余暇政策論 2004/06/16
〜カシマサッカースタジアムが近隣地域に与えた効果〜
栗山有子(宇都宮大学国際学部国際社会学科4年)
キーワード
FOOT BALL DREAM
私の出身地である茨城県では、鹿島アントラーズや水戸フォーリーフォックなどのプロサッカーチームが大人気で、Jリーグのサッカー開催日となると、なんとなくウキウキして落ち着かないし、特に、これまで何度かJリーグの頂点を極めている鹿島アントラーズを応援する時の気持ちといえば、甲子園出場を果たした県代表校を応援する時のような気持ちに似ている。
その、鹿島アントラーズのホームタウンである鹿島の地は、もともとは農村地帯で、石油コンビナートの煙突を遠くに見ながら農作業をする、余暇を楽しむなどほど遠い、そんな印象の地域だった。その光景の中にサッカー旋風が巻き起こるとは誰も想像しなかったはずだ。ところが、今では、アントラーズレッドの旗が街中に翻り、多くの人がサッカーに関心を寄せている。カシマサッカースタジアムは、その拠点として、Jリーグばかりでなく、さまざまなキックオフのシーンを提供している。また、W杯開催のために、新しく生まれ変わったスタジアムは、新たな観光スポットとしても注目されているところである。
サッカーが、鹿嶋地域の人々の余暇生活を変えたことについて、その原動力となったものは何だったのか。キーワードをもとに、それを検証してみたいと思う。そして、W杯開催をはじめ、サッカーブームがもたらした光と影を考察した上で、今後の鹿嶋を占うつもりで、個人的な意見を述べてみたいと思う。
<参考サイト>
1 県立カシマサッカースタジアム
http://waka77.fc2web.com/studium/08ibaraki/01kashima.htm
2 鹿島アントラーズオフィシャルサイト
http://www.so-net.ne.jp/antlers/frame/f_profile.html
http://www.so-net.ne.jp/antlers/team/top.html
3 鹿嶋市ホームページ
http://city.kashima.ibaraki.jp/
http://city.kashima.ibaraki.jp/07soccer/0703.htm
サッカータウン
http://soccer.itp.ne.jp/2002/special/index.html
4 鹿嶋のお土産:鹿嶋市観光協会