060419yoka 講義メモ
「北京五輪の国内収入10億ドル突破」
(06年4月12日付朝日新聞朝刊)
08年北京五輪の国内マーケティング事業が既に10億ドル(約1180億円)以上の収入を確保。
○ 世界スポンサー(IOCが直接契約):4年を1期として契約。11社。05−08年の収入総額8億6600万ドル(約1022億円)。(96年アトランタ大会4億2600万ドル。00年シドニー大会4億9200万ドル。04年アテネ大会3億200万ドル)
○ 国内スポンサー(大会組織委員会が自国内で募集)
「W杯に染まるドイツ」
(060330日本経済新聞)
「サッカー関連の展示やイベントが随所で企画され、交通インフラの工事も完成間近だ。フーリガンやテロ対策など警備強化の課題も残り、独国民の日常生活にもW杯が入り込んできた」
ベルリン警察。英語特訓。ドイツ鉄道の従業員や公共バス、タクシー運転手の間でも。
ドイツW杯の組織委員会の標語「世界のゲストを友人に」
ベルリンの新中央駅
「東西に走る既存の線路と地下を通る南北の新しい線路を交差させ、内外の主要都市を結ぶ長距離列車の流れを一変させる」
「旅行協会は大会期間中に海外から最大150万人が訪れると試算する。W杯が観光面の魅力を訴える格好の機会とみている。▽開幕までの2カ月で雰囲気を盛り上げる仕掛けはさらに増える。ベルリンの首相府に近いシュプレー川沿いの広場には、全長12メートル、高さ5メートル、重さ20トンの巨大なサッカーシューズ像が登場した。有力企業が連邦政府と進める官民組織の旗振りで、さらに五つの展示物を設置する。▽5月には決勝会場で、世界の子供たちが手製のアートを競う祭典を開催。サッカー映画のコンテストやストリートサッカーの大会、美術、音楽をテーマにしたW杯関連の催しも予定している。一部金融機関ではドイツが優勝した際に金利を上乗せする金融商品も登場」
「W杯逃避ツアー」も。
「ユニホーム3強が激突」
(06年4月4日付日本経済新聞)
アディダス(日本のユニホーム作成)は年間8億円を日本サッカー協会に支払う。
プーマはイタリア、チェコなど12カ国。ナイキはブラジル、韓国など8カ国。アディダスは日本、ドイツなど6カ国。
「ナイキは運に恵まれた。1次リーグで日本が対戦するブラジル、クロアチア、オーストラリアはすべて同社の顧客」
「プーマは縫製に接着剤を使うことで縫い糸の重ささえも省く徹底した軽量化が特徴。これまでの同社製より2,3割軽い。形にも工夫を施し、走るときの空気抵抗を少なくしている」
(*スパイクについて)「契約料が高いのはユニホームと同じ。日本代表の最低ラインは年間1000万円。イングランド代表は400−500万円が下限というから、日本選手は割高だ。もっとも、ロナウジーニョ(ブラジル)やベッカム(イングランド)といったスーパースターになると話は別。年に数億円というケースがざらだ」
「育つかサッカーエリート 中高一貫英才教育校、8日開校」
(060405朝日新聞)
JFAアカデミー福島
ナショナルトレーニングセンター(
「スポーツ団体が地方自治体と連携してエリートを育成するプロジェクトは実を結ぶのか」
「全国から公募して合格した1期生(中学1年生〜高校1年生)は、男子17人(応募455人)、女子23人(応募202人)。倍率は男子が27倍、女子が9倍だ」
「10面の天然芝があり、人工芝のピッチ、トレーニングジムまで備わっている。恵まれた環境で、日本協会のコーチが付きっきりで指導をする。トレーニング費用や遠征費は、すべて協会が負担する」
「福島県はアカデミー関連プロジェクトに今年度、4億4000万円を投入する。富岡高校は国際・スポーツ科などを設置し、サッカー、ゴルフ、バドミントンの強化に力を入れる。ゴルフはレッスンプロ、バドミントンは強豪インドネシアの指導者を招く」
「エリート教育とはいえ、中学・高校生は精神的に多感な年頃だけに、心のケアも大切となる。」
「海外でのスポーツエリート育成で顕著な例のひとつがオーストラリアの国立スポーツ研究所(AIS)だ。モントリオール五輪の不振を機に81年に発足した。現在、26競技が強化対象となっている。自国開催の00年のシドニー五輪では、AIS出身者が豪選手団の半数以上を占め全58個のメダル中32個を獲得した」
国立スポーツセンター