行政学演習Aレジュメ                       2003/05/12

                                                     010130H 高橋健太

宇都宮の渋滞解消に対する新交通システム導入について

 現在、宇都宮市では、栃木県と共同で、将来のまちづくりを支える公共交通機関として「新交通システム」に注目し、その導入に向けた調査・検討を行っている。

新交通システムとは

従来型の鉄道とバスとの中間の輸送力を持つ、線路などの軌道を走行するタイプの公共交通機関。交通渋滞に影響されずに移動でき、バスよりも大きな輸送力を持つ、環境にもやさしいとされる乗り物。

新交通システムの種類

     AGT (Automated Guideway Transit)−東京都、東京臨海新交通のゆりかもめなど

     モノレール − 千葉市のタウンライナーなど

     LRT (Light Rail Transit)−日本ではまだ導入している都市はない

LRTとは

ライトレールともよばれ、新しい中量輸送システムとして欧米の多くの都市部で導入されている。地下や高架などに専用軌道を設け、定時制、高速性、輸送力を確保した地下鉄とバスの中間機能を持っている。また、従来の路面電車にかわりLRVを導入するケースもふえてきている。

 LRV(Light Rail Vehicle)とは

 LRTにつかわれる車両。低コストで建設でき、車両自体も小型で軽量化され、騒音や振動も少なく、超低床式なので環境や老人にもやさしい。

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宇都宮市の新交通システム導入計画の状況

平成12年度−「新交通システム導入基本方針」を作成

平成13.14年度−↑の方針をうけてより詳細な調査・検討をおこなう

               ↓

導入ルート・方式などについて「新交通システム導入基本計画」をまとめる

‘導入方式については、将来需要、事業費規模、乗降等の利便性、まちづくりとの調和性などの優位性からLRTを基本として、より詳細な調査・検討を進めることが適切である’

(新交通システム導入基本方針より)

新交通システムを担当しているのは

 栃木県−企画部交通対策課・土木部都市計画課

 宇都宮市−企画部地域政策室 

 

資料 宇都宮市ホームページ http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/