在日外国人に対する行政サービスの課題

                   石原 佳菜子

<先週の質問から>

大泉町は合併問題が出ているのか?→邑楽郡の三つの町、大泉町・邑楽町・千代田町で合併しようという動きがある。三町の合併協議については、大泉町の合併問題アンケートや地域説明会の経過を経て、平成14年9月6日大泉町より千代田町、邑楽町に三町合併についての研究の投げかけにより開始された。今現在では、合併期限の目標を平成17年3月31日までに合併すること、としている

西邑楽三町任意合併協議会HP http://www.nishioragappei.jp/

<相談窓口について>以前に発表した、大泉町の外国籍住民の相談窓口について。

住民課→外国人登録証明書の交付(外国人登録証明書交付期間指定書を持参した本人、または16歳以上)

国際政策課→外国人の生活相談業務(ポルトガル語)

学校教育課→外国籍児童および生徒の転校相談(転校手続きはできない)

<在日外国人住民と一般住民の交流は?>

     日本語とポルトガル語による日本伝統音楽レクチャーコンサート

大泉町にある、大泉町文化村大ホールで行われたコンサート。日本音楽国際交流会が、日本伝統音楽を在日外国人の方々へ紹介するため開催しているレクチャーコンサート。日系ブラジル人が多く在住している大泉町で、ポルトガル語と日本語の両方で解説を行いながら進められる。内容は、在日外国人が日本の伝統音楽に親しめるよう、楽器実演などのワークショップと、二カ国語による解説を交えた箏・三味線・尺八など日本の伝統音楽のレクチャーコンサートを行うもので、出演は、各分野で一流の演奏家が出演する。出演者及び関係各機関の協力により、ブラジル人をはじめとする在日外国人と学生は無料で来場できる。(通常1000円)。

     大泉町祭り

毎年7月に行われている夏祭りで、そのなかで、在日ブラジル人の方たちが屋台を出したり、サンバカーニバルを行ったりしている。

<地域住民と外国人住民の温度差>

     交流の場を設けないと、交流がない。在日外国人の方たちが働く職場は、同じような在日外国人労働者ばかりで、地域住民とのかかわりが薄い。また、住んでいる地域も集中しているため、例えば、地域の集会などにも参加しない傾向がある。

→短期間でブラジルなどに帰ってしまう人が多い。

 在日外国人でコミュニティーを作っていて、一般住民には入り込みにくい。