宇都宮市における高齢者の地域活動(仮題)

                                                             平成13年5月7日

                                                           国際学部4年 辻 裕介

動機

  急速な高齢化が進む日本において、私がこの問題を取り上げるきっかけとなったのがアルバイトからだった。私は家庭教師のアルバイトを長いこと続けているうちに、家族の方々とも授業外にいろいろと話をするようになり、そのような中で祖父母のいる家庭に訪れているうちに、授業外でも祖父母の方々と何度か話をする機会があった。最初は普段の何気ない話をしていたが、少しずつ親しくなっていくうちに、祖父母の方々は高齢者である自分達も何か楽しみを持ちたいと聞かされたことがあった。自分の孫達が遊んでいる姿を見て、自分達も動けるうちにいろいろなことをしてみたいと話している姿を見て、私も高齢者の地域活動に興味を持つようになった。介護保険がスタートした今日の日本で、外面の身体的保護は国や自治体によって確立されつつあるが、老後のスポーツを始めとした地域活動などといった高齢者の楽しみ、心のゆとりなどの内面については、地域がどのように取り組んでいるのかはよく知られていないと思う。

そこで、私は宇都宮市というひとつの地域で高齢者のための地域活動がどのように行われているかを調べていきたいと思う。

 

内容

・施設やセンター、連合会などに訪問し、行われている活動を調べる

(活動内容や開催までの流れ)

・健常者(元気なお年寄り)が参加している地域活動について

・高齢者の地域活動情報公開について(行政、利用者の両面から調べる)

・高齢者の地域活動における問題点とその改善策