MIME-Version: 1.0 Content-Location: file:///C:/A358CA59/tanabey040119.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="us-ascii" 青森県田子町と岩= 163;県二戸市にまたがる= ;約82万立方メートルの= 山間部の広大な土地= 2395;、国内最大規模のஶ= 7;業廃棄物不法投棄現&= #22580;がある

tanabey040119

田名邉喜子 = 300;産廃処= 理問題と県行政のあ= 2426;方」

 

青森県田子町と岩&#= 25163;県二戸市にまたが|= 27;約82万立方メ = 540;トルの山間部の広大= ;な土地に、国内最大&#= 35215;模の産業廃棄物不Ė= 61;投棄現場がある。地= 元田子町と二戸市は= 2418;ちろん県や、しいӗ= 0;は国にまでも重くの&= #12375;かかる「負の遺産 = 301;となったこの事件に= ;ついて、原因と経過&#= 12289;行政の対応と住民{= 98;運動などを通して、= 地方自治のあり方を= 2771;えていこうと思うӍ= 0;

 

事件の発端は1994年にさか = 398;ぼる。八戸市の廃棄= ;物処理業者が県境の&#= 20107;業場に、汚泥など|= 34;リサイクルしてたい= 肥化する産業廃棄物= 0013;間処理場と浸出液࠰= 6;理施設を完成させた&= #12290;ここでのポイント = 399;、「中間」処理場は= ;造ったが、「最終」&#= 20966;分場は作らなかっ{= 83;ことにある。そもそ= も農地転用時には最= 2066;処分場も整備しなӔ= 9;れば許可は下りない&= #12371;とになっている。 = 388;まりこの業者は明ら= ;かに許可条件違反だ&#= 12387;たのだ。にもかか|= 31;らず県と田子町はそ= のことに気づかずに= 5377;可を出してしまっӖ= 3;のだ。このことがこ&= #12398;事件をここまで大 = 365;くしたきっかけと言= ;える。

 

この当時、青森県&#= 12398;機構は農林部が農ß= 20;法、環境保健部が廃= 棄物処理法を担当し= 2390;いたが、両部間の๩= 9;携は不十分だったと&= #12356;える。つまり、県= 869;部の「縦割り行政」= ;の弊害が浮き彫りに&#= 12394;った。県は業者にë= 50;して部局を越えて情= 報を交換したり関係= 2377;る法律をすべて用ӓ= 6;て監視、指導してい&= #12367;体制をつくれなか = 387;た。さらに、1996年の9月から11月にかけて県は業&#= 32773;の元従業員や周辺Ë= 03;民から「医療系廃棄= 物が不法投棄されて= 2356;る」といった情報ӛ= 4;受け取っていたにも&= #12363;かわらず、特に事= 455;関係を調査すること= ;もないばかりかその&#= 24460;、業者の不法投棄{= 64;明らかになり業者に= 対する処分決定時に= 2418;「改悛の情が認めӚ= 5;れる」として処分を&= #36605;減、つまり「情状%= 196;量」としたのだ。も= ;し県が処分を検討し&#= 12390;いた時期に、不法ü= 37;棄の通報をきちんと= 調べていれば、業者= 2398;許認可を取り消すӕ= 1;とができたかもしれ&= #12394;い。

 

もっとも一番に責&#= 20219;を追及され、廃棄Ĥ= 89;の処理を行なわなけ= ればならないのは、= 1407;因を作った事業者ӗ= 1;あるが、廃棄物を排&= #20986;した業者は破産し = 289;投棄した業者は両県= ;の指導により一部で&#= 25764;去作業などを行っ{= 90;いるが、どこまでで= きるか全く見通しは= 1435;っていない。しかӕ= 5;、このような経緯か&= #12425;言って、この巨大= 981;法投棄は「人災」で= ;ある。行政が、指導&#= 12420;監視をしっかりや{= 87;ていれば不法投棄は= 防ぐことができたは= 2378;である。甘い対応ӛ= 4;重ねた行政責任は非&= #24120;に大きい。

 

また県は、経費の&#= 21839;題を理由に地元住Ĕ= 65;が望む廃棄物の全量= 撤去ではなく、部分= 5764;去(県は「部分撤࡟= 5;でも汚染を土壌環境&= #22522;準以下まで浄化す = 427;ことにより全量撤去= ;と同等の効果が得ら&#= 12428;る」としている){= 98;方針を推し進めたり= 、地元住民が一番恐= 2428;ている風評被害にळ= 0;しても十分な対策を&= #31034;していない。

 

これらのことを理&#= 30001;に県に対する住民{= 98;不信感は根強く、町= は住民代表らによる= 2996;員会を立ち上げてӌ= 9;現地周辺に溶融炉な&= #12393;の廃棄物処理施設 = 434;新設する独自案で廃= ;棄物の全量撤去の実&#= 29694;に向けて動き出し{= 90;いる。膨大な負の遺= 産の処理を、地域振= 3288;に生かそうという್= 1;えからである。いず&= #12428;にしろ地元住民は = 354;くまでも廃棄物全量= ;撤去による原状回復&#= 12434;望んでいる。一方İ= 76;が採用を目指してい= る部分撤去案の説明= 2399;、汚染の拡散防止ӗ= 5;重点が置かれている&= #12418;のの、風評被害対= 574;について詳しい言及= ;がないなど、住民が&#= 23433;心して暮らしてい{= 69;ることを示す総合的= な対策にはなってい= 2394;い。巨大な不法投੺= 0;問題の真の解決への&= #36947;筋はまだ見えてい = 394;いと言える。

 

この問題は現場が&#= 38738;森県と岩手県の2つの県に = 414;たがっていることで= ;、さらに問題を複雑&#= 12395;し、解決を難しく{= 75;ていることは否めな= いが、県はまず住民= 2398;不信感を解きほぐӕ= 7;ため「過去の責任」&= #12395;ついて納得のいく= 572;えを示し、それから= ;廃棄物の全容解明と&#= 20966;理対策、費用と撤Ö= 35;した廃棄物の受け入= れ先の確保など山積= 2377;る様々な課題につӓ= 6;て、地元の理解と県&= #27665;の生活を最優先に = 375;たうえで、取り組ん= ;でいくことが求めら&#= 12428;る。