余暇政策論　ノート　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　国際文化3年　三浦陽子

私の地元、秋田県大曲市では毎年8月の第4土曜日に全国花火競技大会「大曲の花火」が開催される。昭和43年以来、今年で78回目をむかえる伝統のある行事である。秋田新幹線の開業や秋田自動車道の開通もあって、人口約４万人の街に、この花火大会の時には60万人もの人々が花火を観に訪れる。そのため、観客の受け入れ態勢の面で毎年多くの問題がある。たとえば、交通整理や駐車場確保、仮設トイレやごみ処理問題などがあげられる。主催する商工会議所や市役所をはじめとして、市をあげてその問題に取り組んでいる。また、市では「大曲の花火」を中心に街の活性化をはかっている。花火関連商品の開発やNPO法人による「花火鑑賞士」の資格試験などが行われている。

今回のレポートでは、「大曲の花火」を取り上げ、その歴史や花火そのものについても触れつつ、大曲市のまちづくりとしての「大曲の花火」を調べていきたい。またそれに付随した問題への対応なども見ていきたいと思う。