六本木ヒルズ概要 1986年 11月  六本木六丁目地区が東京から「再開発誘導地区《の指定を受け、再開発 が望ましい地区として位置付けられる 1988年  「街づくり懇談会《(5地区)設立 1990年 「街づくり協議会《設立 1990年 12月 「六本木六丁目地区再開発準備組合《設立                     懇談会、協議会、準備組合の活動の中で、街づくりのあり方を議論し、再開発実現のための検 討・準備と関係権利者の合意形成を進める 1995年     4月 「六本木六丁目第一種市街地再開発事業《都市計画決定 1998年 10月 「六本木六丁目市街地再開発組合《設立    権利変換計画の策定とさらなる合意形成を進める 1999年 10月 権利変換計画縦覧(10/29〜11/11)        12月  権利変換計画認可申請 2000年 2月  東京都知事より「権利変換計画認可《   4月  着工 6 月 吊称を「六本木ヒルズ《に決定 2003年 春   竣工(予定) 東京は、ニューヨークやロンドン、パリと肩を並べる国際都市であるにも   かかわらず、都市文化の成熟度においては、大きく遅れをとっていると言 わざるを得ません。 東京に「文化《の核をつくり、日本を代表する「文化都心《を創出するため に計画されたのが「六本木ヒルズ《です。 この計画は、現在計画されている既成市街地の再開発プロジェクトのな かでは、国内最大規模。施行区域約11ヘクタール、総延床面積約 724,000m2というスケールを誇ります。ここにオフィス、住宅、ホテル、商 業施設、文化施設などの機能を融合させ、また、既存の池・緑の保全を はじめ、公園・広場などを整理し計画敷地面積の過半をオープンスペー スとすることで、緑豊かで潤いのある文化都心を実現します。 「21世紀は都市の時代《といわれ、都市はより競争力のある魅力ある場となるべく変化を求められていま す。都市間競争が増す現在、世界の都市は新しい時代に対応すべく、それぞれのシナリオの中で変化 しようとしています。 “文化都心”六本木ヒルズのグランドオープンを記念して開 催される本展覧会では、21世紀の都市づくりをテーマに、今 日のロンドン・パリ・フランクフルト・ベルリン・シカゴ・ニューヨ ーク・上海そして東京の8都市について、都市模型や写真・ 映像などを通じて展示します。 「世界都市《といわれる活力を持った都市が、いかにコンパ クトで高層化を目指した都市づくりを標榜しているか、ヨーロ ッパ・アメリカ・アジアと、それぞれの地域における歴史的背 景や都市構造の異なる都市の事例を元に紹介します。同時 に、「超高層によるコンパクトな都市づくり《をひとつの解と する東京の都市変化を世界のスケールの中で捉えなおし、 東京が今後進むべき方向性を検証します。