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Konno040119
紺野美奈子=
300;食の安全性を求めて=
;~野菜編~」
BSEや農薬問&= 988;、食品ラベルなど不= ;当表示など、食をめ= 12368;るトラブルは後をŁ= 18;たない。いまや食に= 対する安全性は崩壊= 2375;てしまっている。ӗ= 2;りあえず安いものや&= #35211;た目のよさだけを$= 861;い求めて安全性を二= ;の次にしていた結果= 12289;現在のような状態|= 34;生み出したのである= 。飽食大国日本では= 2289;我々の健康を損ねӚ= 7;食品も数多く存在し&= #12390;いる。残念ながら= 377;べてを安全だと信じ= ;ることはできなくな= 12426;つつある。失われ{= 83;信頼を取り戻すため= にはどうすればいい= 2398;だろうか。私にとӖ= 7;て一番身近な存在で&= #12354;ることから、今回= 399;農業・野菜に焦点を= ;あてて検証していく= 12290;
ある日の事である= 12290;私は友人らとある}= 24;ストランに入った。= そこでメニューを広= 2370;るとその下には『ঈ= 3;店の野菜は裏の畑で&= #12392;れた有機野菜を使= 992;しています』とある= ;。その一言で、私は= 65378;おっ」と思った。ć= 77;機野菜という言葉だ= けでも十分惹かれた= 2364;さらに『裏の畑』ӗ= 2;いう言葉に魅力を感&= #12376;た。ここのオーナ= 540;自ら野菜の栽培をし= ;、それを調理し客に= 25391;舞っている。その|= 08;んのスーパーで買っ= てきた野菜を使って= 2356;ます、というよりә= 8;断然信頼がおける。&= #12381;れだけの手間がか= 363;っているのだからき= ;っと大丈夫に違いな= 12356;と思える。やはりÉ= 54;間の心理として、モ= ノの正体がはっきり= 2431;かると安心できるӗ= 8;だ。生産者と消費者&= #12364;近い距離にいれば'= 135;の安全性も保てるだ= ;ろう。
生産者が提供者に= 12394;ること。これがベ|= 73;トの形ではないか。= この形が実行されて= 2356;るのは
① 直売所(農家の軒= 808;やあおぞら市など= )
② おすそわ= 369;(いわゆる= 372;近所づきあい)
③ 自給自足
くらいではないだ= 12429;うか。直売所は数ä= 10;くあるものの、小規= 模なところが多く都= 4515;部にすむ人にとっӗ= 0;はほとんど縁がない&= #12384;ろう。実際宇都宮= 066;に住む人の6割がス= ;ーパーで、2割の人= 12364;百貨店で野菜を購Ð= 37;している。
(宇都宮=
市の流通に関する現=
9366;より)
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/nomu/nogyo/gaiyou/nousei_6.pdf=
そこで消$= 027;者の信頼を保つため= ;にスーパーでも顔の= 35211;える販売を始めて{= 56;る。野菜のコーナー= の前に農家の方の写= 0495;を紹介したりしてӓ= 6;る。ある大型スーパ&= #12540;では、『このトマ= 488;は○○県の△△さん= 2364;つくりました』とӓ= 6;うキャッチコピーと&= #12392;もに農園の様子と&= 996;写真を公開している= ;。やや間接的ではあ= 12427;が、出所を明らか{= 95;することによって消= 費者に安全性をアピ= 2540;ルしている。何を= 9;じれば良いかわから&= #12394;い現代にとってホ= 531;モノを選ぶための指= ;針となっている。ス= 12540;パー以外でも居酒ì= 27;でも自社栽培の野菜= を使用するところも= 2354;る。自社経営の農ࢵ= 0;でとれた野菜を料理&= #12375;て各店舗で提供し= 390;いる。野菜の管理か= ;ら流通、調理まで自= 31038;のネットワークで{= 62;こなうことにより安= 全性とコスト削減を= 3455;現できている。ホӦ= 0;ムページで農園の様&= #23376;を紹介したり、安= 515;をPRしている= 290;安心を前面に押し出= ;す取り組みはいたる= 12392;ころで行われてい|= 27;。また栃木県内でも= 顔のみえる販売をは= 2376;めたところがあるӍ= 0;「栃木おいしい会」&= #12392;いうイチゴ農家団= 307;は自分で大事に育て= ;たものを、直接消費= 32773;に売りたいというÌ= 49;念のもと自主流通を= はじめたという。大= 2411;スーパーに直接契ಀ= 4;を結び、イチゴパッ&= #12463;に生産者の顔写真= 434;張り付けて出荷して= ;いる。農薬の安全性= 12394;どの追跡調査や管ĩ= 02;を行っており、結果= もホームページで公= 8283;されている。農家ࠋ= 6;も、顔が見えるだけ&= #12395;クレームも名指し= 384;が緊張感とやりがい= ;があると語っており= 12289;生産者にとってもŨ= 74;の向上を図れるいい= チャンスとなってい= 2427;。
しかし、それだけ= 12391;は不十分とばかり{= 95;、直売所を都心部に= もちこんだ団体があ= 2427;。それは宇都宮市ӗ= 5;ある女性農家団体「&= #12450;グリランドシティ= 471;ョップ」だ。
(「対面=
式で安全をアピール=
2301;から)
http://www.kanto.maff.go.jp/chiiki/genc=
hi/gj0312/03121202.html
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ここは、宇都宮市= 20869;の農家女性によりĎ= 83;成された団体である= 。平成三年に立ち上= 2370;て以来宇都宮中心०= 6;街地(現在は東= 494;デパートにテナント= ;をかまえている)でとれた= 390;野菜の販売を続けて= ;いる。ここでは野菜= 12384;けではなく自家製{= 98;漬物や味噌、しもつ= かれなども販売して= 2356;る。作った本人がॵ= 5;頭に立っているのだ&= #12363;ら消費者からして= 418;安心して商品を買う= ;ことができる。いわ= 12400;野菜のプロであるů= 86;家になんでも聞くこ= とができるというの= 2399;、メリットであるӗ= 2;いえるだろう。実際&= #12289;野菜の料理などに= 388;いて話し込んだりす= ;ることもあるそうで= 12289;コミュニケーショ}= 31;もばっちりである。= ただの顔のみえる販= 2770;から一歩進んだ対༣= 4;型の販売を実行して&= #12362;り、直売所の雰囲= 671;をそのままに都心部= ;へ持ち込めた成功例= 12392;いえるだろう。ま{= 83;アグリランドは最近= さかんに奨励される= 5378;地産地消」の理念ӗ= 5;も合っており、市民&= #12408;の地元農業への関= 515;をたかめるきっかけ= ;となるだろう。
安全な食品に対す= 12427;国民のニーズに日Ĉ= 12;の農業がこたえるこ= とができたのなら、= 0803;気がないといわれӗ= 0;いる農村も回復して&= #12356;くのではないだろ= 358;か。なぜなら国産へ= ;の信頼が高まること= 12395;より国内の農耕地{= 64;拡大し、雇用促進も= 予想されるからだ。= 2373;らにおいしい野菜Ӕ= 4;広く出回ることによ&= #12426;農家という職業に= 550;する尊敬とあこがれ= ;もうまれてくるので= 12399;ないか。すると、ü= 85;い手も増え、国内農= 業の発展にもつなが= 2426;、また安全でおいӕ= 5;い野菜が作られてい&= #12367;という好循環にな= 387;ていくだろう。
私は安全を求める= 12371;の傾向は、国内農č= 89;再生への追い風にな= ると思う。我々が安= 0840;でかつおいしい食ࡹ= 7;への関心が高まり、&= #33391;質なものを買い求= 417;るようになれば、生= ;産者にとっても励み= 12392;なるだろう。いま|= 14;で安さや見た目に惑= わされ本質をないが= 2375;ろにしてきたツケӔ= 4;今になってまわって&= #12365;たのである。結局= 289;安心できる食べ物が= ;なくなってきた責任= 12418;、それを良しとし{= 90;きた我々にある。消= 費者が良質を求め、= 5211;極めることができӚ= 8;ば、生産者もそれに&= #12354;わせて動いていく= 384;ろう。また、この傾= ;向によって国内農業= 12398;発展や地域の活性Ô= 70;など二次的な効果も= 期待できる。消費者= 2364;毅然とした態度でഋ= 1;いものを求めること&= #12391;安心できる食社会= 398;実現が可能となるの= ;である。
参考資料
テレビ東京「ガイ= 12450;の夜明け」 1ć= 76;6日放送分
朝日新聞 「顔の= 35211;えるいちご直売」z= 88; 1月12日掲載= 記事