６/１６　行政学演習A　　　　　国際学部国際社会学科３年　０１０１３３Y　瀧　純代

　　　　－公共事業とPFI－　　～調布市立調和小学校PFI事業～

　今回取り上げる「調布市立調和小学校の整備並びに運用及び維持管理事業」は、初の学校教育施設におけるPFI事業のため、全国から注目を集めているようだ。平成１２年１１月３０日に事業の概要が公表され、平成１４年９月から施設の供用が始まった。

事業目的：「２１世紀にふさわしい、夢のある学校施設」を目指し、児童の教育効果の面はもとより生涯学習施設としての機能面、地域の拠点としての学校の役割等が十分に発揮できるよう、「特色ある学校作り」、「地域に開かれた学校づくり」を行うこと。

施設内容：事務室・校長室・保健室などの従来の施設に加え、多目的教室６教室、生活科室、プレイルーム、ランチルーム、ワークスペース・展示コーナー、コンピューター室、学校図書館、開放型体育館、地域図書館、温水プール、音楽室２教室etc…

事業の構成図：

建設にかかるコスト：

　従来の方式では…約６４億円（市の試算による）

　PFI方式では…４４億円（競争入札の結果）

シックスクール：

　調和小学校では平成１４年９月から新校舎を利用しているが、その新校舎で文科省の基準を上回るトルエン0.15ppm(基準値0.07ppm)が検出された。トルエンは吸入することにより、中枢神経系に機能障害を生じさせる。

参考資料

http://www.cssc.jp/ugoki02.html　化学物質過敏症支援センター

　http://www.pfinet.jp/koubo/pdf/T121130-1.pdf　調布市立調和小学校整備並びに運用及び維持管理事業の実施に関する方針（概要）