平成13年4月23日
国際学部国際社会学科4年 福田拓郎
卒業研究開始にあたって
出発点となる問題意識
住民の行政に対する関心を高めるためにはどうすればいいのか。
もし自分の意見が自分の町の政策に反映されるとなれば、住民の意識も変わるだろうが、政策形成に住民が直接参加することは実現可能だろうか。
情報公開の流れ
自分の感じた疑問などについて自分の考えをもつためには、まずそれに関する情報を手に入れる必要がある。近年のインターネットの普及や法整備などによって、住民の置かれている環境は以前よりは改善されてきている。特にインターネットは個人というものの持つ影響力を増大させたといえるだろう。今後は情報公開制度によって情報を入手し、それを基に考えた意見をインターネットで発信するといった手法が影響を持つ場合もあるかもしれない。
例:情報公開法
個人が行政文書を閲覧することが可能に。
総務省行政管理局(http://www.soumu.go.jp/gyoukan/kanri/kanri_f.htm)
NPOの果たす役割
住民が情報を得たいときの手引き等、行政と住民の間に入る存在として。
市民オンブズパーソン栃木(http://www.t-person.net/)
情報公開クリアリングハウス(http://www.clearing-house.org/)
「使ってみよう情報公開法」
「霞ヶ関・情報公開ツアー」などの企画あり。
今後の展開
自分自身まだ考えをまとめられていないが、全体の枠組みを見ていくだけでは限界がある。例えばオンブズマン等へのヒアリングや、自分で情報公開制度を利用してみるなどして感じたことから問題意識を再定義し、最終的にはなるべく一つのテーマなり問題点なりに絞り込んでいこうと思う。そのための準備段階として、まず情報公開制度とはどのようなものかを知ることから始めることにする。