「エントリーシートの書き方」セミナーに参加。
2004年1月 中村ゼミ 就職情報交換会。
2・3月 沖縄にて情報収集。(琉球大学就職支援室は使えた♪)
JTB沖縄の社員の方から話を伺う。
JTA、沖縄電力、銀行などもエントリーしてみた。
3月末 近畿日本ツーリスト、日本旅行 エントリー&Webテスト
→ ご縁なし(涙)
4月 入院。いくつか説明会をキャンセル。(涙)
JTB エントリーシート&筆記試験 → 通過!
ANAセールス&ツアーズ 会社説明会
OG訪問(JTB社員 2人)→ その後もメール・電話でやりとりあり。
5月 クラブツーリズム 会社説明会(必修。これに参加しないと受験資格なし)
JTB 一次面接(各自への質問&グループディス:30分程度)→ 通過!
ANAセールス&ツアーズ エントリーシート提出 → 通過!
JTB 二次面接(プレゼン&質問:30分程度)→ 通過!
↑ テーマ:私が提案する「新しい旅行商品」
JTB 最終面接&Webテスト(個人面接)→ 不合格(涙)
ANAセールス&ツアーズ 二次試験(グループディス・司会)→ 通過!
↑ 議題:「お客様相談室にきたクレームをどう対処するか」
クラブツーリズム 一次試験(グループ面接&グループワーク)→ 通過!
↑ 旅行商品にキャッチコピーをつける。
6月 クラブツーリズム 二次試験(グループ面接)→
不合格。
ANAセールス&ツアーズ 三次試験(筆記)→ 通過!
ANAセールス&ツアーズ沖縄 エントリーシート提出。
ANAセールス&ツアーズ 四次試験(個人面接)→ 通過!
( → But JTB沖縄の会社説明会に参加するため、最終面接を辞退・・・。)
JTB沖縄 会社説明会
ANAセールス&ツアーズ沖縄 一次試験(筆記&適正テスト)→ 通過!
7月 JTB沖縄 エントリーシート提出。→ 通過!
JTB沖縄の社員の方からお話を伺う。(2回目)→ その後もメールでやりとり。
ANAセールス&ツアーズ沖縄 二次試験(グループ面接:30分程度)→ 内定!
8月 JTB沖縄 一次試験(筆記)→ 通過!
JTB沖縄 二次試験(グループ面接:30分程度)→
通過!
JTB沖縄 三次試験(個人面接:30分程度)→ 内定!!
9月 内定を頂いた後、JTB沖縄とANAセールス&ツアーズのどちらに行くか悩む。
両方の会社を訪問し、仕事内容や福利厚生について改めて説明してもらい、相談。
→ 最終的に第一希望だったJTB沖縄に決定!!
・・・・・ヤビクの就活、終了・・・・・
○使える参考書・問題集・サイト
中野昭夫 「絶対の面接力 ‘05年度版」 高橋書店 2003年
→これはワークノートの形式で問いに答えながら自己分析・自己PR力をつけるものである。
模範解答があるわけではなく、自分自身の答えを探して答えていく形式なので、様々な角度から自分を見つめなおし、
自分自身を整理し、自分でもわかっていなかった新たな発見をすることもできた。
高井伸夫 「3分以内に話はまとめなさい」 かんき出版
→面接で大切なことの一つ、限られた時間内でいかに簡潔に伝えたいことを伝えきれるか、ということを考えたときに役に立った一冊。
自分の中でいくら仕事に対する情熱が膨らんでいてもそれが相手(面接官)に伝わらなければ意味がない。
特に3分という時間は自己PRでもプレゼンでもよく与えられる時間なので、これに慣れておく必要はあると思う。
○就活グッズ&メイク
これに関しては2003年度の学部生Bさんが詳しく載せてあるので参考にしてください。
かなり丁寧に書いてくれています。
○使える交通手段
・JRの回数券(有効期限あり):10回分購入で1回分サービス(?)
・高速長距離バス(新宿・東京行き):宇大前〜新宿・東京間 ¥10,000(6回分回数券)
・青春18キップ(発行される時期が限られているが、かなりお得。):5回分 ¥11,500
○面接で聞かれた質問
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志望動機、自己PR
☆ 沖縄のパッケージツアーを企画するとしたらどのようなものを作るか。
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(プレゼンに対して)沖縄でホームステイという提案だが、現時点でこのような商品はあるのか。
☆(プレゼンに対して)スケッチブック&手書きイラストにしたのはなぜか。
☆ クライストチャーチ(ニュージーランド)の印象は?
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リクルート状況について。(受験した企業、内定をもらっている企業等。)
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旅行業が第一希望ということだが、もし全て落ちてしまったとしたらどうするのか。
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カウンターセールス or アウトセールス、やるとしたらどっちがやりたいか。
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海外 or 国内、どちらの担当を希望するか。
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これまでに自分が贈ったプレゼントで最も良かったもの。
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留学中、ホームステイやルームシェアで気をつけていたこと。
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希望セクション(企画)以外に配属されたら?
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イカスミは身体にいい(?)
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卒論の内容について
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なぜ宇大に行ったのか。なぜ国際学部を選んだのか。
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アルバイトで得たこと。
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長所&短所
☆ 社会人として必要なものとは何だと思うか。
☆ JTB沖縄という会社をどこまで伸ばしていきたいか。
☆ JTB沖縄に入って何がやりたいのか。
☆「内から見た沖縄」&「外から見た沖縄」とは?
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沖縄ブームを一時的なもので終わらせないためには何をするべきか。
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カジノ&DFS(免税店)が沖縄にできることについてどう考えるか。
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TOEICの点数&英会話力について。
☆「企画力」を伸ばすにはどうしたらいいか。
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最近読んだ本について。
☆ 最後に何か聞きたいことはあるか。
○プレゼンで大切なこと
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一番アピールしたいことを明確にする。
(色々ありすぎてしまうときは最高でも3つにポイントを絞る。)
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プレゼンでは「注目」を集めることが重要。パッと見てわかりやすいようイラストや写真を取り入れる。
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速すぎず、遅すぎず、はっきり大きな声で相手の反応を見ながら進める。
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相手に「もっと詳しく聞きたい」と思わせるヒントを入れていく。
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事前によくリハーサルして制限時間をオーバーしないようにする。
(内容が良くても大幅な時間オーバーは印象を悪くする。)
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笑顔で明るく元気に♪ 特に接客がある職種では「印象」が大事。入社後のことを考えて面接が行なわれていることを忘れずに!
○「自分をアピールする」ということ
エントリーシートも面接も、企業が「欲しい人材」を見つけるために行なうものです。つまり企業に自分を採る「メリット」を感じさせることが必要になってきます。人として「いい人」であることと会社で「使える人」は違います。「優しい」「ものまねが得意」といったことはその人を表す材料ではあるかもしれませんが、企業側から見ればもっと知りたいことは別にあるのではないかと思います。自分をアピールする際、自己PRに悩んだら、逆に自分が面接官だと思って考えてみてください。自分が採用する立場にあるとして、志望してくる学生の何を知りたいかを考えれば、自分の何をアピールしていけばいいのかが見えてくるはずです。と言っても企業の求める人材像に合わせるということではありません。自分の熱意・夢を十分理解してもらうには何を優先的に伝えていけばいいのか、どのようにそれを表現すればいいのかを学生・面接官の双方の立場から考えるということです。・・・とは言っても私自身、自分をアピールするということが苦手で、自己PRは何度やっても「これでOK!」ということはありませんでした。やる度に毎回違った自己PRになっていました(笑)。でもそれでいいと思います。そうやって試行錯誤して、少しずつ前に進んでいけたのだと思います。だからみんなもがんばって自分自身と向き合い、常に自問自答して前に進んでいってください!
○最後に・・・
JTB沖縄の最終面接も終わりに差し掛かったとき、面接官の一人からこんな宿題を出された。「残り半年の学生生活で『感性』を磨くこと」。もちろんまだ内定ももらっていない段階ではあったが、この言葉を受けて、素直に嬉しかった。「宿題」を出されて嬉しいと感じたのは初めてだった(笑)。この人の下で働きたい、この会社なら自分自身も成長していけると確信させてくれた一言だった。
就活をしていて思ったことは、本当に多くの出会いがあり、一つ一つの出会いから学ぶことが実に大きいこと。不合格となった面接でさえ、むしろ駄目だった試験から学ぶことの方が大きかったように思える。自分の人生についてこれまでにないほど深く考えている時期だからかもしれないが、見ること・聞くこと・考えること全てが、これまでと違った視点から私の中に吸収されていくのを感じていた。
特にOG訪問では学ぶものが多かった。「働く」とはどういうことか、やりがいと仕事の厳しさ、旅行業の魅力、乗り越えなければならない壁と無限に広がる可能性・・・。学生の立場では見えなかった、入社後の自分自身や夢を具体的に思い描くことができるようになったのも、OG訪問や知り合いを通じて社員の方々からお話を伺ってからである。また、自分自身の考え・展望について向こうからも質問を受けることによって、自分の考えをさらに深めることができた。一人でいろいろ思いをめぐらすことも必要だが、誰かと話していく中で発見できることも多いと思う。
就活では試験に落ちて落ち込むときや、自分の本当にやりたいことがわからなくなって方向性を見失うときもある。一晩かかってもエントリーシートが書けず、締め切りに焦ることもある。自分自身について考えすぎて、何が本当の自分なのかわからなくなるときもあった。でも、そうやって迷い、立ち止まり、悩みに悩み抜いて一つ一つ自分で選んだ道を歩んできたからこそ、最後に大きな達成感と充実感が得られたのだと思う。
これから就活を始めるみんなに。
みんなの就活が実り多きものになることを願っています。就活が終わるころには「内定」だけじゃなく、それ以上にでっかい何かを得ていることでしょう。腐らず、諦めず、たまには休憩しながら、自分の求めるものを追求していってください。自分を信じて最善を尽くせば、結果は自ずとついてきます。がんばれ!!