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<ケータイの知恵 0円で端末が買える理由>(090501毎日)

「ケータイは通信事業者メーカーから仕入れて販売代理店に卸し、事業者系列店量販店などで販売される」「販売代理店の仕入れ価格は、標準的な機種で4万〜5万円台と言われている。それなのに、なぜ0円や1円で売ることができるのか?その差額を充当しているのが「販売奨励金」だ」「販売代理店がまとまった台数を売った場合に通信業者から受け取る「礼金」と考えればいいだろう。発売から時間が経過した機種、すでに製造が中止されて早めに売り尽くしたい機種がその対象となることが多い」「ただし、だれでも0円で買えるわけではなく、原則として2年間使い続けることを条件にしていることが多い」「通信事業者が提供するオプションサービス有料コンテンツへの加入を求められるケースも増えている」

 

 

<携帯小説の読者 どこに>(090502朝日)

「都内に通うAさん(16)は、中学3年まで夢中だった携帯小説を、高校入学以後は読まなくなった。「同じパターンがつまんなくて」」「その「読者」たちはどこにいるのだろう。・・・・・「地方です。地方と首都圏で約4対1程度の割合」」「膨大で画期的な活字マーケットの出現」「携帯小説をめぐる現象は、「東京なき日本論」を物語り、「東京的なものばかりが語られ、地方的なものが顧みられなかった」ことへの、地方の静かな反逆にも思えてくる」

 

 

<作家を生み出す養成ゼミ>(090502朝日be

「出版不況に底は見えず、96年からほぼ一貫して下降を続けている。▽出版科学研究所によると、08年の雑誌と書籍を合計した出版販売額は、前年を32%下回る2177億円だった。ところが、雑誌も書籍もマイナストレンドに歯止めがかからない中で、書籍の新刊発行点数ばかりが増えるという現象が起きている。▽89年の新刊発行点数は約38,000点だった。これに対して、05年以降は年間76,000点余りが刊行されている。つまり作家の側から見れば、作品あたりの売り上げ部数は半減。出版社側からすれば、本を2倍ほど出さないと同じ売り上げが稼げなくなった、ということを意味する」「「本が売れないからたくさん出し続ける、という自転車操業が必然的矛盾となってしまっている」」「「旧来の出版というのは、選抜された人の知識や理念、いわば上澄みを商品化するものでした」」

 

 

<上海万博へあと1年>(090430朝日)

「上海万博の目標はあらゆる面での「史上最大」だ。入場者数の目標は7,000万人上海世博会事務協調局によると、万博入場者の過去最高は1970年大阪万博の約6,400万人。同局は「13億の人口や関心度から達成には自信がある」とし、40年ぶりの記録更新が現実味を帯びる。参加契約を結んだ国・国際機関の数234(27日現在)も、会場の面積528fも過去最大だ」「北京五輪では、それまで暗い印象だった北京の地下鉄のイメージががらりと変わった。インフラ面でも「中国一」を誇った上海は、いま街の大改造を急ぐ。2年前まで5路線だった地下鉄は昨年末までに8路線、162まで拡大。これからの1年間で、さらに3が加わる」

 

 

<鬱病 不況で症状が改善>

「「仕事が減った分、自分の時間が増えたことで、仕事のやり方や今後の人生を見直したり、趣味を楽しんだりしているうちに、症状が改善されるケースが増えてきた」」「「いまの3040代の父親世代では、患者の多くは、まじめで、きちょうめんで、融通のきかないタイプだった。終身雇用で会社のために身を粉にして働き、相手に気を使いすぎて心を病んでいた」」▽一方で、現在の3040はどうか。・・・・「成果や評価を重んじるあまり、地道に実力をつけようとするよりも、常にテンションを上げて社交性があるように振る舞うことで評価を上げようとして、疲弊していしまっているようだ」」「「いまの不況はチャンス。追い立てられるように仕事をしても、幸せになれるとは限らないという現実にやっと気づき始めた。時間や気持ちに余裕が生まれる良い機会ととらえ、ひと息入れて自分の人生を見つめ直してほしい。一番大事なのは、弱さ、惨めさといった自分のマイナス面としっかり向き合うこと」」