031016

就職日誌「公務員」

 

【1次試験対策】

029月〜033月〉

・勉強を始めたのは9月の前半だったと思う。友人から参考書等を譲り受けていたが、なかなか勉強を開始できずにいた。夏休みに猛勉強する予定だったが8月は出来ず、焦って9月から予備校Lへ通う。

→経済原論のみを一ヶ月。ウォーク問も授業にあわせて解き概ね理解した。

予備校に通ってみて、経原を独学する人はすごく大変だろうなと感じた。

10月、11月―経原のウ問を解くのみ。勉強時間は夏休みよりもできていなかった。1日3時間もしていなかったかもしれない。

12月―ゼミが落ち着き本格的に始めなければと考える。

予備校Lの通信で主要五科目(経原、憲法、民法、行政法、数的)のカセットやビデオが送られてくる講座をとる。値段はそれほど高くない。

経原と平行して憲法、数的を開始。

テープとテキストで理解し、その日のうちに授業に対応したウ問の問題を潰す。学習した全ての教科は基本的にこの学習法。

テキストを最初から最後まで覚えた後に問題集に移るという勉強方法はとらなかった。新しい教科でも初日からどんどん過去問を解く。

公務員試験はとにかく範囲が広いので、一度脳に入れた情報を如何に維持させるかが勝負だと思う。

1月―経原、憲法、数的と平行して行政法を開始。経原、憲法は一通り終えていて、繰り返しウ問を解く。

2月―民法開始。行政法は途中だったと思う。

3月―この頃にはほとんどビデオやカセットは終え、これまで勉強した科目を忘れぬようにひたすらウ問を解いた。

4月―予備校Wの過去問講座を申し込む。教養、専門のややハイレベルな過去問(セレクション・ガッツ使用)を解説していく講座。

同時に経原の単科講座も申し込む。これは浪人生の受講が多くかなりハイレベル。少人数なので説明させられたりした。

5月―Wのビデオ講座で行政学開始。使用テキスト・過去問はバイブルとセレクション。バイブルはここで始めて使ったが結構よかった。行政学は開始が遅かったのでもっと早めにすべきだった。

財政学開始。スーパー過去問ゼミ使用。財政学は昨年度予算について問われる為、3月頃にならないと新しい参考書が出てこない。

ただ合格点をとる実力に達するまで、それ程時間はかからないので心配しなくてもいいと思う。

6月―試験に備えて過去問を何度も反復。ウ問以外にセレクション等も用い、とにかく数多くの問題にふれる。特に経原はウ問・セレクション・ガッツの3冊を使用。

政治学は結局捨ててしまった。地歴・数学・理科系・英語などもほとんど勉強できなかった。専門に重点を置きすぎた結果、教養が手薄になってしまったのだ。ただ、地上・国Uとも専門への傾斜配点が行われているという有力な説があるので、専門を特に頑張るという方針は間違っていなかったと思う。

→先日人事院が国家公務員試験の配点比率を公表した。これまでは、専門が教養の1.2倍程度の割合で傾斜配点されていると考えられていたが、実は教:専:面接が241の割合であることがわかった。自分も正直ここまで専門が重視されているとは考えていなかった。とにかく来年度以降は、国家公務員志望者が専門をより重視した学習をしてくることは明白だ。頑張ってください。

 

【官庁合同説明会・官庁訪問・2次試験】

     国家公務員試験の場合、1次試験に合格すると数日後に官庁合同説明会がある。

官庁合同説明会は1日目に大きなホールで参加者全員を対象とした、参加官庁からの一方的な説明。2日目は各官庁の個別ブースに並び、少人数で説明を受けたり、こちらから質問をしたりすることがでる。

両日ともに参加すべきだが、特に2日目は重要。2日目の個別説明では殆どの官庁が訪問者の名前をチェックしており、この段階で面接カード的なものを提出させる官庁もある。また、翌日から始まる官庁訪問の予約も受け付けられる。予約の受付は先着順のため、個別ブースへ並ぶ順が後になると、訪問日も遅れる可能性がある。官庁によってはこちらからの質問内容をチェックしたり、ミニ面接のようにむこうから質問されたりすることもあるので、合同説明会からすでに人物の選抜が始まっていると言える。

・国家公務員試験は地方自治体のように、最終合格を出す機関と採用する機関が同一ではないので(最終合格は人事院、採用は各官庁)、志望官庁に官庁訪問をして自分をアピールすることが重要。表向きは人事院面接(2次面接)合格後の、官庁の採用面接によって採用者を決定することになっているが、事実上は官庁訪問の段階で殆ど人物の選抜は終っていて、採用面接は形式上のものとする官庁は少なくない。特に中央省庁はその傾向が強い。

・私が訪問したのは以下の3官庁

     国土交通系K

     厚生労働系S

     総務系G

 

 

K局)

     第一志望だったため、官庁訪問の1日目に予約をし、訪問したのがK局。

K局の一回目は受験生10人対職員2人で、職員からの業務説明の後、まず順番に一人ずつ質問する機会が与えられた。一通り質問が終った後、時間内で自由に質問することもできた。

ここでのアドバイスは、質問する前に学校名と名前を言うことを忘れないということ。官庁訪問では職員から質問を受けた時の応対はもちろん、こちらからの質問内容や態度もチェックされている。せっかく積極的に質問しても名前を名乗らなければ意味がない。それから、何気なく自分をアピールするような効果的な質問を予め考えておくべき。政策的なことなど難しい質問はあまりしない方がいいと思う。後日電話で二回目の予約。

二回目の訪問は、受験生3人対職員1人の集団面接のような形式。聞かれた事は、これまで訪問した官庁、官庁の志望順位、K局を志望した動機など短時間なのでごく簡単なこと。その場で採用面接を受ける意向があるかも聞かれたと思う。

 

S局)

・一回目は面接カードを記入して、11でこちらからいくつか質問した後、さらに職員からの簡単な質問を受ける。

二回目は自分1人対職員2人の本格的な面接。志望動機、大学生活やバイト、座右の銘、入庁当初は国家3種の人と同じような仕事になるが大丈夫か、などのことを聞かれた。

その場で採用面接を受けに来るように言われた。

 

(G局)

・受験生10人対職員4人で終始こちらから質問した。2回目の誘いを受けたが辞退。

 

・採用面接で聞かれたこと

志望動機、親の仕事、友人のなかではどんな役割か・どう思われているか短所、バイト、宇都宮との違い、卒論、転勤

→バイトや志望動機、短所、他人の中での自分の役割など、定番の質問には具体的な経験談を用意して織り交ぜる。公務員試験では一次試験で、一般的・専門的な知識・知能が十分問われているので、面接段階で知識の有無を見ようとすることは殆どないと言っていいと思う。仮に時事問題について聞かれたとしても、その問題についてどれだけの知識を持っているかを見るというよりは、その問題を説明するさまを見て人物の性格などを見極めようとしていると思う。知らないことは知らないと言ってもマイナスにはならない。

 

・人事院面接で聞かれたこと

→志望官庁、短所、バイト、趣味、国際学部って何・・

 

・地方Hの面接で聞かれたこと

→一分間で自己PR、志望動機、バイト、市町村合併、