040616saton 余暇政策論
エコミュージアム
佐藤夏美(国際学部国際文化学科3年)
エコミュージアムによるまちづくり
・エコミュージアムの定義や歴史
http://www.t3.rim.or.jp/~u-minami/class/ecomuse/ecomuse.html
エコミュージアムは1960年代当時、中央集権排除の気運が高まってきたフランスで、地方文化を再確認する思想から誕生した。その概念はジョルジュ・アンリ・リヴェール(Georges
Henri Riviere)、ユグ・ド・ヴァリーヌ・ボアン(Hugues
de Varine-Bohan)によって提唱された。リヴェールは野外博物館を創設するにあたって「家の博物館(musee de maizon)という概念を基本にしなければならないと述べている。つまり「元あった場所から引き抜かれた後、博物館技術学の観点で開発された敷地に移設される家々の博物館である」という概念である。エコミュージアムを直訳すればecology
museum(生態学博物館)であり、1974年に鶴田総一郎氏によって「環境博物館又は生態学博物館」と紹介されているが、リヴェールの家の博物館の思想を反映すれば「家=生活」を表すことがエコロジーであるといえ、新井重三氏は「生活・環境博物館」と訳した(1987)。フランスでは家の博物館の概念のもと、フランスで初めての野外博物館がランドのマルケーズに開設されている。現在のグランド・ランド・エコミュージアムである。
従来の博物館との違い
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場 + 内容・対 + 人 |
従来型の博物館 |
建物 + 収集品 + 専門家・公衆 |
エコミュージアム |
領域 + 遺産・記憶 + 住民 |
・ エコミュージアムの事例
エコミュージアム確立までの経緯、まちづくりの理念と将来像について