嬉野町の介護福祉サービスへの取り組みとその利用料

国際学部国際社会学科4年 野村 綾

 

1.介護支援者の確保

@奨励金

福祉・保健担い手奨励金

福祉・保健の担い手を目指して高校、専門学校、大学へ進学するものを対象に奨励金を支給するという制度である。奨励金を受ける資格を有する者は、「本人もしくは町民である者」で「資格を得ようとするもの」である。高校などに入学する場合は一人30000円、大学へ入学する場合は50000円しかし、この奨励金は入学支度金であるため一度しか支給されない。

A助成金

介護雇用創出助成金制度

介護サービス事業を新たに始めるにあたって、労働者を雇い入れた場合の等に助成金を資金する制度。

〈支給対象〉

・雇い入れた労働者の賃金の一部助成

     教育訓練を実施した場合を実施した場合、要した費用及び訓練期間の賃金の一部助成

     雇用管理改善事業を実施した場合、経費の一部を助成

     福祉施設の設備、整備に要する費用の一部助成

 

2.嬉野町で受けることのできるサービスとその料金(負担額)

@     自己負担の上限額(表1参照) 

 

表1:自己負担の上限額

 

 

自己負担上限額

食費

(全額自己負担)

一般世帯

37,200円

760円

世帯全員が住民税非課税者

24,600円

500円

生活保護の受給者

15,000円

300円

住民税世帯非課税で老齢福祉年金の受給者

15,000円

300円

出所:嬉野町『町報 うれしのほほん』 (2000年7月)

 

 

 

A     ホームヘルプ

2:ホームヘルプの利用料

 

 

身体介護

30分未満

2100円

30〜60分

4020円〜

家事援助

30〜60分

1530円〜

複合援助

30〜60分

2780円〜

訪問入浴介護

30〜60分

12500円

訪問介護

訪問介護ステーションからの訪問

30分未満

4250円

30〜60分

8300円〜

病院又は診療所からの訪問

30分未満

3430円〜

30〜60分

5500円〜

出所:嬉野町『町報 うれしのほほん』 (2000年12月)

     自己負担は上記の1

     身体介護・家事援助・複合援助については早朝・夜間・深夜はさらに加算される。

 

B     通所リハビリテーション(老人保健施設、病院、診療所等)

・ 医師の指示に基づく理学療法士、作業療法士などによる機能訓練。

     レクレーションなど高齢者同士の交流

     リフトバスなどによる送迎

     食事の提供や入浴の介助

3:通所リハビリテーションの利用料〈公共機関で4〜5時間の場合)

要介護度

利用料

 

要支援

4,900円

 

要介護1・2

5,750円

 

要介護3〜5

7,890円

 

出所:嬉野町『町報 うれしのほほん』 (2000年2月)

 

C     短期入所生活介護(日常生活の介護)/短期入所療養介護(医学的管理のもとでの介護)

4:短期入所生活介護/短期入所療養介護利用料

施設種

 

特別養護老人ホーム

9,140〜11,200円/日

保健施設

9,940〜12,260円/日

出所:嬉野町『町報 うれしのほほん』 (2000年2月)

 



嬉野町『町報 うれしのほほん』 (2000年5月)

ソーシャルワーカー、社会福祉士、保健士、介護士、准看護士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士

嬉野町町報 うれしのほほん』 (2000年12月)

 

嬉野町町報 うれしのほほん』 (2000年2月)