030430shoki インターネットと政府情報 講義メモ 中村祐司作成
今回は「政府情報」ということで、入りやすく理解しやすいサイトを紹介したい。
まずは、http://www.avcc.or.jp/ から、http://www.goodsite.gr.jp/index01.html へ行く。
「財団法人高度映像情報センター」のサイトにある「公共ホームページgood site」のページである。
http://www.stat.go.jp/kids/index.htm
「なるほどデータfor きっず」がその中にある。
説明によれば、総務省統計局統計センターのサイトで、「子ども向けに分かりやすく統計情報を発信」しているとある。
以下、順に紹介していこう。
上記ページで、例えば、国際比較の面積を見ると日本が相対的にいかに小さい国かが分かる。ロシアの面積は日本の約45倍である。都道府県別面積についても順位付けがされている。ブラジルにおける熱帯雨林の減少、富士山よりも高い山々、ウラジオストクの寒暖差、中国とインドの巨大人口などがある。東京都の人口が約1,200万人だ答えられる人々は多いだろうが、鳥取県の人口が約61万人というのはどうであろうか。バングラディシュにおける人口密度の高さ、そして、韓国がこの点で世界第2位、日本が4位というのも面白い。そして、国内では人口密度の高い県は西日本に多いという説明もある。年齢別階級人口を見ると、とくに中国や南アフリカとの違いに目を見張る。日本における総人口の推移については、2007年頃までは増加し、その後は減少。65歳以上人口は2050年頃まで増加するとのこと。
また、都道府県別の人口増加率は、中日本地方で増加している県が多いと指摘されている。先進国の出生率が低下傾向にあることが一目瞭然。一方で死亡率は増加。平均寿命の男女差は世界的に明らか。東京都特別区部にいかに人口が集中していることか。1人世帯や夫婦世帯の割合が増加。国籍別外国登録人数もだいたいのところは知っておきたい。海外渡航者の8割が観光で、15年前に比べ3.6倍に伸びているとのこと。日本の失業率の上昇傾向は不安。完全失業率の上昇と有効求人倍率の減少。男性ではトラックやバスの運転手の働く時間が長いことと、女性ではバスガイドや美容師の働く時間が長い。職種別給与額の差が大きい(男性ではパイロットや医師、女性ではスチュワーデスの収入が相対的に多い)。
職業別就業者割合も見ておきたい。日本における女性の年齢階級別労働力人口比率のM字型にも注意。産業別民営事業者数もある(数でいえば卸売り・小売業、飲食店が圧倒的に多い)。企業の本社分布は三大都市圏に集中。海外に保有する子会社数は18,000強。食糧自給率はアメリカと対照的だ。稲の作付面積では圧倒的に東日本。漁業部門別漁獲高においては養殖業が3割占める。牛乳の生産量では北海道がダントツ。国内の食糧生産量の減少が気になる。肉類の輸入先はアメリカ、魚介類の輸入先は中国が圧倒的。魚介類の輸入額が肉類の輸入額の2倍。レトルト食品の増加。農家数の減少かつ兼業農家が8割。国産材の供給減少。電気機械器具、輸送用機械器具、一般機械器具が製造量全体の45%、出版・印刷業出荷額では東京が圧倒的。輸送用機械器具出荷額では愛知。
一次エネルギー生産量は日本弱体。原油の埋蔵量は中東地域。家庭用エネルギー消費は電灯と灯油。水道普及率は必ずしも完全ではない。鉄道輸送量は旅客では日本、インド、中国、そして貨物量ではロシアと中国。旅客の航空輸送量ではアメリカがダントツ。日本は4割が乗用車を保有。道路舗装率は西日本が高い。飲食料品はスーパー、衣料品は百貨店か。貿易収支から見える日本の対米依存。日本は機械機器の輸入割合が3割に。アメリカと中国にとって日本は大きな市場。自動車輸出は圧倒的にアメリカ。原油輸入は中東に依存。主要港別輸出入額では成田がトップ。日本は政府開発援助総額でトップ。政府開発援助相手国は主にインドネシア、ベトナム、中国、タイ。通貨流通高の推移から経済規模の拡大が分かる。国の歳入歳出状況から日本が借金大国であることが分かる。国の予算に占める借金の割合と残高は脅威に。日本は米も小麦粉も牛肉も高い。授業料の上昇とは対照的に教養娯楽用耐久財と家庭用耐久財が低下。
石油・石炭価格の変動幅は大きい。住宅地・商業地の価格とも東京が高い。勤労者世帯の消費支出は頭打ち。一戸建て住宅の割合は日本海沿岸地方に多いとのこと。老人福祉施設や知的障害者援護施設は大半が公営以外の施設。寝たきり老人の増加。1日当たり栄養摂取量は低下。主要死因別死亡率は変動的。都道府県別廃棄物処理量はL字型?非識字率の男女差。大学生は東京が圧倒的。新聞発効部数のトップは香港。インターネットによる広告費は急上昇だが、広告費総額のほんの一部。スポーツの種類別行動者率のトップは運動としての散歩や軽い体操。学習・研究の種類別行動者率のトップはパソコン等の情報処理。
1日の中で最も多くの時間を費やしているのは睡眠。参議院において自民党が過半数に達していないことが連立政権の理由。選挙の投票率は低下傾向。