/19 行政学演習A     国際学部国際社会学科3年 010133Y 瀧 純代

−公共事業とPFI  〜東京都 金町浄水場を例に〜

 金町浄水場における自家発電施設の設置は,日本で初めてPFI方式を導入して実施された公共事業である。この事業は、事業会社が金町浄水場内にコージェネレーションシステムを設置・運営し、水道局に電力及び蒸気を供給する。水道局は、供給された電力及び蒸気に対する料金を支払い、事業会社は、この料金により、建設資金等の初期投資額の返済や人件費、燃料費等の運営経費を賄う。

(モデル事業の構成図)


経  費         約253億円(事業会社及び東京電力鰍ノ支払う20年間の予定額)

事業会社の選定

[一次審査]  資格並びに技術提案及び事業計画提案の内容が、水道局が策定する審査基準を満たしている者を、一次審査合格者とした。応募者数は、11グループ。審査は、水道局に提案審査委員会を設置して行った(一次審査合格者は5グループ)。

[二次審査] 一次審査合格者のうち、二次提案により水道局の経費が最小となる提案をした者を最終合格者とした。この場合において、水道局の経費とは、事業会社及び東京電力株式会社に支払う20年間の経費の合計額をいう。

二次審査の結果、石川島播磨重工業株式会社、清水建設株式会社及び電源開発株式会社のグループの提案を選定した。契約は、この企業グループが出資して設立した金町浄水場エネルギーサービス株式会社と締結した。

PFI事業調査費補助制度について★

標記補助制度が平成15年度予算において,「民間資金等活用事業調査費補助金」として150,000千円が盛り込まれた。

 参考資料:http://www8.cao.go.jp/pfi/1404hojoyoko.pdf

      http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/jigyo/pfi/pfi_1.html

      http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/jigyo/pfi/pfi_3.html