在日外国人に対する行政サービスの課題  6月2日 010126M 菅原 径子

 

関東のあるポルトガル語教室

生徒 15,6人程度  教師 3人程度

内容 ポルトガル語の指導 日本学校の勉強の指導

「インタビュー」

「生徒Aさん(中学1年生)

@在日年数は?  小学校一年生からいる。

A学校での周りの生徒の反応は? 小学校一年生から三年生までクラス全員にいじめられていた。でも助けてくれる人もいた。

B言葉に困らなかったか? 最初は全然話せなかったけど,学校にポルトガル語をすこし話せる先生がいたから大丈夫だった。そして学校で渡される大切なプリントはポルトガル語に訳してくれるから親も読める。

C両親とのコミュニケーション 両親は日本語が話せないからポルトガル語 兄弟とは日本語とポルトガル語を使う。

Dアイデンティティについて 私はブラジル人だし将来ブラジルに帰りたい。家の外の生活は日本の文化だけど,自分できっちり分けられる。

生徒Bさん(中学2年生)

@BDAさんと同じ

A 4年生から6年生まで一部の男の子にいじめられていた。今は先生に言われてやめた子もいるけど2人くらいいる。でも友達もいるしもう気にしない。

C母親とは日本語とポルトガル語。 父親とはあまり話さない。

 

「教師」

私は教育委員会から要請をうけて普段4,5の学校に行っている。10年前からこういうう仕事に携わってきて問題が変わって来ているのがわかる。10年前は日本語を教えていただけだったが,今は母語保障の問題や両親と子供、そして学校の間の連携が問題になっている。学校側も積極的にこういう問題に取り組もうと頑張っている。10年前は暗中模索だったが年月をかけて私と学校の間によい関係ができ、連携がとれてきた。とはいえまだまだ問題はやまずみだ。時間をかけてゆっくりやっていくしかない。

 ポルトガル語教室について

母語保障以外のためにもこういう教室は必要だ。学校が努力してくれていても,やはり不登校の子もいるし学校生活に行っていても勉強についていけない子もいる。そういう子を受け入れる場所は必要だ。もしこういう場がなければその子達の行き場がなくなってしまう。