初期セミナー(インターネットと政府情報)

        「DVDに関して」            田代貴之 (t002142

 

1はじめに

DVDはCDと同じサイズでありながら高画質・高音質の映像と多種の音声や字幕を収録することの出来る新しいメディアです。このDVDは普通のCDと記録方法が異なり普通のCDより数倍のデータの書き込みが可能となっています。これによって1枚のDVDディスクに映画館に匹敵するような環境を収録することが出来るようになったのです。

2記録について

12cm

規格名

記録容量

収録時間

片面1層

DVD−5

4.7 GB

約133分

片面2層

DVD−9

8.5 GB

約242分

両面1層

DVD−10

9.4 GB

約266分

両面2層

DVD−18

17.0 GB

約484分

両面1層・2層

DVD−14

13.2 GB

約375分

 

8cm

規格名

記録容量

収録時間

片面1層

DVD−1

1.4 GB

約40分

片面2層

DVD−2

2.7 GB

約77分

両面1層

DVD−3

2.9 GB

約82分

両面2層

DVD−4

5.3 GB

約150分

DVDには普通のCDやビデオCDのような片面1層のディスクのほかに片面2層、両面1層、両面2層の4タイプがあります。2層は半透明な記録層に記録します。2層にすることで記録容量はほぼ2倍になります。ただし1層から2層に変わるときには1秒から3秒程度停止することがあります。これは今後DVDプレイヤーの発達によって解決すると思われます。ソフトによってはわからない(気づかない)ようなところで切り替えるようにしているのもあります(シーンの変わるところなど)。両面ディスクはLDと同じで1度取り出してからひっくり返して再生する必要があります(現在のところひっくり返さずに再生できるプレイヤーはないようです)。片面2層にする技術がないころには長いソフトは両面1層で記録していたことが多いですが                          現在では多くのソフトが片面2層にしていま                          す。また特典映像などを裏面に収録している

画質・音質について

まず高画質について、DVDではMPEG2という圧縮方法を使っています。画像の走査線の数を示す水平解像 度では、DVDは約500本、ビデオの約2倍、LDの約1.2倍の解像度です。またシネマスコープの映画など上 下に黒い帯が出来る作品も、スクィーズ(マルチアスペクト)に対応しているソフトならワイドテレビのサイズ比に 自動的に変換する機能を持っています。 次にDVDにもっとも大きな特徴とも言える高音質について、DVDでは一般的ドルビーデジタルという音声記 録方式を採用しています。ドルビーデジタルでは普通のビデオ(VHS)で再生可能のステレオとモノラルに加えて、立体音響である5.1チャンネルサラウンドが採用され、スピーカーを6台用意すれば映画館と同じ臨場感を味わうことが出来ます。例えば爆発の場面では体の芯まで響き、戦闘機が後ろから前に飛行する場面では実際 に後方から前方に飛んでいるように聞こえます。またスピーカーが無くてもバーチャルサラウンド(注1)を搭載した DVDプレイヤーなら立体音響を味わうことが出来ます。 ドルビーデジタル以外にもDTSという音声記録方式もあります。DTSの場合はドルビーデジタルよりも圧縮率を 低くしてさらに高音質になっています。 それと映画ではほとんど無いのですが、リニアPCMという音声記録方式もあり、主に音楽のDVDソフトに使用 されています。リニアPCMの場合はステレオと同様2チャンネルですが無圧縮なので音質はCDを越えてあらゆるメディアの中で                    も最高の音質といえます。

4                                         4 DVD―−VIDEOのマルチ機能

・マルチストーリー

  ユーザーがメニューで選択したり、制作者が設定したり(分岐先指定、ランダム分岐)することにより、見る人の選択によってストーリーや結末が変化するマルチストーリーの映画や、問題の正誤によって次の画面を変化させたり、その間にパラメーター設定コマンドによって得点加算された条件を判断して、別の画面に導いたりする教育ソフトも実現可能。

 ・マルチアングル

  ユーザーの好みに応じて最大9アングルまでカメラアングルを切り替えることが可能な機能。スポ  ーツやライブ等の映像を複数のカメラアングルでソフトに記録し、ユーザーがアングルを自由に選択して楽しめる機能。

  ・パレンタルロック

  映像及び音声の内容が視聴者に適切なものかをあらかじめソフトに設定されたパレンタルレベル(視聴制限レベル)によってユーザーが判断して再生。例えば成人指定の映画でも、子供に見せたくないシーンを自動的にカットしながら再生することができる。

   ・マルチアスペクト

  映像のアスペクト比(画像の縦横比)をディスプレイに応じて変化させる機能。

5 将来のDVD−―R/DVD―RAM 

DVD標準化では、DVD−ROMだけでなくDVD−RAM(Rewritable・書き換え可能ディスク)   と、DVD( Write Once・一回だけ記憶できる追記型光ディスク)が同時に計画されています。                                                 ・DVDR                                               DVDRは色素膜を用いた記憶方式で、容量は3.9ギガバイト。

・DVD−RAM

DVD−RAMは、相変化記憶膜を用いて片面で2.6ギガバイト、 両面で5.2ギガバイトの記          憶容量を実現しています。

5 まとめ

 以上のことより、DVDは用途によってさまざまな使い方があります。右の図を見てわかるようにDVDは容量の使用を変化できます。そうすることによって、いろいろな機能が向上し、また自分のしたいことを存分に楽しむことができます。しかし、これらの機能を使うのにはもちろんいろいろなDVD機器が必要になってきます。DVD再生専用の機器ならば安価でありますが、DVD・RまたはDVD・RAMになると少し高価であるのが問題です。いずれ値が下がりてにすることもちかいでしょう。

上の表または図は以下のホームページより抜粋しました。

http://www.panasonic.co.jp/dvd/dvdA_j.html  上のようなDVDの漫画などがあり、わかりやすいホームページ。

http://www.dvd.ne.jp/what/index.html  DVDについての詳しい情報がわかるホームページ