都市開発と六本木ヒルズ

 

<実際に六本木ヒルズに行ってみて感じたこと>

  先週の土曜に六本木ヒルズに行ってきました。都営地下鉄大江戸線に乗って、「六本木駅」で降り、駅を出ると、そこは普通に見る東京の風景が広がっていて、駅を出たらすぐ再開発されたエリアが広がっていると思っていたので少し拍子抜けしました。土曜ということもあり、駅の周辺も大勢の人でごったがえしていました。駅から歩いて5分くらいのところに六本木ヒルズはありました。実際に行ってみると、やっぱり想像とはだいぶ違っていて、思っていたよりも狭く感じました。森タワーやレジデンスなど超高層ビルが並び、確かに縦には大きく感じましたが、歩いてみると、さほど広くは感じませんでした。六本木ヒルズの敷地そこだけが再開発され、真新しく整然と高層ビルが並んでいて、六本木ヒルズだけが周りから浮いているように感じました。ヒルズ内には、森タワー、映画館、レジデンス、テレビ朝日、庭園、美術館など様々な施設があり、いたるところに方向指示の看板や、地図、インフォメーションのブースが設置されていました。施設のつくりが複雑だったり、看板が分かりづらかったりして、行くのに苦労した場所もありました。

 六本木ヒルズの再開発のコンセプトは、「さまざまな人々が1日を通じて働き、住み、憩う、東京の新しい都市像としての“文化都心”」ということで、都心で生活しながらも、いろいろな文化をも楽しめる街を創ろうとしているように感じました。レストランもおしゃれな感じのするものが多く、ただオフィスで働く人たちがお昼で利用するだけの施設ではなく、食事しつつも楽しめる空間が創りだされていると感じました。映画館や、ショップ、レストランなど、夜遅くまで開店していて、就業後のオフィスワーカー達が楽しめる場所だと思いました。ただ居住空間という感じはしませんでした。居住空間というよりは、一種の遊び場、テーマパーク的なものに感じました。

 ヒルズ内は、オープンして間もないということもあり、相当混んでいましたが、長期的にみたとき、どこまでこの勢いが持続できるかが今後の問題であり、課題でもあると感じました。また、六本木ヒルズ内がにぎわっている一方で、ヒルズ周辺にどれだけの経済効果ももたらしているのかという疑問も残りました。

 

<疑問、問題だと思った点>

     六本木ヒルズ周辺への影響(経済的効果、交通など)

     どのくらいの人が六本木ヒルズ内に住んでいて、働いているのか。

     施設の管理