行政学演習Aレジュメ

平成15年5月26日

国際学部国際社会学科 松岡真希 010146

 

「環境と交通システム」〜まちづくりと交通

■交通財源について(1)

様々なコストを以下に回収するか

◆利用者負担

:利用者から運賃を徴収して、その収入によってコストを回収する

◆公共負担

:国または地方自治体に一般会計予算による補助金によってコストを回収する

◆間接受益者負担

:施設設備によって、利用以外の便益を受けるものによる負担によってコストを回収する

 例)中心市街地の事業者

 

◇交通税

フランス・・・事業所交通税(Versement de Transport)(地方税)

人口2万人以上のPTU(都市交通区域)内における10人以上を雇用する全ての個人・法人が納税の義務を負う

財源の25%をまかなう

ドイツ・・・石油税、鉱油税、燃料税

     道路建設と公共交通に使われる(割合は州によって決められる)

    1967年・・・3ペニヒ/L

    1986年・・・5.4ペニヒ/L

    2003年・・・臨時的に62.8億マルク

    ※1999年から環境税

    施設に限られるが、路面電車を含む鉄道とバスセンター、パーク&ライド施設、停留所、バスや電車の車両購入に使用される

アメリカ、ポートランド都市圏

建設補助にガソリン税等の道路財源を都市公共交通機関の資本補助へ適用

オレゴン州ポートランド市のLRT建設費は全て連邦・州・地方の補助で賄われている。また、運営、車両購入のために補助金も創設されている