070627kanedas
金田桜「スポーツが人体に与える影響」
スポーツとは?
俗に言う「スポーツ」とは、運動競技の総称のことである。
もともとスポーツとはヨーロッパで生まれたものである。語源はラテン語のdeportareとされており、古フランス語のdesport「気晴らしをする、遊ぶ、楽しむ」を経て、今のsportになったと考えられている。当時の日本、明治時代の日本は、富国強兵、殖産興業に力を注いでいたため、昭和初期になって価値観が発展を遂げて来た。
しかし、スポーツの概念は時代や社会とともに大きく変化している。今日では、競争を中心とする「近代スポーツ」、楽しさを中心とする「ニュー・スポーツ」、民族的なアイデンティティや儀礼を中心とする「民族スポーツ」、癒しや瞑想を中心とする「瞑想系身体技術」、健康を志向とする「体操・ダンス」、自然との接点を求める「野外スポーツ」などが挙げられる。
スポーツとは必ずしも安全性があり、楽しいものばかりとは限らない。スキー大回転、スケート、スキージャンプ、体操などが挙げられる。スキーもスケートも遊びとして行う分にはいいが、これを競技にしてしまったことで危険と鉢合わせになっている。
スポーツはなぜ必要とされているのか?
それにしても、なぜ私たちはこんなにもスポーツと関わっているのだろうか。
幼稚園・小学校・中学校・高校・大学と私たちは、体育の授業、運動会、クラブ活動や部活動など、思えば常にスポーツと関わってきた。なぜだろうか。
辞書(広辞苑)で調べてみると、体育とは、「健全な身体の発達を促し、運動能力や健康で安全な生活を営む能力を育成し、人間性を豊かにすることを目的とする教育」と記されている。
もともと日本の教育体系の基礎となっているのは、H.スペンサー(イギリス)の三育主義、Mental Training 、Religious Training 、Physical Trainingである。Mental Trainingは知的教育(知育)、Religious Trainingは道徳教育(徳育)、Physical Trainingは身体教育(体育)と訳されて紹介された。知育とは頭を使っての教育、徳育とは心を育てる教育、体育とは身体を通しての教育を意味する。
このように、私たちは知らず知らずのうちに、人としての生きるべき事を学んでいる。だから、体育(スポーツ)は、教育の一環として欠かすことのできないものなのである。
スポーツとダイエット
日本ではファーストフードの普及に伴い、肥満の人口が増えている。そして、それに伴い多くの人がダイエットに取り組もうとしている。しかし、ダイエットでは大事なのは、健康を損なわないことである。
ダイエットの方法としては、まず「消費カロリーを増やしてダイエット」が挙げられる。
この方法には二種類あり、一つはカロリーの摂取をひかえることで、もう一つは消費カロリーを増やすことである。筋肉は脂肪を分解する大切な存在である。筋肉は代謝が活発な組織ですから、運動せず休んでいる時でも、同じ重さの脂肪組織より更に多くのカロリーを消費してくれる。このため、節食によるダイエットによって筋肉も同時に減らしてしまうことは、逆効果なのである。なので、ダイエットを行う場合は、できるだけ筋肉の量を保ち基礎代謝を高め、身体が自然に使うエネルギーを増やすことが効果的である。また、筋肉によって体のプロポーションが良く見える。
次に、「筋肉組織を保ちながらダイエット」が挙げられる。
このダイエット方法で必要とされるのは運動である。運動をすることによって、私たちの体内の脂質量は減り、体系にも大きな影響が出る。アメリカ栄養クリニックジャーナルの研究発表により、バーベル運動は有酸素運動や運動をしていない人よりも筋肉組織を多く保持できることを指摘している。この三種の人が同じ分だけ体重を減らしたときでも、バーベル運動をやる人は減少した体重中の92%が脂肪で、8%のみが筋肉、有酸素運動を行う人では減少した体重の中で20%が筋肉、また、完全に運動をしない人の体重減少では28%が筋肉だった。特にバーベル運動をする人は脂肪をより多く減らすことができ、またより多くの筋肉を保持できることを証明している。
ダイエットと一言で言っても、その方法はさまざまである。いかに効率良く体を絞り、綺麗なプロポーションを保つためには、行う前にきちんとプランを立てるべきである。そして、ダイエットが成功した後も、正常な飲食習慣と規則正しい運動を忘れないことが大事である。
感想
今回このレポートの内容をスポーツにしたのは、私が小学校の頃から部活動として陸上競技に取り組み、大学で引退した今、体脂肪と体重が一気に増加した事を気にしたことから始まった。今回、なぜスポーツが大事なのか、スポーツがいかに大切か、そして、ダイエットする一番の方法は何かということを知ることができた。
健康な体を保つためにも、綺麗なプロポーションを保つためにも、時間をさいてこれからは少しずつ体を動かしたいと思った。
【参考文献】
参照日:2007年6月26日(火) スポーツとは何か?
http://www.geocities.jp/xxkxxl/sports/sports
参照日:2007年6月26日(火) ヨーロッパの近代スポーツ
http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~konokatu/tani(06-1-28)
参照日:2007年6月26日(火) スポーツ科学
参照日:2007年6月26日(火) スポーツとダイエット 鈴木砂和美(栄養士)