080507yoka


「たばこの自動販売機に7月から全国で導入される成人識別認証カード「タスポ」である。申し込みが喫煙人口の8%程度にとどまっており、自動車運転免許証でも可能なように変更するらしい。▽「タスポ」がないと自販機でたばこを買えなくなる仕組みで、対面販売のコンビニ業界では売り上げ増が見込めるためホクホク顔だという。」

「たばこ規制枠組み条約の発効にともない、・・・・・」

「・・・この「タスポ」はかざすだけで使えるICカードで、自販機にはアンテナが付けられ、NTTによって瞬時に情報が集約されるという高度なシステムである。関連企業8社ほどがかかわり、総事業費は1000億円近い。」

「最初は無料だが再発行も1000円で済むから、なくしたことにして新たにカードをせしめ、ネット販売で小銭を稼ごうというヤカラも出かねない」

080422産経「政論探求 「タスポ」に見るおぞましさ」)


「今や外出先でもちょっとした調べ物程度なら、携帯ひとつで十分。わざわざノートパソコンを持ち出す必要はないのだ。」

「・・・エフルート(http://froute.jp/)。▽同社は2003年から携帯の検索を手がける老舗で、充実した機能への評価が高い。携帯、パソコンの両方を含めた検索はもちろん、画像や動画、地図、ウィキペディアの辞書、ニュースなどをまとめて探せる。検索精度も良好で、グーグルやヤフーで見つからないサイトがヒットすることもあるほどだ。」

080419日経「軽快ケータイ術 欲張り検索は専門サイトへ」)


「政府税制調査会の資料によると、個人寄付金の総額(2002年)で米国の23兆円に対し、日本は2189億年。一世帯あたりの年間寄付額も最近のデータでは、日本がわずか2500円前後なのに、米国はおよそ16万円となっている。」

「日本で寄付が話題になったのは昨年11月、神奈川県大磯町の横溝千鶴子さん(88)の10億円寄付だ。故郷の同県南足柄市に寄付したのは、元教師の経験から「子供の教育環境をよくしたい」という思いからだった。」

「かつては日本でも寄付は身近だった。「明治維新前の日本のほうが、産業革命期の英国よりも識字率が高かったといわれる。それは地域の人々による寄付で運営する寺小屋が発達していたから」・・・

「格差社会が叫ばれるいまこそ、富める物、志がある者が納得して寄付できるような社会的な環境の整備が必要だろう」

080421産経「明解要解 日本の寄付文化の成熟度は?」)


「「コーヒーチェーン店では客が並んで待ち、順番が来たら速やかに注文をし、商品は自分で運び、後でカップを戻す。客もラインの一部として物事がスムーズに流れるよう協力を求められています。昔はコーヒーが濃いから薄めてほしいなどと客が要求し、店がそれに合わせていた。今は逆で客が店に合わせている。」

「「外資系コーヒーチェーンの中はホームページで利用法を指南する店もあります。若者の方が店に適応しようと必死になるから中高年よりストレスを感じているかもしれない」「怖いのはマニュアル化した言葉のやり取りがサービス産業を超えて一般の人間関係にも広がっていること。今の若者の会話はファミリーレストランの店員と客の会話と大して違わない。若者はお互いに衝突を避け、相手の人間的な深い部分には決して切り込まない。その場の空気を読み、そこに自分を当てはめるという作業ばかりしています。」「人間と人間のかかわりはマニュアル化できない」

080421日経「店員はマニュアル捨てよ 客のストレス生むだけ 作家藤原智美氏」)