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―イラクへの自衛隊派遣決定について―

031210日付朝日新聞朝刊より)

 

「政府は、まず航空自衛隊の輸送機を早ければ1月中旬にも派遣し、危険度が高い陸上自衛隊部隊の派遣時期については、慎重に判断する構え」

イラクに軍隊を派遣している国は36カ国(128日現在)

「日本が陸自600人、空自150人を派遣すれば、米英以外ではポーランドやイタリアなどに続き7番目の規模の派遣国となる」

「仏、独、ロシアは派遣していない。逆にポーランドやルーマニアなどの旧東欧圏や中米などの小国の参加が目立っている」

 

中東アフリカ総局長(川上氏)「外国軍の派遣を可能にする国際的な枠組みは、長い間、国連の「平和維持軍(PKF)」だった。いま国連主導の仕組みがないまま、自衛隊がイラクに派遣されれば、日本は暴力を伴う中東の分裂の渦に巻き込まれることになる」

 

「圧倒的な軍事力を背景とする米国主導の国際秩序づくりに、日本はどう向き合おうとするのか。今回の決定はこの重い命題を改めてつ突きつけている」

 

129日に閣議決定された「イラク人道復興支援特措法に基づく対応措置に関する基本計画」

イラク人道復興支援特措法:「イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法」

 

治安:巡回などの治安維持活動

復興:学校・病院などの修理、水道の復旧など

医療:医療支援活動

人道:飲み水供給などの人道支援活動

兵器除去:地雷除去や不発弾処理

警護:要人警護や護衛

輸送:食料などの物資輸送

行政支援:国家機関・地方政府の支援

兵器捜索:大量破壊兵器の捜索

 

各国軍隊のイラク派遣(128日現在。外務省調べ。人数は概数)

ポーランド2500

イタリア2500

ウクライナ1656

スペイン1220

オランダ1100

オーストラリア850

日本(自衛隊)最大750人を予定

ルーマニア730

デンマーク500

ブルガリア475

韓国466

タイ451

ホンジュラス369

エルサルバドル359

ドミニカ共和国302

ハンガリー300

ヨルダン300

モンゴル170

シンガポール161

アゼルバイジャン150

アラブ首長国連邦150

ノルウェー150

ポルトガル128

リトアニア120

ニカラグア115

ラトビア113

フィリピン96

スロバキア82

チェコ80

アルバニア73

グルシア69

ニュージーランド60

モルドバ42

エストニア40

マケドニア39

カザフスタン27

カナダは輸送機3機

 

「「誤算が重なっても軌道修正できず、ひたむきに対米公約を優先させる国」。開戦に反対し、米国の占領政策にも批判的なフランスやドイツなど欧州の大半の国の目に、今の日本はそう映る」

誤算1:今が「戦後」ではないこと。8月以降、国連の要員撤退

誤算2:「米国が依然として占領政策を変えず、国際社会の合意が得られていない」

仏独、国連事務局「すぐにイラク暫定政権に主権を移行し、国連中心の復興体制を作る」よう説き続けてきた。「「米国の努力にかかわらず復興のめどが立たない」のではなく、「米国の占領政策そのものが復興を妨げている」というのが仏独の見方だ」

「政府は「国際社会」への貢献を説くが、米国以外の国際社会が求めているのは、米国が占領政策を根底から改め、一刻も早く国連主導の政治合意づくりを進めること」

 

無反動砲:「個人携行が可能な対戦車用火器。軽量で、照明弾や発煙弾を撃つことも可能。自爆テロで突入してくるトラックの阻止などに使うことが想定される」

 


 

レポートの作成・提出について

 

04114日(水)各自2分、口頭で作成中のレポート内容について報告

04119日(月)レポート提出日!(この日の「現代政治の理論と実際」の最初に)。掲載作業と司会者や順番の決定。

04126日(月)レポートをめぐる全体討議(1)司会者:

042  2日(月)レポートをめぐる全体討議(2)司会者:

 

 

119日(月)提出のレポートの内容・体裁等について>

テーマは国内外を問わず、現代政治に関するものであれば、自由に設定してよい。html文書の形式。フロッピーで1月19日のこの時間の最初に提出。(この日の授業は最初に編集作業に当て、残りの時間を1月26日、2月2日の議論についての説明に当てたい。

ファイル名は名前+040119。(例)nakamuray040119

文字の大きさは10.5. 字体はMS明朝が望ましい。

最初にファイル名、(ここで改行)

名前「テーマ」を書く。ここの字の大きさは太字12ポイントで。

(例)

nakamuray040119

中村祐司「フセイン拘束がもたらす今後のイラク状勢への影響について」

文章の書き出しはテーマ名等の記載行から1行空ける。

文章中、段落ごとに1行空けることとする。原則として小項目には分けない。どうしても付けたい場合は番号なしの小見出しのみとする。

分量は400字相当×4枚から8枚の間(上限についてはこれを超過しても構わない。印刷レイアウトの画面で40字×40行とすれば、1ページから2ページ。

分量についてはWebレイアウト(html文書画面)では分からないので、印刷レイアウト(ワード文書画面)で作成後、Webレイアウト表示にするといったやり方もある。

 

<レポート作成の当たっての基本姿勢の再確認>

 

中村祐司「大学の講義・レポート作成におけるインターネット情報利用の功罪」 をよく読んでおくこと。

http://gyosei.mine.utsunomiya-u.ac.jp/since2001koki/shoki03/shokikanseireport/030709nakamuray.htm

 

自分の文章をつなげる。貼り付けはなし。最初から最後まで自分主導で書く。図表はなし。引用は最小限に。まとめた場合にもそのことが読み手に分かるように。その際には以下のように情報源を明らか(当該HPの名称とアドレスを1行ずつ記入)にする。アドレスは当該HP画面で右クリック→プロパティで表示されるアドレスを貼り付ける。

 

(例)講義においてプロジェクター等を使用するデメリットについては、「受講生の反応や表情さらにはその場の雰囲気といった微妙な教員と受講生の間に生じる『環境』に応じた講義展開を不可能なのものにしている」という指摘がなされている。

(中村祐司「大学の講義・レポート作成におけるインターネット情報利用の功罪」) 

http://gyosei.mine.utsunomiya-u.ac.jp/since2001koki/shoki03/shokikanseireport/030709nakamuray.htm