20257月 中村祐司の教育日誌

 

---

 

25/07/01.Tues.

新入生セミナー

レポート報告会の前半。3回の席替えを懸念していたが杞憂に終わった。1グループ1回当たり20分の3セットもスムーズに進んだ。各自が頑張ってレポートを作成したから、互いのやり取りが活発になったはずだ。来週も同じパターンで行きたい。朗読の反応(拍手など)にも力付けられた。

 

---

 

25/07/02.Wed.

 

地域デザイン実務U

自分の担当は今回で一区切り。その意味ではゲススピーカーが有終の美を飾ってくれた。提示資料の充実、長いキャリアスパンで得た知見の紹介など、ソフトで謙虚な語り口の中とは対照的に受講生の心の中には多くにヒントと活力が浸透したに違いない。

 

---

 

25/07/03.Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

前回授業課題では、東京五輪聖火リレーについて関心を持って記載してきた受講生が多かった。教科書課題(震災後スポーツの視点)では、受講生が自分事として捉えていることが伝わってきた。部活の地域移行(展開)については次回がメインとなる。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

前回授業課題では宇都宮市と小山市を比較する形で、今後のスポーツ環境整備を考えてきた複数の発言が印象に残った。後半は政策ネットワーク論について、コラボや関係者間の連携・協働と意味が重なる点を強調した。次回はスポーツ世界における具体的事象について皆で考える予定だ。

 

---

 

25/07/07.Mon

 

行政学

朝方鬼怒川からの心地よい涼風に触れたものの、1コマ目から温度がどんどん上がる猛暑だ。レジメの分業構造の編成、形成、情報伝達経路について板書して力説。ファイル課題(サイバーテロ)と教科書コラム(みどりの大切さなど)なども含めて、対話型振り返りの機会を3回持った。最後のコラム紹介は不発か。次回はレポート提出の仕方について説明しなければ。すまっち(参院選選挙関連)についての言及も次回に。

 

地方自治論

教科書課題(震災ガバナンス)の最後。いわば枠組み論だが受講生は真剣に向き合い力付けられた。ファイル課題はLRT財政課題。その後、コラム朗読(複数の受講生の笑顔に勇気をもらう)。すまっちを紹介して終了。次回に地方自治論ノート提出の段取りを提示する。

 

コミュニティデザイン演習・博士後期課程指導

 授業で精一杯だったが、ゼミも大詰めの時期だ。1/3卒論とゼミ論の報告。後者の完成度が高くほっとする。形式面の修正のみを指示。まちづくり提案申し込みについて詰める。こちらも何とか間に合いそうだ。次回はゼミ論の研究室HP掲載作業と卒論・投稿論文指導を同時並行的に進める。月末の最後の回は博士後期院生に進行を任せるつもりだ。

 

---

 

25/07/08.Tues.

 

新入生セミナー

 レポート報告会の後半。対話型のやり取りがすっかり板についてきたようだ。その時間を使って、次回以降の学外視察(地域デザイン訪問関係)準備のための情報収集。とくに残りの新ゼミは欠席者が出ないでほしい。コラム朗読後の反応(拍手)には何よりも力付けられた。

 

---

 

25/07/10.Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

前回授業課題では部活の地域展開を取り上げた受講生が多かった。順番を変えてそのまま同テーマの資料ファイル後半へ。残り時間で今回対象の教科書課題(震災復興をめぐるインタビュ)へ。残す授業はあと2回。最後まで手を抜かないでいきたい。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

机とイスは動かさないまま、ゼミのように顔を見合わせる形にして授業を進める。前回の授業課題ではネットワーク論を理解しようとする受講生の頑張りが窺われたし、資料課題ではスポーツ世界のそれ(日常-非日常とマクロ・メゾ・ミクロとの組み合わせ)に理解を深める受講生がいたのが大きい。

 

---

 

25/07/14.Mon

 

行政学

レジメはポイントの最後(行政責任をめぐるジレンマ)。教科書課題は議会基本条例。SNS活用の内容だったので受講生には取っ付きやすかったのでは。ファイル課題は野党間連携。参院選が近い(20日)のでタイムリーだったが、班の中のやり取りに限定した。コラムはこれまででもっとも静かな読み方。下野新聞すまっちについても受講生はすんなりと取り組んでくれた。

 

地方自治論

教科書は終わったので首長選挙をめぐる原稿を提示(制度と運用の問題)。意識はしなかったが、米国の内政に従属する外政の問題についても話が及んだ。その後LRT沿線のまちづくり。コラムも提示(次回で最後)。次回期末小テストの試験時間がわからなくなってしまった(確認のしようがないかも)。

 

コミュニティデザイン演習・博士後期課程指導

 ゼミ論のHP掲載作業、次回報告会の段取り、一対一での院生指導といった具合に分散して実施。すべてが順調に進む。次回もうひと頑張りで前期の研究室活動の区切りとなる。

 

---

 

25/07/15.Tues.

 

新入生セミナー

雨の合い間に移動できた感じ。地域を学ぶ視点の1回目。9月下旬の学外視察の段取りについて途中作成のものを提示。好スタートの準備開始となった。次回、次々回は情報収集と問いの作成も盛り込みたい。

 

---

 

25/07/17.Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

レポート提出と試験対策について実質的な最終確認。復興五輪について受講生と問題意識を共有できたのが大きかった。後半はスポーツに関するアンケート調査結果の考察を行った。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

スポ社と同様にレポート提出と試験対策の確認。対話形式の授業には教員側からの気づきも多い。アンケート結果からの考察にしても自治体スポーツ計画にしても各々の目線で語れるのが大きい。

 

---

 

25/07/23.Tues.

 

新入生セミナー

 9月下旬の那珂川町・芳賀町訪問のスケジュールが班編成なども含めてほぼ確定してきた。後半は訪問時の6グループに分かれて話し合う。いずれの班も班長を話し合いで決めたのがよかった。来週の掲載ファイルが確定版となる。同時に次回で前期最終となる。

 

---

 

25/07/24.Thurs.

 

スポーツ社会学(白鴎大学)

前期授業最終回。前回授業課題、今回教科書課題(巻末の資料が対象)と進む。最後はボトムアップ型のスポーツ・コミュニティ形成について強調した。ここまで来れたことは嬉しいが、来週が試験。採点とレポート評価もあり、お盆前までは頑張り時だ。

 

スポーツ行政論(白鴎大学)

同じく前期授業最終回で来週が試験。採点とレポート評価もあるが今回でまずは一区切りに至った。受講生のスポ行ノートの作成は順調に見受けられた。スポーツ基本計画をめぐる課題を受講生と共有できた。最後は「スポーツを哲学する」について全員が一生懸命考えて終了。

 

---

 

25/07/28.Wed.

 

行政学

前期最終回。行政学ノートを提出し試験も終われば、対話やコラム紹介もあり受講生にとってはそれなりに収穫のあった授業だったと思う。ここまで来れたことにほっとしたが、まだ採点と成績付けが残っている。

 

地方自治論

同じく前期最終回。同じ記載となるがこの授業でも地方自治論ノートを提出し試験も終わり、行政でもそうだが出席がクリアしていれば問題ない。対話やコラム紹介のスタイルはこの授業でも同じ。それが仕事といわれればそれまでだが、15回やり切れたのが大きい。

 

コミュニティデザイン演習・博士後期課程指導

前期最後のゼミはみんなで情報共有したかったが、残念ながら猛暑の影響か2名欠席。それでもゼミ論と1/3卒論の報告会は進行役スライド式で順調に終える。後期開始までの課題を共有して終了。この曜日はかなりハードな連続だったが、ここ(最終回)まで来れて安堵した。

 

---

 

25/07/29.Tues.

 

新入生セミナー

 新入生セミナーも最終回。冒頭からネット接続が切れ焦るが、スマホでどうにか対応。9月下旬の2町訪問の最終確認。地域コミュニティを学ぶことの大切さを力説。コラムを朗読し終了。対面でのこの授業は初めての経験だったが、とくに授業運営実務面で学ぶことが多かった。

 

---

 

研究室トップへ