2003年7月14日月曜日

                                 国際社会学科 坂本香織

 

 前回の発表のときに保健管理センターの先生にお話を聞いてみたらどうかという意見があったので、石田先生にお話をうかがってみました。

 まず、女性専門外来という考え方についてですが、栃木県ではあまり聞いたことがないそうです。女性専門外来ではないのですが、それに少し似ている病院が金沢産婦人科という病院で、女性の開業医の方が経営なさっていて、水曜日の午前中に予約をすると必ず女性の先生に診ていただけるそうです。あと、自治医科大学付属病院の産科婦人科には、思春期外来と更年期外来があり、獨協医科大学の産科婦人科には中高年・思春期外来というものがあり、曜日が決められているそうです。これは、自治医の場合はけっこう昔からある外来のようで、最近の女性専門外来を作ろうという動きによってできたものではないそうです。栃木県では女性の開業医はほとんどいなくて、現在女性のお医者さんは増加している傾向にあるけれど、産婦人科も含めた、切ったりはったりする外科よりは、小児科などの内科に女医さんが多いようです。

 

 次に、公明党のホームページや議員さんのホームページを見てみたのですが、活動の内容しか知ることができなかったので、公明党のホームページの質問コーナーに、「なぜ女性専門外来の設置に力を入れているのか、また、現在の状況についてどう考えているのか」といった内容の質問を送ってみたのですが、お返事はいただけなかったです。

 

 矢板市にある塩谷総合病院では女性専門外来を設置していて、これがいまのところ唯一見つけられた病院です。あと、南高砂町にある宇都宮社会保険病院のホームページに現在女性専門外来開設準備中と書かれていました。

 

 最後に、読売新聞社主催の医療最前線というシンポジウムの第14回で、千葉県知事で女性専門外来設置に力を入れている堂本暁子知事の講演があったのでその内容をコピーしてみました。