0201118gensei 金城李枝

 

朝鮮戦争

 

http://www.asahi.com/edu/lookback/033.html

ルックバック20世紀朝日新聞でたどる重大事件より

 

1950年6月25日朝鮮民主主義人民共和国軍約10万が38度線の国境線を各所で突破、一挙に韓国になだれ込み、朝鮮戦争がぼっ発した。不意をつかれた韓国軍は敗走、南下する北朝鮮軍は3日目に首都ソウルを占領した。

国連安保理は「北」の南侵と認定し軍事制裁を決議、米軍を主体とする国連軍が投入され、国連軍総司令官にマッカーサー元帥が任命された。しかし、国連軍は敗退を続け、8月には釜山を橋頭保とする南部に追い詰められた。

これに対してマッカーサー元帥は9月中旬(9月15日)、ソウル西方40キロの仁川に敵の背後を突く敵前上陸に成功、挟撃された「北」軍は総退却となり、国連軍は同月末、3ヶ月ぶりにソウルを奪回した。継続追撃の国連軍は10月19日「北」の首都平壌を占領、なおも北上を続けたが、10月末には中国の参戦で、年末にかけ国連軍は撤退を開始、反撃する中国・「北」の連合軍は翌年の1月初め再びソウルを占領した。 

米軍の反攻で3月4日、国連軍はソウルを奪還したが、38度線をはさんでの攻防の一方で停戦の動きが出始め、マッカーサー解任、休戦予備会談、米軍機の中朝国境の爆撃などを経て1953年7月27日、ようやく休戦協定が成立した。

冷戦下の1948年に民族を分断する二つの国家を成立させたために起きた戦争で、日本が物資調達の特需景気を得て経済復興したことも事実である。

 

http://www.tamiya.com/japan/monthly/002korean_war/korean_war.htm

MONTHLY PICK UP 特集朝鮮戦争 より


■赤い範囲は北朝鮮占領地域
■青い範囲は韓国(国連軍)占領地域

 


戦局の推移

 

■両陣営合わせて19ヶ国が参戦
1945年10月に発足した国際連合。朝鮮戦争では、国連安保理の決議に基づいてアメリカ軍および韓国軍と共に国連に加盟する15ヶ国の軍隊が資本主義陣営側として参戦、戦闘部隊を派遣しました。一方の共産主義陣営は北朝鮮に加えて義勇軍を送った中国が参戦。両陣営合わせて19の国が朝鮮半島で戦火を交えたのです。

■白い字は国連軍
■黄色い字は北朝鮮・中国軍

参戦国一覧

 

 

 

 

50・6・25 北朝鮮軍南侵

        国連安保理、北朝鮮による侵略非難・韓国援助決議

        (ソ連中国代表問題で欠席中、米国案採択)

50・7・7  国連軍設置(国連憲章に基づく国連軍ではない)

50・9・15 国連軍仁川作戦

50・10・19国連軍中国占領

50・10月末 中国参戦

51・1月   北軍ソウル奪還

51・2・1  国連総会、中国非難決議

51・3・4  国連軍ソウル奪還

51・4・11 米トルーマン大統領、マッカーサー元帥解任

        後任、第8軍司令官リッジウェー

53・7月   ソ連国連代表マリク提案で停戦

53・7・27 板門店で休戦協定

 

朝鮮戦争−痛恨の民族衝突 金学俊著 鎌田光登訳 サイマル出版会 1989

 

P1 南北を通じて6人に1人が死傷、あるいは行方不明。犠牲者の大多数が民間人

P3 70年代半ばに米英両政府が朝鮮戦争関係の資料を公開、研究が盛んとなる

  共産主義の立場を是認する「修正主義派」と反共的な右派「伝統主義派」                               

  北朝鮮から最初に出撃が定説となったのは80年代になってから

 

 

 

大韓民国臨時政府(臨政)http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1747/1919411.html#ttt

神人一致で中外協応し漢城に起義して以来三十有日に平和的独立を三百余州に光復と国民の信任で完全に再組織した臨時政府は、恒久完全な自主独立の福利で我子孫黎民に世伝するために臨時議政院の決議で臨時憲章を宣布する。

大韓民国臨時憲章

1条 大韓民国は、民主共和制とする。

2条 大韓民国は、臨時政府が臨時議政院の決議に依りこれを統治する。

3条 大韓民国の人民は、男女貴賎及貧富の階級が無く、一切平等である。

4条 大韓民国の人民は、信教言論著作出版結社集会信書住所移転身体及び所有の自由を享有する。

5条 大韓民国の人民で公民資格が有した者は、選挙権及被選挙権が有する。

6条 大韓民国の人民は、教育納税及兵役の義務がある。

7条 大韓民国は、神の意思により建国した精神を世界に発揮して進み、人類の文化及び平和に貢献するために国際連盟に加入する。

8条 大韓民国は、旧皇室を優待する。

9条 生命刑身体刑及び公娼制を全廃する。

10条 臨時政府は、国土恢復後満一年以内に国会を召集する。

 大韓 民国元年4月 日

臨時議政院議長  李東寧

臨時政府国務総理  李承晩

内務総長  安昌浩

外務総長  金奎植

法務総長  李始栄

財務総長  崔在亨

軍務総長  李東輝

交通総長  文昌範

宣誓文

尊敬し、敬愛する我二千万同胞国民よ、民国元年三月一日我大韓民族が独立宣言することにより男と女と老と少とすべての階級とすべての宗派は勿論、一致団結して東洋の独逸である日本の非人道的暴行下に極めて公明に極めて忍辱に我民族の独立と自由を渇望する思と正義と人道を愛好する国民性を表現して以来今に世界の同情が翕然と我集中した。此時に当たり本政府‐全国民の委任を受けて組織されてきた本政府‐全国民合せて専心し、戮力して臨時憲法と国際道徳の命ずるところを遵守し、国土光復と邦基確固の大使命を課することを茲に宣言する。国民同胞よ奮起せよ。私たちの流れる一滴の血が子孫万代の自由と福楽の価である。神の国の建設の貴い基礎である。私たちの人道‐ついに日本の野蛮を教化せよ。私たちの正義‐ついに日本の暴力に勝利するはずだから同胞よ起って最後の一人まで闘争せよ。

政綱

 1.民族平等国家平等及び人類平等の大義を宣伝する。

 2.外国人の生命財産を保護する。

 3.一切政治犯人を特赦する。

 4.外国に対する権利義務は、民国政府と締結する条約に一依する。

 5.絶対独立を誓図する。

 6.臨時政府の法令に違越する者は、敵と認める。

大韓民国元年四月日大韓民国臨時政府(大韓民国臨時政府議政院文書、国会図書館、1974)