030507shoki インターネットと政府情報 講義メモ 中村祐司作成
今回は、
「Why not - シティズンズ・チャーター(市民憲章)の策定運動。情報公開チェックシート等」
を紹介したい。
トップページには、
「子供の教育、お年寄りのケア、ゴミの収集など私たちの暮らしに公共サービスは欠かせません。だからこそ、今のサービスに不満をお持ちなら、『どうせ変わらない』とあきらめないで、私たちが望むサービスを受けるため、住民が中心となって、それぞれの地域でシティズン・チャーターをつくりませんか?」という呼びかけがある。
イギリスの市民憲章についての説明もある。「公共サービスについての6つの原則」として、@提供するサービスの基準の公表A提供するサービスについての情報公開Bサービスを選択する機会の提供および住民との協議C親切で充実したサービスの提供Dサービスに問題があった場合の謝罪と是正E効率的・経済的なサービスの提供、を挙げる。
「市民憲章は個別のサービス毎に作成されており、現在、主要な公共サービスをカバーする42の国民憲章(ナショナル・チャーター)と個々の一般医、学校、病院等をカバーする1万以上の地方憲章(ローカル・チャーター)がある」
「行政の対象者を政治的存在としての市民(シティズン)ではなく、経済的存在として公共サービスの顧客(カスタマー)と位置づけ、行政サービスを顧客のニーズに合わせて品質管理を行おうとしている」「サービス向上のためには、『選択と競争』を導入することが不可欠であると考え、民営化と外部委託化を積極的に推進している。このように、民営化、外部委託化を単に歳出カット、人員削減の手法と捉えることなく、サービス向上の決め手と考えている」
HPでとくに強調しているのが、@「情報の公開」A「分かりやすい説明」B「サービスの選択」。
@では住民が関心を持つ点として、「そのまちの住民だけでなく、誰でも情報の公開を請求できますか?」「情報公開の対象となる公文書の範囲をどのように定めていますか?」「非開示とされる情報は何ですか?」「情報公開を請求してから役所が開示決定を行うまでに何日間かかりますか?」「住民が負担しなければならない費用はいくらですか?」といった点。
Aについて、「たとえば、新しい道路をつくる場合。・私たちの暮らしはどれだけ便利になるのか?・車は何台通るのか?・費用はいくらか?・環境への影響は?・別のルートの方が良いのでは?・そして、道路をつくった結果はどうだったのか? これらの疑問に行政はていねいに分かりやすい言葉で答えるべきです。答えられない場合は、答えられない理由を答えるべきです」と記している。
Bについて、「サービスの提供者を民間事業者等に委ねることができないかを検討し、その検討結果を明らかにする」「サービス提供者の選定にあたっては次のような手法を検討し、その検討結果を明らかにする。・特定の公共サービスについて、複数のサービス提供者のなかから、住民が自分の望むサービスを購入(選択)できるようにする。・公開競争入札によって、役所がサービス提供者を選定する」「役所が提供する個々のサービスについて、その具体的な内容を明らかにするとともに、これに伴う費用を算出して、民間と比較できるようなかたちで公表する」
「シティズンズ・チャーター・ミーティング」のページには以下のような記述→
「A:ポイントは税金の使い道を私たちにきちんと知らせてほしい、ということだと思うよ。今役所が行っている事業が必要なのかどうか、税金を使ってまで行う価値のある事業なのかどうか、こうしたことについて、役所に分かりやすい説明を求めようよ。たとえば月に一回は、住民と役所とのあいだで、ミーティングの場を設けて、役所が住民からの質問に答えるような機会をつくるとか・・・・」「C:賛成だな。役所にいろいろな要求をしても負担するのは僕たちだから、シティズンズ・チャーターに図書館建設の要望を盛り込んだり、毎日ごみの収集に来てほしい、と書いてみても意味があるのかな。個別の要求をする前に、払った税金に見合った価値のあるサービスが提供されるよう、僕たちがチェックできるシステムをつくることが大切だと思うな。こうしたシステムができれば、自ずとこのまちには、公園が必要だとか、図書館が必要だとか、という議論に僕たちが加わっていけることになるんだ」
県内那須町で動きが見られることに注目
http://www5e.biglobe.ne.jp/~whynot/lgf-p.htm
上記講演会の内容は必見
また、トップページからリンクが張られているプロジェクトや集会の中身も充実
以下は、この時間に受講生が紹介したHPのアドレス→
呂娜による紹介:
http://www.kagoshimaweb.com/rinku.htmから
http://www.synapse.ne.jp/yama/saru/
また、http://www.kohocome.co.jp/ をクリックする
高橋伸嘉による紹介:
@http://pol.cside4.jp/index.htm
現代政治用語辞典
Ahttp://www.excite.co.jp/world/
翻訳ページ
Bhttp://www.pubanzen.mofa.go.jp/
外務省・渡航案内情報
@ では、いろんな用語、またその用語の関連事項のリンクが張られている。
A を使うと、いろんな英語のホームページの閲覧ができる。ホワイトハウスなどのページも、少し変な日本語だが閲覧できる。
B を使うと、いろんな国の入国、治安情報などを見ることができる。
そのほか、新聞社のデータベースでは、佐賀新聞が無料で公開している。
また、シンクタンクのホームページも面白い研究が多い。大体の研究所が、研究成果をプレスリリース、研究成果レポートという形で公開している。
舘野梢による紹介:
オフィシャル→Jリーグhttp://www.j-league.or.jp/index.html
サッカーマガジンのWEB版http://www.soccer-m.ne.jp/
千野圭一辛口コラムhttp://www.soccer-m.ne.jp/column/main/index.html
個人的注目選手(U−22)の対談http://www.soccer-m.ne.jp/special/main/index.html
注目選手のHP(イナ)http://www.junichi-inamoto.jp/index_ht.html
サポーターサイトhttp://j12.jp/
理念http://j12.jp/a01_policy.html
山領佐津紀による紹介:
EICネット http://www.eic.or.jp/ 「環境問題について知りたい、取り組みたい人のための情報サイト」
環境問題に関するあらゆる情報がのっています。
サイト内の検索が簡単に出来、国内外のニュースの情報が紹介されています。カテゴリー別にも情報が分類されているのでとても便利です。
メニューの環境サイトや環境用語では人気の度合いで星がつけられていて、特に環境サイトは一般・研究・KIDSでサイト分類されていて、とても使いやすくなっています。
おすすめはLibrary/ライブラリの中の環境クイズです。入門コース・大学コース・大学院コース・卒業試験コースとレベルが上がるにつれて難易度が高くなります。入門コースは常識程度の問題なので、簡単に出来るでしょう。