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覚醒剤について

002166A 堀江祐一

 

覚せい剤の影響(身体)

覚せい剤が身体に与える影響としては次のことがあげられます。

脳に対して;
覚せい剤は中枢神経に作用するためさまざまな意識障害や、幻覚・妄想、記憶力の低下などをを引き起こします。その他にも痙攣を生じたり、脳溢血を起こす恐れもあります。

胃・肝臓に対して;
覚せい剤には食欲を抑制する作用があります。従って乱用を重ねると食欲不振は拒食症へと進行し、食べ物を全く受け付けなくなったり、体重が極端に減少し、物を飲み込むことさえ出来なくなったりします。そのため、十分な栄養が得られないので免疫性も低下し、細菌感染などが生じ易くなり、諸々の疾病も現れます。この他にも、覚せい剤に混ざられている有毒な混和物に対する拒否反応として、胃痛、はきけや嘔吐を生じることがあります。

心臓に対して;
心拍数、呼吸、血圧が上昇します。その結果、心不全、不整脈、胸痛などが起こり、ときには心臓発作を誘発します。

生殖器官に対して;
精子や月経の異常、先天異常が生じます。

その他;
覚せい剤の効果が切れたときに生じる極度の疲労感から、頭痛、動悸、目眩が起こります。

覚せい剤の影響(精神)

覚せい剤の精神的症状としては次のことがあげられます。

 覚せい剤を摂取すると、無限の力を得て、なんでも自分の思いのままに操れるような、とても高揚した気分になります。まるで超人になったような強烈なバイタリティーを感じますが、薬の効果が薄れるにつれ、じょじょに気分がしぼんできます。すると、かわりに不安と狼狽、混乱が一気におとずれます。 乱用を続けると、こうした強烈な高揚感と混乱を繰り返すことになるため、猛烈な疲労感といらいらにおそわれ、また覚せい剤に手を出すことになります。そのうち慢性的な精神症状として、幻覚や幻聴、幻視、幻臭など五感に異常が現れます。続いて妄想、不安、不眠、鬱へと移行してゆきます。また、この頃になると、覚せい剤を摂取していないにも関わらず、その時と同様の感覚がよみがえったり、禁断症状のように突然不安感や幻覚に襲われるようにもなります。これをフラッシュバックといい、薬物をやめてすら、精神に異常を来す原因となっています。

 

・興味本位や好奇心から薬物に手を出してしまうケースが多い。

・気晴しの中には「スッキリした気分になりたかった」「イライラが解消されると思って」等ストレス解消の目的のものが含まれている。

·         ナンパ相手から「セックスに効く」と言われて乱用してしまうケースが女子では非常に多い。

·         まとめ

·         1. 覚せい剤等の麻薬類に手を出してしまう少年は無職少年に多いが、非行が進み、学校や仕事などの通常の社会生活が送れなくなった結果無職となり、それがまた非行を進行させる悪循環のひとつとして考えられる。

·         2. 女子少年の場合にはナンパやテレクラといった性非行と薬物は密接に結びついており、相手から薬物を施用されたことをきっかけとして、自らすすんで薬物を求め売春に走ってしまうケースも考えられる。

·         3. 動機として好奇心や興味本位といった薬物の危険性や有害性、犯罪性にあまりに無知なケースも多く、少年達の間に流布している「やせる」「気分がスッキリする」などの誤った知識を払拭する必要があると思った。

·         アドレス

http://www.pref.aichi.jp/police/info-m/shonen-m/Kaku1.html

·         http://www.dapc.or.jp/data/kaku/1.htm